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2026.03.14

緒方善政氏が死去 「リレーの八女工」で多くのスプリンターを育成 インターハイ男子4×100mR5度制覇&総合V 競輪・中野浩一さんも指導
緒方善政氏が死去 「リレーの八女工」で多くのスプリンターを育成 インターハイ男子4×100mR5度制覇&総合V 競輪・中野浩一さんも指導

緒方善政さん(2016年撮影)

福岡県・八女工高で長きにわたり陸上部顧問を務め、インターハイでは男子4×100mリレーで5度の優勝に導いた緒方善政氏が3月13日に亡くなった。86歳だった。

緒方氏は1939年生まれ。日体大を卒業後、福岡県内の高校教諭となり、1965年から八女工高に赴任。しばらくはコーチとしてチームに関わり、3年目から監督となった。

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八女工高は第1回インターハイ(1948年)の男子4×400mリレーで優勝し、4×100mリレーでは6位に入るなどの強豪だったが、赴任当初は低迷期で全国で活躍する選手はほとんどいなかった。

緒方氏は「リラックスすること」、「正しいフォームで速く、大きく動くこと」を指導方針の基本に置き、次々と選手を育成。1971年インターハイの男子4×100mリレーでチーム23年ぶり入賞となる3位に導くと、翌年には同種目で日本一に輝いた。この時の優勝メンバーには、後に競輪選手として世界選手権個人10連覇を飾った中野浩一さんもいた。

1973年には4×400mリレーで3位となり、「リレーの八女工」の地位を確立。その後、4×100mリレーでは1976年、77年、82年、97年と歴代最多タイとなる5度のインターハイ優勝を経験。1982年は4×400mリレーとの2冠、そして初の総合優勝も果たした。

個人でも1981年に2年生ながら200m、400mインターハイ2冠達成の吉田伸二や、2003年パリ世界選手権200m代表の宮﨑久などを育てた。2000年に退職した後も、総監督として中高生アスリートの指導にあたっていた。

福岡県・八女工高で長きにわたり陸上部顧問を務め、インターハイでは男子4×100mリレーで5度の優勝に導いた緒方善政氏が3月13日に亡くなった。86歳だった。 緒方氏は1939年生まれ。日体大を卒業後、福岡県内の高校教諭となり、1965年から八女工高に赴任。しばらくはコーチとしてチームに関わり、3年目から監督となった。 八女工高は第1回インターハイ(1948年)の男子4×400mリレーで優勝し、4×100mリレーでは6位に入るなどの強豪だったが、赴任当初は低迷期で全国で活躍する選手はほとんどいなかった。 緒方氏は「リラックスすること」、「正しいフォームで速く、大きく動くこと」を指導方針の基本に置き、次々と選手を育成。1971年インターハイの男子4×100mリレーでチーム23年ぶり入賞となる3位に導くと、翌年には同種目で日本一に輝いた。この時の優勝メンバーには、後に競輪選手として世界選手権個人10連覇を飾った中野浩一さんもいた。 1973年には4×400mリレーで3位となり、「リレーの八女工」の地位を確立。その後、4×100mリレーでは1976年、77年、82年、97年と歴代最多タイとなる5度のインターハイ優勝を経験。1982年は4×400mリレーとの2冠、そして初の総合優勝も果たした。 個人でも1981年に2年生ながら200m、400mインターハイ2冠達成の吉田伸二や、2003年パリ世界選手権200m代表の宮﨑久などを育てた。2000年に退職した後も、総監督として中高生アスリートの指導にあたっていた。

八女工高のインターハイ男子リレー種目入賞歴

1948年 4×100mR 6位、4×400mR 優勝 1971年 4×100mR 3位 1972年 4×100mR 優勝 1973年 4×400mR 3位 1975年 4×100mR 2位 1976年 4×100mR 優勝、4×400mR 6位 1977年 4×100mR 優勝 1980年 4×100mR 4位、4×400mR 優勝 1982年 4×100mR 優勝、4×400mR 優勝 1983年 4×100mR 5位、4×400mR 2位 1984年 4×100mR 2位 1985年 4×100mR 2位、4×400mR 3位 1989年 4×400mR 4位 1995年 4×100mR 2位 1996年 4×100mR 2位 1997年 4×100mR 優勝 1998年 4×100mR 2位

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