2025.07.29

広島インターハイの5日目が行われ、女子最終種目の4×400mリレーは済美(せいび/岐阜)が学校別歴代7位の3分40秒00で初優勝を果たした。
タイムレース決勝の1組6レーンに入った済美。400m56秒24の自己記録を持つ1走・ヘネシー憩杜凛(3年)が務めた。「とにかく逃げること」を思いながら、トップで2走・市原奈那(3年)につなぐ。「今出せるベストを全力で出せたので満足です」という市原は、200m24秒56のスピードを生かして引き離した。
「後の組にどれだけプレッシャーをかけられるかが勝負だと思うので、全力を出して走りました」と、3走の酒井伶菜(2年)もリードを守り、バトンはアンカーのエース・今峰紗希(3年)へ。
4月のU18アジア選手権400m金メダリストの今峰は、個人種目で目指していた優勝こそ逃したが、目標の岐阜県高校記録(54秒37)を更新する53秒74で2位。その実力をインターハイ最後のレースでも存分に発揮し、さらに後続との差を広げて1着フィニッシュした。
その後、2組の京都橘(京都)や相洋(神奈川)、3組の添上(奈良)などが必死のレースを見せたが、済美のタイムを上回ることなく、優勝が決まった。
「目標の高校記録には届かなかったけど、このメンバーで最高の舞台で優勝できたので、まあ、悔いなく終われて良かったです」と今峰。前回のインターハイは4位だったが、その時のメンバー4人のうち、ヘネシー、市原、今峰が残った。
市原は「今年はメンバーもそろっていて、インターハイに向けて気持ちも前年よりもっと上がってたので、絶対に優勝しかないと思って頑張りました」と振り返る。2001年から始まったこの種目で岐阜勢初の頂点に立ち、4人は充実した様子を見せていた。
女子4×400mR 学校別歴代10傑をチェック!
3.37.67 東大阪大敬愛・大阪 2016. 8. 2 (戸谷温,川田,戸谷湧,佐々木) 3.37.99 浜松市立・静岡 2013. 8. 3 (大竹,松本,建部,杉浦) 3.39.15 市船橋・千葉 2022.11. 3 (篠原,宮地,志水,佐藤) 3.39.36 京都橘・京都 2023. 8. 6 (小野田,福井,河野,瀧野) 3.39.45 園田学園・兵庫 2022.11. 3 (谷口,好井,吉村,中尾) 3.39.90 相洋・神奈川 2018.10.28 (髙島菜,石川,金子,髙島咲) 3.40.00 済美・岐阜 2025. 7.29 (ヘネシー,市原,酒井,今峰) 3.40.49 中京大中京・愛知 2022.10. 1 (中澤,和佐田 ,中野,平野) 3.41.50 東京・東京 2015.10.24 (井上,福田,守田,上村) 3.41.61 京都文教・京都 2015.10.31 (藤山,出水,中島,塩見)RECOMMENDED おすすめの記事
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