HOME ニュース

2023.03.12

リオ五輪代表・38歳の伊藤舞がラストラン 11、15年世界陸上に出場し北京大会7位
リオ五輪代表・38歳の伊藤舞がラストラン 11、15年世界陸上に出場し北京大会7位

伊藤舞(大塚製薬)

女子マラソンでリオ五輪代表の伊藤舞(大塚製薬)が3月12日の名古屋ウィメンズマラソン2023で現役ラストランを迎えた。

伊藤は1984年生まれの38歳。奈良県出身。中学までバレーボール部で京都橘高で陸上を始めた。京産大では故障が多く結果がなかなか出なかったが4年目の日本インカレ10000mで優勝している。

デンソーを経て大塚製薬には2009年に入社。河野匡部長兼女子部監督のもとで力をつけると、2010年の名古屋国際女子マラソンで初マラソンに挑戦し、アジア大会の補欠入り。翌年のテグ世界選手権代表をつかみ取ると、本番では21位だった。

広告の下にコンテンツが続きます

15年北京世界選手権では粘りの走りで7位入賞。その結果からリオ五輪代表に内定した。五輪本番では疲労骨折の影響もあり46位にとどまった。自己記録は15年に出した2時間24分42秒。

その後もマラソン、駅伝と持ち前の安定感と粘り強さを見せて活躍。一線を退くラストレースとなった名古屋は2時間44分36秒で35位だった。フィニッシュ後は長く苦楽をともにした河野女子部監督が笑顔で迎え入れていた。

女子マラソンでリオ五輪代表の伊藤舞(大塚製薬)が3月12日の名古屋ウィメンズマラソン2023で現役ラストランを迎えた。 伊藤は1984年生まれの38歳。奈良県出身。中学までバレーボール部で京都橘高で陸上を始めた。京産大では故障が多く結果がなかなか出なかったが4年目の日本インカレ10000mで優勝している。 デンソーを経て大塚製薬には2009年に入社。河野匡部長兼女子部監督のもとで力をつけると、2010年の名古屋国際女子マラソンで初マラソンに挑戦し、アジア大会の補欠入り。翌年のテグ世界選手権代表をつかみ取ると、本番では21位だった。 15年北京世界選手権では粘りの走りで7位入賞。その結果からリオ五輪代表に内定した。五輪本番では疲労骨折の影響もあり46位にとどまった。自己記録は15年に出した2時間24分42秒。 その後もマラソン、駅伝と持ち前の安定感と粘り強さを見せて活躍。一線を退くラストレースとなった名古屋は2時間44分36秒で35位だった。フィニッシュ後は長く苦楽をともにした河野女子部監督が笑顔で迎え入れていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.06

やり投・﨑山雄太がヤマダHDへ!「新たな船出」今年日本歴代2位、世界陸上代表

男子やり投の﨑山雄太が自身のSNSを更新し、12月1日からヤマダホールディングスに移籍加入したことを発表した。 﨑山は奈良県出身の29歳。大阪・関西創価高でやり投を始めるとケガのため主要大会の実績こそないが、日大入学早々 […]

NEWS 西山和弥、竹内竜真、デレセらが防府読売マラソンでV目指す 五輪MGC出場権懸けた一戦

2025.12.05

西山和弥、竹内竜真、デレセらが防府読売マラソンでV目指す 五輪MGC出場権懸けた一戦

◇第56回防府読売マラソン(12月7日/山口県防府市) MGCシリーズ2025-26の第56回防府読売マラソンが12月7日(日)に行われる。大会は男子がMGCシリーズのG1(グレード1)、女子がG3に位置づけられており、 […]

NEWS 細谷恭平が悲願の初Vなるか!?伝統の福岡国際マラソン 2時間9分でロス五輪MGCへ

2025.12.05

細谷恭平が悲願の初Vなるか!?伝統の福岡国際マラソン 2時間9分でロス五輪MGCへ

◇福岡国際マラソン2025(12月7日/福岡市・平和台陸上競技場発着) MGCシリーズ2025-26男子G1の福岡国際マラソン2025が12月7日に行われる。来年の名古屋アジア大会代表選考会を兼ねているだけでなく、28年 […]

NEWS ナイキから高いサポート性に優れたランニングシューズ「ナイキ ストラクチャー プラス」が登場!

2025.12.05

ナイキから高いサポート性に優れたランニングシューズ「ナイキ ストラクチャー プラス」が登場!

ナイキは、快適さと楽しさを併せ持ったスタビリティシューズであるナイキ ストラクチャー プラスを発売することを発表した。 ナイキではロードランニングシューズをシンプルな3つのカテゴリー(ペガサス、ボメロ、ストラクチャー)に […]

NEWS パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」

2025.12.04

パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」

24年パリ五輪男子20km競歩代表の濱西諒が12月1日に自身のSNSを更新し、所属していたサンベルクスを11月末で退社したことを発表した。 濱西は大阪府出身で、履正社高から競歩に取り組み、国体優勝など早くから頭角を現した […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top