HOME 国内、日本代表

2025.05.30

男子円盤投・湯上剛輝が60m38で銀! 日本勢34年ぶりメダルに「集中した投げができた」/アジア選手権
男子円盤投・湯上剛輝が60m38で銀! 日本勢34年ぶりメダルに「集中した投げができた」/アジア選手権

25年アジア選手権円盤投で銀メダルを獲得した湯上剛輝

◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)4日目

2年に一度開かれるアジア選手権が行われ、男子円盤投では湯上剛輝(トヨタ自動車)が60m38を投げて銀メダルに輝いた。また、堤雄司(ALSOK群馬)は56m84で7位だった。

今季は4月に米国の競技会で64m48の日本記録を樹立して絶好調の湯上は、1投目に59m08を放ち2位につけると、2投目に最長投てきを披露。「自分に集中した投げができたのが良かった」と、シリーズの前半から60mの大台に乗せた。

広告の下にコンテンツが続きます

さらなる記録更新を目指したが、「まだ、練習でできている投げの感覚ではなくて、自分から引っ張ってしまって、円盤が傾いてしまっていた」と反省。それでも、「今年は勝負よりその日の最高の投げをしようと思えている」と手応えをつかむ。この種目で日本勢のメダル獲得は1991年の山崎祐司の銅メダル以来、銀メダルは1981年の北道雄以来という快挙を成し遂げ、誇らしげに日の丸を掲げた。

今大会の結果で、9月の東京世界選手権出場に必要なポイントを稼ぎ、ランキングでの出場資格圏内に浮上する見込み。それでも、まだ安全圏とまでは言えず、「今年は、競技人生のなかで一番大きなポイントになる。日本選手権では堤さんに負けているので、自分が一番だと証明したい」と、7月の大一番を見据える。

優勝は63m47を投げた阿卜杜艾尼・図爾貢(中国)で、前回大会に続く連覇を達成した。

◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)4日目 2年に一度開かれるアジア選手権が行われ、男子円盤投では湯上剛輝(トヨタ自動車)が60m38を投げて銀メダルに輝いた。また、堤雄司(ALSOK群馬)は56m84で7位だった。 今季は4月に米国の競技会で64m48の日本記録を樹立して絶好調の湯上は、1投目に59m08を放ち2位につけると、2投目に最長投てきを披露。「自分に集中した投げができたのが良かった」と、シリーズの前半から60mの大台に乗せた。 さらなる記録更新を目指したが、「まだ、練習でできている投げの感覚ではなくて、自分から引っ張ってしまって、円盤が傾いてしまっていた」と反省。それでも、「今年は勝負よりその日の最高の投げをしようと思えている」と手応えをつかむ。この種目で日本勢のメダル獲得は1991年の山崎祐司の銅メダル以来、銀メダルは1981年の北道雄以来という快挙を成し遂げ、誇らしげに日の丸を掲げた。 今大会の結果で、9月の東京世界選手権出場に必要なポイントを稼ぎ、ランキングでの出場資格圏内に浮上する見込み。それでも、まだ安全圏とまでは言えず、「今年は、競技人生のなかで一番大きなポイントになる。日本選手権では堤さんに負けているので、自分が一番だと証明したい」と、7月の大一番を見据える。 優勝は63m47を投げた阿卜杜艾尼・図爾貢(中国)で、前回大会に続く連覇を達成した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.17

日本陸連が育成年代の競技会ガイドラインを策定 来年の滋賀インターハイについて18時開始案など対応継続

日本陸連は12月17日に第106回理事会を開き、「育成年代における競技会ガイドライン」を策定したことを発表した。 このガイドラインは日本陸連がかねてから示している「競技者育成指針」に基づいたもので、「育成年代における競技 […]

NEWS 世界リレー日本代表要項を発表!北京世界選手権のメダル、出場目指して 世界競歩チーム選手権、世界ロードラニング選手権も

2025.12.17

世界リレー日本代表要項を発表!北京世界選手権のメダル、出場目指して 世界競歩チーム選手権、世界ロードラニング選手権も

日本陸連は12月17日、ボツワナ・ハボローネで26年5月2日~3日に開催される世界リレーの日本代表選考要項を発表した。 2027年北京世界選手権の出場権獲得、および世界選手権でのメダル獲得のため、戦略的に選手団をは編成す […]

NEWS U20世界選手権の日本代表選考要項を発表!U20世界8位以内など記録重視の選考に

2025.12.17

U20世界選手権の日本代表選考要項を発表!U20世界8位以内など記録重視の選考に

日本陸連は12月17日、米国・オレゴンで8月5日~9日に開催されるU20世界選手権の日本代表選考要項を発表した。 世界で活躍できるU20カテゴリートップレベルの競技者を派遣し、金メダル獲得を目指す選手団を編成する方針。参 […]

NEWS 26年日本選手権の参加資格発表 参加標準と申込資格記録の2つを採用 アジア大会選考

2025.12.17

26年日本選手権の参加資格発表 参加標準と申込資格記録の2つを採用 アジア大会選考

日本陸連は12月17日、第106回理事会を開き、来年の第110回日本選手権の参加資格について発表した。 今回は「参加標準記録」と「申込資格」の2つの参加資格を設定し、参加標準記録は高く定められている。ターゲットナンバー( […]

NEWS 今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【後編】 〝ぬけぬけ病〟に苦しんだ実業団生活、来年度からはチームのコーチに就任

2025.12.17

今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【後編】 〝ぬけぬけ病〟に苦しんだ実業団生活、来年度からはチームのコーチに就任

全国高校駅伝や箱根駅伝でヒーローになった村澤明伸(SGホールディングス、34歳)が今年度限りでの「引退」を表明した。実業団では故障に苦しみながら、マラソンにも挑戦。北海道マラソンで優勝して、MGCにも出場した。来年度から […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top