7月27日、ドイツ・ベルリンで開催された世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・シルバーのISTAFベルリンの男子110mハードルで、阿部竜希(順大)が13秒23(+0.6)で優勝した。日本歴代6位、学生歴代3位の順位は変わらないものの、6月の日本インカレで出した自己記録(13秒25)を0.02秒更新する快走だった。
阿部は24日に、ドイツ・ボーフムで開催されていたワールドユニバーシティゲームスで金メダルを獲得したばかり。日本には帰国せずに欧州での連戦に臨んだ。
レースには21年東京五輪金メダリストのH.パーチメント(ジャマイカ)や昨年のアフリカ選手権優勝のL.F.メンディ(セネガル)、欧州室内選手権金のJ.シマンスキ(ポーランド)など有力選手も出場。序盤はシマンスキが先行したものの、7台目あたりから阿部とパーチメントが猛追し、フィニッシュ前でわずかに抜け出した阿部が勝利を手にした。
また、男子やり投では東京世界選手権代表に内定している﨑山雄太(愛媛競技力本部)が79m20を投げて5位。巌優作(山陽特殊製鋼)が77m45で7位に入った。
女子100mハードルでは清山ちさと(いちご)が13秒04(+0.3)で6位。男子400mハードルの豊田兼(トヨタ自動車)は49秒75で7位だった。
一方、7月26日、27日に、ポーランドのナクウォ・ナト・ノテチョンでWA混成ツアー・ゴールドのチャピエフスキ記念に女子七種競技の熱田心(岡山陸協)が出場。5624点のシーズンベストをマークして8位入賞を果たしている。
男子110mH日本歴代10傑
13.04 -0.9 泉谷駿介(住友電工) 2023. 6. 4 13.04 -0.9 村竹ラシッド(順大4) 2023. 9.16 13.10 0.6 高山峻野(ゼンリン) 2022. 8. 6 13.16 1.7 金井大旺(ミズノ) 2021. 4.29 13.20 0.9 野本周成(愛媛陸協) 2023. 7.29 13.23 0.6 阿部竜希(順大4) 2025. 7.28 13.29 1.1 豊田兼(慶大3) 2023. 8. 4 13.29 0.1 阿部竜希(順大3) 2024.10.15 13.33 0.9 横地大雅(Team SSP) 2023. 7.29 13.36 0.3 石川周平(富士通) 2023. 5.21RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.07.28
コペッキーが十種8254点でV!熱戦の七種はスウェク・シュベール地元優勝/WA混成ツアー
2025.07.24
100mH中島ひとみ日本歴代2位の12秒71!!東京世界陸上標準突破で初代表ほぼ確実に
-
2025.07.26
-
2025.07.26
-
2025.07.24
-
2025.07.05
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.28
久保凛、輝いた17歳の夏 高校最後の大舞台「すごく寂しい」800m史上初の3連覇達成/広島IH
◇全国高校総体(インターハイ、7月25日~29日/広島・ホットスタッフフィールド広島)4日目 広島インターハイの4日目が行われ、女子800mは久保凛(東大阪大敬愛3)が2分02秒34でこの種目初の3連覇を達成した。 世界 […]
2025.07.28
コペッキーが十種8254点でV!熱戦の七種はスウェク・シュベール地元優勝/WA混成ツアー
7月26日、27日に、ポーランドのナクウォ・ナト・ノテチョンで世界陸連(WA)混成ツアー・ゴールドのチャピエフスキ記念が開催され、男子十種競技ではO.コペッキー(チェコ)が8254点(11秒14、7m36、14m35、1 […]
2025.07.28
久保凛が800m史上初の3連覇達成!高校最後の夏にさらなる偉業、序盤から独走レースで2分02秒34/広島IH
◇全国高校総体(インターハイ、7月25日~29日/広島・ホットスタッフフィールド広島)4日目 広島インターハイの4日目が行われ、女子800mは久保凛(東大阪大敬愛3)が2分02秒34でこの種目初の3連覇を達成した。 タイ […]
2025.07.28
洛南が3年ぶり王座奪還!先輩の記録塗り替える39秒49の大会新「僕らにとって最高の舞台」で見せた圧巻のバトンパス/広島IH
◇全国高校総体(インターハイ、7月25日~29日/広島・ホットスタッフフィールド広島)3日目 広島インターハイの3日目が行われ、男子4×100mリレーは洛南(京都)が39秒49の大会新記録で3年ぶり5度目の優勝を飾った。 […]
2025.07.28
110mH阿部竜希が13秒23!自己新で東京五輪王者抑えV やり投・﨑山雄太は5位/WAコンチネンタルツアー
7月27日、ドイツ・ベルリンで開催された世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・シルバーのISTAFベルリンの男子110mハードルで、阿部竜希(順大)が13秒23(+0.6)で優勝した。日本歴代6位、学生歴代3位の順位は変 […]
Latest Issue
最新号

2025年8月号 (7月14日発売)
詳報!日本選手権
IH地区大会