HOME 国内、五輪

2023.09.20

パリ五輪の代表選考基準発表!田中希実、廣中璃梨佳は11月以降、その他ブダペスト世界陸上入賞者は来年の標準突破で即時内定
パリ五輪の代表選考基準発表!田中希実、廣中璃梨佳は11月以降、その他ブダペスト世界陸上入賞者は来年の標準突破で即時内定

23年世界選手権で入賞を果たしている田中希実と泉谷駿介

日本陸連は20日に理事会を開き、来年開催されるパリ五輪(8月1日~10日)のトラック&フィールド種目の代表選考要項が承認されたことを受けて、あわせて公表した。

陸連は五輪を来年の最重要競技会として位置づけ、「メダル獲得および入賞を目指す競技者を1人でも多く派遣できるよう選手団を編成する」という方針の下に要項を定めた。

広告の下にコンテンツが続きます

内定条件は3つのケースあり、1つはブダペスト世界選手権3位以内の日本人最上位選手で、参加資格有効期間内に、ワールドランキング対象競技会において参加標準記録を満たした選手となり、ブダペスト世界選手権女子やり投で優勝した北口榛花(JAL)がすでに代表に内定している。

さらに、世界選手権の日本人最上位入賞者は24年1月1日から(5000m、10000mは23年11月1日から)、24年6月30日までに参加標準すれば即時内定となる。この条件に該当する選手は男子100mのサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、同110mハードルの泉谷駿介(住友電工)、同3000m障害の三浦龍司(順大)、同走高跳の赤松諒一(アワーズ)、女子5000mの田中希実(New Balance)、同10000mの廣中璃梨佳(日本郵政グループ)の6名。

また、来年の日本選手権で優勝し、参加標準記録を突破した選手も代表に内定する。なお、10000mについては今年12月の第107回日本選手権と来年春の第108回日本選手権の2大会が対象となっている。

その他の選手選考は参加標準記録の突破、またはワールドランキングで各種目の出場枠目安となるターゲットナンバー内に入った選手が、日本選手権の成績を重視して選考されることになり、今年のブダペスト世界選手権の選考基準をほぼ踏襲したかたちとなった。

広告の下にコンテンツが続きます

ただし、資格有効期限終了後に世界陸連(WA)から実施される追加招集については新たな制限を設けるとしている。

五輪は陸上の世界選手権とは異なり、派遣団体であるJOCにより派遣選手が決められることから、派遣人数枠に制限がある場合、参加資格を獲得した選手であっても代表に選ばれない可能性があることも明記された。

山崎一彦強化委員長は「東京五輪までは参加選手を1人でも多くという方針だったが、が、そこから脱却してパリ五輪ではメダルや入賞が期待できる選手を1人でも多くという方向に変更した」と、選考方針を一歩進んだものにしたと説明した。

