HOME 国内、日本代表

2025.03.23

泉谷駿介が走幅跳で4位入賞! 日本歴代6位の8m21で快挙達成!/世界室内
泉谷駿介が走幅跳で4位入賞! 日本歴代6位の8m21で快挙達成!/世界室内

24年全日本実業団走幅跳で8m14を跳んで優勝した泉谷駿介

◇南京世界室内選手権(3月21~23日/中国・南京)3日目

世界室内選手権の最終日が行われ、男子走幅跳の泉谷駿介(住友電工)が日本歴代6位の8m21で4位入賞の快挙を成し遂げた。

男子110mハードル日本記録(13秒04)保持者で、23年ブダペスト世界選手権5位の実績を持つ泉谷。高校時代は八種競技でインターハイを制し、昨年の全日本実業団選手権では走幅跳で8m14(当時日本歴代10位)を跳ぶなど非凡な才能を見せてきたが、世界の舞台でその実力を証明した。

広告の下にコンテンツが続きます

1回目こそ7m59にとどまったが、2回目に8m21のビッグジャンプで4位に浮上。その後は3回目をパス、4回目に7m72を跳び、5回目以降は棄権となったが、順位をしっかりとキープ。東京、パリ五輪金メダリストのミルティアディス・テントグルー(ギリシャ)ら世界の強豪を抑え、この種目では85年パリ大会8位入賞の臼井淳一以来、40年ぶりの日本人入賞を飾った。

優勝はパリ五輪3位のマッティア・フルラーニ(イタリア)で8m30。パリ銀メダルのウェイン・ピノックが8m29で2位となり、リアム・アドコック(豪州)が8m28で銅メダルを獲得している。

泉谷は大会前の会見で「自分の可能性を最大限発揮するために、純粋に挑戦したい気持ちが大きかった」と110mハードルと走幅跳の2種目挑戦への意気込みを語っており、東京世界選手権では「2種目メダルを目標にしています」と公言。今大会に向けても「2種目に耐えられるような身体作りをするため、ケガをしないギリギリのラインで練習量も増やしました」と話していた。

「8m27の世界選手権の参加標準記録を突破して3番以内に入りたい」という大会前に掲げた目標には、記録、順位ともわずかに届かなかったが、9月の世界選手権に向けて価値ある大会となった。

◇南京世界室内選手権(3月21~23日/中国・南京)3日目 世界室内選手権の最終日が行われ、男子走幅跳の泉谷駿介(住友電工)が日本歴代6位の8m21で4位入賞の快挙を成し遂げた。 男子110mハードル日本記録(13秒04)保持者で、23年ブダペスト世界選手権5位の実績を持つ泉谷。高校時代は八種競技でインターハイを制し、昨年の全日本実業団選手権では走幅跳で8m14(当時日本歴代10位)を跳ぶなど非凡な才能を見せてきたが、世界の舞台でその実力を証明した。 1回目こそ7m59にとどまったが、2回目に8m21のビッグジャンプで4位に浮上。その後は3回目をパス、4回目に7m72を跳び、5回目以降は棄権となったが、順位をしっかりとキープ。東京、パリ五輪金メダリストのミルティアディス・テントグルー(ギリシャ)ら世界の強豪を抑え、この種目では85年パリ大会8位入賞の臼井淳一以来、40年ぶりの日本人入賞を飾った。 優勝はパリ五輪3位のマッティア・フルラーニ(イタリア)で8m30。パリ銀メダルのウェイン・ピノックが8m29で2位となり、リアム・アドコック(豪州)が8m28で銅メダルを獲得している。 泉谷は大会前の会見で「自分の可能性を最大限発揮するために、純粋に挑戦したい気持ちが大きかった」と110mハードルと走幅跳の2種目挑戦への意気込みを語っており、東京世界選手権では「2種目メダルを目標にしています」と公言。今大会に向けても「2種目に耐えられるような身体作りをするため、ケガをしないギリギリのラインで練習量も増やしました」と話していた。 「8m27の世界選手権の参加標準記録を突破して3番以内に入りたい」という大会前に掲げた目標には、記録、順位ともわずかに届かなかったが、9月の世界選手権に向けて価値ある大会となった。

男子走幅跳日本歴代10傑

8.40 1.5 城山正太郎(ゼンリン)  2019. 8.17 8.36 0.6 橋岡優輝(富士通)    2021. 6.27 8.26 1.0 吉田弘道(神崎郡陸協)  2023. 5.21 8.25 1.6 森長正樹(日大3)     1992. 5. 5 8.23 0.6 津波響樹(東洋大4)    2019. 8.17 8.21i   泉谷駿介(住友電工)   2025. 3.23 8.20 1.8 寺野伸一(サンクラブ)  2004. 6. 6 8.18 1.3 菅井洋平(ミズノ)    2015. 4.18 8.17 0.9 山川夏輝(佐賀県スポ協) 2022. 6.19 8.15 2.0 田川茂(ミズノ)     1999. 6.12

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.30

中越が県高校最高の2時間5分38秒!オール区間賞で2連覇 女子は新潟明訓が首位譲らず3年連続V/新潟県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた新潟県高校駅伝が10月30日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムを発着とする駅伝周回コースで行われ、男子(7区間42.195km)は、中越が県高校最高記録の2時間5分38秒で2年連続19回目 […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第62回「伝統の火を灯し続ける~ある記念品と箱根駅伝予選会~」

2025.10.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第62回「伝統の火を灯し続ける~ある記念品と箱根駅伝予選会~」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第62回「伝統の火を灯し続ける~ある記念品と箱根駅伝予選会~」 1959年~62年まで4年間の […]

NEWS 日本陸連、暑熱下の大会「危険な状況回避して」来年の全中、インターハイは予定変更できず

2025.10.30

日本陸連、暑熱下の大会「危険な状況回避して」来年の全中、インターハイは予定変更できず

日本陸連は10月30日にメディア向けの説明会を開き、暑熱下での競技会運営について、田﨑博道専務理事と強化部・磯貝美奈子部長が登壇して報告した。 日本陸連は7、8月の主催大会において「WBGT(暑さ指数)が31度以上となる […]

NEWS 日本陸連が東京世界陸上を有森裕子会長、田﨑博道専務理事を総括「今回の経験を生かして、つなげていきたい」

2025.10.30

日本陸連が東京世界陸上を有森裕子会長、田﨑博道専務理事を総括「今回の経験を生かして、つなげていきたい」

日本陸連は10月30日、9月に行われた東京世界選手権の総括会見を開き、有森裕子会長、田﨑博道専務理事が登壇した。 日本陸連創設100年の節目に迎えたビッグイベントに対し、「その成功が今後の陸上界の成長、発展につながる」( […]

NEWS 山崎一彦強化委員長が東京世界陸上を総括「今までにない活躍」「底上げができた」選手、指導者の海外経験を推進していく構え

2025.10.30

山崎一彦強化委員長が東京世界陸上を総括「今までにない活躍」「底上げができた」選手、指導者の海外経験を推進していく構え

日本陸連は10月30日、9月に行われた東京世界選手権の総括会見を開き、強化委員会の山崎一彦・強化委員長が登壇した。 34年ぶりに東京開催となった世界選手権で日本代表は銅メダル2を含め、入賞11を数えた。入賞順位からポイン […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top