2020.08.28
【シューズレポ】サブスリー編集者が語る!!
ホカ オネオネ「CLIFTON(クリフトン)7」
HOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)を代表するシリーズの最新作「CLIFTON(クリフトン)7」(税別16,000円)が8月初旬に発売された。「マシュマロのようなクッション」と表現されるホカ オネオネのシューズの中で、クリフトン7はどんな特徴があるのだろうか。
定番のシリーズがアップデート
分厚いミッドソールによるクッション性と、想像以上の軽さ。HOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)の「CLIFTON(クリフトン)」シリーズは、これまで多くのランナーから評価されてきた同ブランドの定番シューズだ。
8月初旬に発売された「CLIFTON(クリフトン)7」も、従来の路線を受け継ぎながら細かいところが改良されている。まず、アッパーの素材はオープンエンジニアードサンドイッチメッシュになり、通気性が向上。踵には着脱に便利なプルタブがつき、履き口の中にはフィット性を高めるためのアンクルパットも追加された。
8月初旬に発売されたHOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)の「CLIFTON(クリフトン)7」
重さは27.0cmで247gと、前作よりも8g軽量化。他社も含めるとジョギング用モデル全体で見れば平均よりやや軽い程度だが、ミッドソールのボリュームは段違いだ。シューズを手に持ってみても、見た目からは想像できないような軽さがある。
着地衝撃を和らげるクッション性
ゆっくり走るには最適
足を入れてみると、まずアッパーのフィット感の良さが印象的だ。足の甲をしっかりホールドし、走行時の横ブレなどもなく安定している。普段25.0~25.5cmのシューズを履く筆者は25.0cmをチョイス。指先はやや余るものの、実際に走るとホールド性の高さもあって支障はない。アンクルパットのおかげで踵の位置も安定し、全体のフィット感は良好だ。
そして、何よりも走っている時のミッドソールの柔らかさが楽しい。「マシュマロのようなクッション」と呼ばれる通り、「ムニッ」と着地した時の気持ち良さは以前紹介した「RINCON(リンコン)2」と似た感触。ただし、アウトソールのラバー素材のパターンが異なるためか、このクリフトン7はリンコン2のような『足裏感覚』はそこまでではなく、「面」全体で接地するような感覚となっている。また、ソールの素材は独自素材ではなく、シューズでは一般的な素材であるEVAなのだから驚きだ。
ミッドソールの基本構造は「RINCON(リンコン)2」とほぼ同じ。アウトソールに使われているラバーの面積が広く、耐久性が高くなっている
一方、トラックで走ってみたところ、1000m4分を切るスピードになると接地時のレスポンスの遅れが気になった。個人的にはこの靴で快適に走れるのは1km5~6分あたりだと感じる。それ以上のスピードを出したい時は同ブランドのレース用モデル「CARBON X(カーボン エックス)」などを履くのが無難だろう。
中上級者のジョグからファンランナーのレース、トレーニングまで、長く走りたい時に活躍できそうなシューズだ。
文/山本慎一郎
<関連記事>
【シューズレポ】サブスリー編集者が語る!! ホカオネオネ「ROCKET X(ロケット エックス)」
【PR】ホカ オネオネのエリート向けシューズ「ROCKET X」軽量&カーボンプレート搭載の新モデルが発売
【シューズレポ】サブスリー編集者が語る!! ホカ オネオネ「RINCON(リンコン)2」
【シューズレポ】サブスリー編集者が語る!! ホカ オネオネ「CLIFTON EDGE(クリフトン エッジ)」
【シューズレポ】サブスリー編集者が語る!! ホカ オネオネ「CLIFTON(クリフトン)7」
HOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)を代表するシリーズの最新作「CLIFTON(クリフトン)7」(税別16,000円)が8月初旬に発売された。「マシュマロのようなクッション」と表現されるホカ オネオネのシューズの中で、クリフトン7はどんな特徴があるのだろうか。定番のシリーズがアップデート
分厚いミッドソールによるクッション性と、想像以上の軽さ。HOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)の「CLIFTON(クリフトン)」シリーズは、これまで多くのランナーから評価されてきた同ブランドの定番シューズだ。 8月初旬に発売された「CLIFTON(クリフトン)7」も、従来の路線を受け継ぎながら細かいところが改良されている。まず、アッパーの素材はオープンエンジニアードサンドイッチメッシュになり、通気性が向上。踵には着脱に便利なプルタブがつき、履き口の中にはフィット性を高めるためのアンクルパットも追加された。
着地衝撃を和らげるクッション性 ゆっくり走るには最適
足を入れてみると、まずアッパーのフィット感の良さが印象的だ。足の甲をしっかりホールドし、走行時の横ブレなどもなく安定している。普段25.0~25.5cmのシューズを履く筆者は25.0cmをチョイス。指先はやや余るものの、実際に走るとホールド性の高さもあって支障はない。アンクルパットのおかげで踵の位置も安定し、全体のフィット感は良好だ。 そして、何よりも走っている時のミッドソールの柔らかさが楽しい。「マシュマロのようなクッション」と呼ばれる通り、「ムニッ」と着地した時の気持ち良さは以前紹介した「RINCON(リンコン)2」と似た感触。ただし、アウトソールのラバー素材のパターンが異なるためか、このクリフトン7はリンコン2のような『足裏感覚』はそこまでではなく、「面」全体で接地するような感覚となっている。また、ソールの素材は独自素材ではなく、シューズでは一般的な素材であるEVAなのだから驚きだ。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.08.17
栁田大輝 トワイライト・ゲームス欠場「連日のレースの疲労を考慮」福井で100m自己新
2025.08.17
円盤投日本記録保持者・湯上剛輝が63m36で3位 有効試技すべて60m以上
-
2025.08.17
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
-
2025.07.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.08.17
栁田大輝 トワイライト・ゲームス欠場「連日のレースの疲労を考慮」福井で100m自己新
東洋大陸上競技部は8月17日夜、短距離部門のSNSを更新し、第20回トワイライト・ゲームス男子100m(8月20日/神奈川・日産スタジアム)にエントリーしていた同部所属の栁田大輝が棄権すると発表した。 SNSによると、理 […]
2025.08.17
森凪也1500mで2戦連続自己新 青木アリエ300m4位 田島愛理3000m初8分台で5位/WAコンチネンタルツアー
世界陸連(WA)コンチネンタルツアーチャレンジャーのミーティング・ボル・モンが8月16日、ベルギー・ルーバンで行われ、多数の日本選手が出場した。 この大会は、種目によって実績やタイムなどで上位カテゴリーと下位カテゴリーに […]
2025.08.17
円盤投日本記録保持者・湯上剛輝が63m36で3位 有効試技すべて60m以上
米国・オクラホマで8月16日に行われたオクラホマ・スロー・シリーズのエリート男子円盤投で湯上剛輝(トヨタ自動車)がセカンドベストの63m36を放って3位に入った。 4月下旬に同地で行われた競技会で64m48の日本記録をマ […]
2025.08.17
400mHワルホルムがセカンドベストでV、ボル今季世界最高 3000mキピエゴン世界歴代2位/DLシレジア
ダイヤモンドリーグ(DL)第12戦のシレジア・カミラ・スコリモフスカ記念が8月16日、ポーランド・シレジアで開催され、男子400mハードルは世界記録(45秒94)保持者のK.ワルホルム(ノルウェー)が自己2番目となる46 […]
Latest Issue
最新号

2025年9月号 (8月12日発売)
衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99