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2025.07.26

松本真奈100m11秒42 参考記録ながら高校記録上回り悲願のV「地元で優勝できて何よりもうれしい」/広島IH
松本真奈100m11秒42 参考記録ながら高校記録上回り悲願のV「地元で優勝できて何よりもうれしい」/広島IH

女子100mを制した松本真奈

◇全国高校総体(インターハイ、7月25日~29日/広島・ホットスタッフフィールド広島)2日目

広島インターハイの2日目が行われ、女子100m決勝(3組タイムレース)は、2組の松本真奈(広島皆実3)が追い風参考ながら11秒42(+3.0)をマークして総合1位となった。

1組で昨年のU18大会覇者・田中里歩(伊奈総合3埼玉)が11秒47(+3.1)を出した後のレース。「前半は並ばれる展開でしたが、後半うまくビューっと行けました」と、参考記録ながら、自己ベスト(11秒52/高校歴代5位タイ)だけでなく、高校記録(11秒43)を0.01秒上回るタイムで駆け抜けた。

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「走り終わった時にまさか、11秒42が出ると思っていませんでした」と驚きつつ、「1組目には勝てたので、ひと安心」と思ったという。ただ、もう1組残っており「3組目もあったのでずっと祈っていました」。

3組の1着だった前田さくら(鳥取敬愛3)が11秒47(+2.1)にとどまり、松本の優勝が決定。「地元で本当に優勝することができて、何よりもうれしいです」と笑顔を見せた。

暑熱対策により、22日に競技日程が大幅変更が発表され、日中は競技が行われず、予選、準決勝、決勝が予定されていた100mは予選と決勝の2レースになった。

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「もう何も考えずに楽しもうって思っていましたし、うまく走れば結果はついてくると信じていました」と松本。競技時間が空いてしまい、「長過ぎてもう“仏像”になりそうなくらい暇でした」と周囲を笑わせた。その空いた時間に散歩を入れたり、「チームメイトと話して、リラックスできたのが良かったです」と振り返る。

日本選手権決勝では、田中、前田とともに決勝に進み、松本が5位、前田が6位、田中が8位だった。インターハイの再戦を「楽しみにしていた」そうだが、結局、「その2人とも一緒に走れず、トップの選手と走ってない。何とも言えないんですけど、まあ、一旦まあ勝ったのかな」と心の内を明かした。

秋にもU20日本選手権や国民スポーツ大会といった全国大会が行われる。「1位とタイムを狙って試合に臨みたい」と意気込んでいた。

◇全国高校総体(インターハイ、7月25日~29日/広島・ホットスタッフフィールド広島)2日目 広島インターハイの2日目が行われ、女子100m決勝(3組タイムレース)は、2組の松本真奈(広島皆実3)が追い風参考ながら11秒42(+3.0)をマークして総合1位となった。 1組で昨年のU18大会覇者・田中里歩(伊奈総合3埼玉)が11秒47(+3.1)を出した後のレース。「前半は並ばれる展開でしたが、後半うまくビューっと行けました」と、参考記録ながら、自己ベスト(11秒52/高校歴代5位タイ)だけでなく、高校記録(11秒43)を0.01秒上回るタイムで駆け抜けた。 「走り終わった時にまさか、11秒42が出ると思っていませんでした」と驚きつつ、「1組目には勝てたので、ひと安心」と思ったという。ただ、もう1組残っており「3組目もあったのでずっと祈っていました」。 3組の1着だった前田さくら(鳥取敬愛3)が11秒47(+2.1)にとどまり、松本の優勝が決定。「地元で本当に優勝することができて、何よりもうれしいです」と笑顔を見せた。 暑熱対策により、22日に競技日程が大幅変更が発表され、日中は競技が行われず、予選、準決勝、決勝が予定されていた100mは予選と決勝の2レースになった。 「もう何も考えずに楽しもうって思っていましたし、うまく走れば結果はついてくると信じていました」と松本。競技時間が空いてしまい、「長過ぎてもう“仏像”になりそうなくらい暇でした」と周囲を笑わせた。その空いた時間に散歩を入れたり、「チームメイトと話して、リラックスできたのが良かったです」と振り返る。 日本選手権決勝では、田中、前田とともに決勝に進み、松本が5位、前田が6位、田中が8位だった。インターハイの再戦を「楽しみにしていた」そうだが、結局、「その2人とも一緒に走れず、トップの選手と走ってない。何とも言えないんですけど、まあ、一旦まあ勝ったのかな」と心の内を明かした。 秋にもU20日本選手権や国民スポーツ大会といった全国大会が行われる。「1位とタイムを狙って試合に臨みたい」と意気込んでいた。

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