2026.03.27
富士通が3月27日、新シーズンに新しく加入する選手の取材会を開いた。
女子競歩で24年パリ五輪、23・25年と世界選手権2大会代表の柳井綾音が立命大を卒業して富士通に入社。大学時代は駅伝にも取り組みつつ、100000m競歩で学生記録(43分49秒85)を樹立し、世界大会3度代表に入った。大学4年間で「精神面で成長できて、あきらめずに取り組めれるようになりました」と振り返る。
「もう学割が使えなくなるので、学生が終わるんだなって」と笑いを誘い、「責任感を持って行動していきたいです」と気を引き締める。今後は「競歩1本で強化していく」としつつも「ラン練習も取り入れながら専門的なところをやっていきたい」と見据える。
今の課題はフォームの改善。「身体の使い方が走りに近いですし、左足が浮きやすく、その原因は右肩が落ちてしまう」と具体的に掲げている。また、スタミナ面の強化も見据え「マラソン競歩にも挑戦して、それがハーフマラソンの距離にも生きてくる」。
もともと裁縫や手芸が好きで、初任給の使い道を聞かれ「ミシンを買いたい」と決めている柳井。「自分の中ではリフレッシュになります」とオフの姿ものぞかせる。
富士通といえば競歩でも名選手が在籍してきた強豪。「先輩たちが世界で活躍してきたので、そこに並べるように、出るだけではなく世界で活躍したい」。加えて「社会貢献もしていきたいですし、もっと競歩をたくさんの人に知ってもらえるように頑張りたい」ともいう。
2月の日本選手権ハーフマラソンでは2位に敗れて涙を流したが、実業団の選手たちと合宿する機会も増え「未熟なところも感じますが、技術を磨いていけば伸びしろがあると思っています」を前を向く。5月に控える世界競歩チーム選手権、そして代表候補に挙がるアジア大会がまずは今年の目標となる。
「アジア大会では中国勢との距離を縮めて必ずメダルを取りたい。将来は世界選手権やオリンピックでメダルを獲得できるようになるのが最大目標です」
東京世界選手権では高校の先輩でもある藤井菜々子(エディオン)が女子競歩初のメダルを獲得。「うれしかったですし、自分もできるんじゃないかと思えた。チャレンジしていきたい」と目を輝かせた。
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