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2025.05.08

男子2部10000m青学大の安島莉玖と黒田然が日本人ワン・ツー! 同学年で4、5位占める/関東IC
男子2部10000m青学大の安島莉玖と黒田然が日本人ワン・ツー! 同学年で4、5位占める/関東IC

関東インカレ2部10000m5位の黒田然と日本人トップの4位だった安島莉玖

◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)1日目

学校対抗の第104回関東インカレの1日目が行われ、男子2部10000mはスティーブン・ムチーニ(創価大)が28分14秒30が優勝した。ネルソン・マンデランビティ(桜美林大)が2位、3位にデイビッド・シュンゲヤネイヤイ(麗澤大)が続き、青学大の安島莉玖が28分19秒81で4位、黒田然が28分24秒38で5位と日本人ワン・ツーを占めた。

フィニッシュ後、日本人ワン・ツーを占め、肩を並べて写真に収まった安島の目から涙があふれた。「昨年度はお世話になった方に弱音ばかりを吐いて、本当にすごく弱かったです。それがやっと花開いて、こみ上げてきた思いがありました」と吐露した。

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レースは序盤からムチーニら留学生が牽引し、黒田が集団前方、安島はやや後方でレースを進める。5000mを14分10秒で通過し、少しずつ集団の人数が絞られていく。「最短距離を走りたいと思っていたので、後方にいました」と安島は冷静だった。

黒田が終盤でやや遅れ始めたが、最後まで留学生に食い下がったのは安島。残り1周のスパートでは離されたものの、目標の28分35秒を大幅に更新した。「(原晋)監督が与えてくれたメニューを信じてやってきて良かったです」と充実感に浸っていた。

一方の黒田は「最大限の走りはできたと思いますが、優勝争いをしたかったので少し悔しさは残ります」。ただ、「8000mまでは先頭集団につけたので、残りの2000mを伸びしろと捉えたいです」と前を向く。

ともに入学時の5000m持ち記録の平均タイムは歴代最速で、史上最強の世代とも称された。だが、昨年度はチームが箱根駅伝2連覇を果たしたが、学年から小河原陽琉が10区を走っただけだった。

この日の同学年による日本人ワン・ツーに、安島が「良かったですが、もう少し然を引き離したかったです」と言えば、「正直、安島に負けたのはめちゃくちゃ悔しいです」と黒田。チーム内争いも激しく、今年の青学大も強さを増していきそうだ。

◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)1日目 学校対抗の第104回関東インカレの1日目が行われ、男子2部10000mはスティーブン・ムチーニ(創価大)が28分14秒30が優勝した。ネルソン・マンデランビティ(桜美林大)が2位、3位にデイビッド・シュンゲヤネイヤイ(麗澤大)が続き、青学大の安島莉玖が28分19秒81で4位、黒田然が28分24秒38で5位と日本人ワン・ツーを占めた。 フィニッシュ後、日本人ワン・ツーを占め、肩を並べて写真に収まった安島の目から涙があふれた。「昨年度はお世話になった方に弱音ばかりを吐いて、本当にすごく弱かったです。それがやっと花開いて、こみ上げてきた思いがありました」と吐露した。 レースは序盤からムチーニら留学生が牽引し、黒田が集団前方、安島はやや後方でレースを進める。5000mを14分10秒で通過し、少しずつ集団の人数が絞られていく。「最短距離を走りたいと思っていたので、後方にいました」と安島は冷静だった。 黒田が終盤でやや遅れ始めたが、最後まで留学生に食い下がったのは安島。残り1周のスパートでは離されたものの、目標の28分35秒を大幅に更新した。「(原晋)監督が与えてくれたメニューを信じてやってきて良かったです」と充実感に浸っていた。 一方の黒田は「最大限の走りはできたと思いますが、優勝争いをしたかったので少し悔しさは残ります」。ただ、「8000mまでは先頭集団につけたので、残りの2000mを伸びしろと捉えたいです」と前を向く。 ともに入学時の5000m持ち記録の平均タイムは歴代最速で、史上最強の世代とも称された。だが、昨年度はチームが箱根駅伝2連覇を果たしたが、学年から小河原陽琉が10区を走っただけだった。 この日の同学年による日本人ワン・ツーに、安島が「良かったですが、もう少し然を引き離したかったです」と言えば、「正直、安島に負けたのはめちゃくちゃ悔しいです」と黒田。チーム内争いも激しく、今年の青学大も強さを増していきそうだ。

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