日本陸連は20日に理事会を開き、来年開催されるパリ五輪(8月1日~10日)のトラック&フィールド種目の代表選考要項が承認されたことを受けて、あわせて公表した。 陸連は五輪を来年の最重要競技会として位置づけ、「メダル獲得および入賞を目指す競技者を1人でも多く派遣できるよう選手団を編成する」という方針の下に要項を定めた。 内定条件は3つのケースあり、1つはブダペスト世界選手権3位以内の日本人最上位選手で、参加資格有効期間内に、ワールドランキング対象競技会において参加標準記録を満たした選手となり、ブダペスト世界選手権女子やり投で優勝した北口榛花(JAL)がすでに代表に内定している。 さらに、世界選手権の日本人最上位入賞者は24年1月1日から(5000m、10000mは23年11月1日から)、24年6月30日までに参加標準すれば即時内定となる。この条件に該当する選手は男子100mのサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、同110mハードルの泉谷駿介(住友電工)、同3000m障害の三浦龍司(順大)、同走高跳の赤松諒一(アワーズ)、女子5000mの田中希実(New Balance)、同10000mの廣中璃梨佳(日本郵政グループ)の6名。 また、来年の日本選手権で優勝し、参加標準記録を突破した選手も代表に内定する。なお、10000mについては今年12月の第107回日本選手権と来年春の第108回日本選手権の2大会が対象となっている。 その他の選手選考は参加標準記録の突破、またはワールドランキングで各種目の出場枠目安となるターゲットナンバー内に入った選手が、日本選手権の成績を重視して選考されることになり、今年のブダペスト世界選手権の選考基準をほぼ踏襲したかたちとなった。 ただし、資格有効期限終了後に世界陸連(WA)から実施される追加招集については新たな制限を設けるとしている。 五輪は陸上の世界選手権とは異なり、派遣団体であるJOCにより派遣選手が決められることから、派遣人数枠に制限がある場合、参加資格を獲得した選手であっても代表に選ばれない可能性があることも明記された。 山崎一彦強化委員長は「東京五輪までは参加選手を1人でも多くという方針だったが、が、そこから脱却してパリ五輪ではメダルや入賞が期待できる選手を1人でも多くという方向に変更した」と、選考方針を一歩進んだものにしたと説明した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.05.20

【プレゼント】クレーマージャパンの 「2024全面昇華サマーウェア」半袖Tシャツ/2024年6月号

クレーマージャパンは、これから迎える本格的な夏シーズンに向けて「2024全面昇華サマーウェア」の半袖Tシャツおよびボタンダウンポロシャツの受注生産をオンラインショップでスタートした。 このウェアは、ランニングシャツなどに […]

NEWS 谷口海斗5m11で25年ぶり県高校記録更新 中村光希41年ぶり大会新 成田沙穂がやり投50m21 豊橋南リレー2種目V/IH愛知県大会

2024.05.20

谷口海斗5m11で25年ぶり県高校記録更新 中村光希41年ぶり大会新 成田沙穂がやり投50m21 豊橋南リレー2種目V/IH愛知県大会

福岡インターハイに向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。 愛知県大会は5月17日~19日の3日間、岡崎市龍北総合運動場(マルヤス岡崎龍北スタジアム)で行われた。 広告の下にコン […]

NEWS ロス瑚花アディアが短距離3冠 近藤いおん都高校新の6m22 仮屋愛優100mH&七種で大会新 明大中野が男子リレー2冠/IH東京都大会

2024.05.20

ロス瑚花アディアが短距離3冠 近藤いおん都高校新の6m22 仮屋愛優100mH&七種で大会新 明大中野が男子リレー2冠/IH東京都大会

福岡インターハイ(7月28日~8月1日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。 東京都大会は5月5日、11~12日、18~19日の5日間、駒沢陸上競技場(5日はハンマー投のみ […]

NEWS 東京五輪女子3000m障害銀メダリスト・フレリックスが膝前十字靭帯で今季絶望

2024.05.20

東京五輪女子3000m障害銀メダリスト・フレリックスが膝前十字靭帯で今季絶望

女子3000m障害東京五輪銀メダルのC.フレリックス(米国)が前十字靭帯と半月板の手術を受けたことを自身のSNSで報告した。 インスタグラムに手術後の自身の写真とともに文章を投稿し、水濠練習の際に膝前十字靭帯の完全断裂と […]

NEWS 川﨑光介110mH県高校新の14秒36で3連覇 U16大会覇者・柴田弥聖が200m24秒19 つくば秀英4継40秒26/IH茨城県大会

2024.05.20

川﨑光介110mH県高校新の14秒36で3連覇 U16大会覇者・柴田弥聖が200m24秒19 つくば秀英4継40秒26/IH茨城県大会

福岡インターハイに向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。 茨城県大会は5月15日~18日の4日間、笠松運動公園陸上競技場(水戸信用金庫スタジアム)で行われた。 広告の下にコンテ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年6月号 (5月14日発売)

2024年6月号 (5月14日発売)

別冊付録学生駅伝ガイド

page top