HOME 国内

2023.03.12

前田穂南がラストチャンスでパリ五輪MGC切符 女子は29人が出場権獲得 前回は11人
前田穂南がラストチャンスでパリ五輪MGC切符 女子は29人が出場権獲得 前回は11人

名古屋ウィメンズマラソン2023に出場した前田穂南

JMCシリーズG1の名古屋ウィメンズマラソン2023が3月12日に行われた。これでパリ五輪代表選考会マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場資格が得られる有効期間(5月31日)内のG1、G2カテゴリーの大会が終わった。

名古屋ウィメンズマラソン終了時点で、女子のMGC出場権獲得者は29日。第1期で最初に獲得した松田瑞生(ダイハツ)や、東京五輪8位の一山麻緒(資生堂)、日本歴代2位の新谷仁美(積水化学)らも持つ。なお、新谷は出場を回避する可能性を表明している。

名古屋ウィメンズマラソンで日本人トップだった東京五輪代表の鈴木亜由子(日本郵政グループ)も獲得済み。五輪代表の前田穂南(天満屋)は事実上のラストチャンスだった名古屋でつかみとった。

この後、獲得できていない選手は海外レースを含めて記録(2レース平均など)によるワイルドカードで獲得する可能性も残されている。

なお、東京五輪代表選考会だった2019年のMGCで出場権を獲得下のは11人。日本陸連の高岡寿成シニアディレクターは「出場資格は同じなか、前回11名から29名になったのは競技力向上に努めていただいた結果」と話した。

次ページ パリ五輪MGC女子の出場権獲得選手をチェック!

広告の下にコンテンツが続きます
JMCシリーズG1の名古屋ウィメンズマラソン2023が3月12日に行われた。これでパリ五輪代表選考会マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場資格が得られる有効期間(5月31日)内のG1、G2カテゴリーの大会が終わった。 名古屋ウィメンズマラソン終了時点で、女子のMGC出場権獲得者は29日。第1期で最初に獲得した松田瑞生(ダイハツ)や、東京五輪8位の一山麻緒(資生堂)、日本歴代2位の新谷仁美(積水化学)らも持つ。なお、新谷は出場を回避する可能性を表明している。 名古屋ウィメンズマラソンで日本人トップだった東京五輪代表の鈴木亜由子(日本郵政グループ)も獲得済み。五輪代表の前田穂南(天満屋)は事実上のラストチャンスだった名古屋でつかみとった。 この後、獲得できていない選手は海外レースを含めて記録(2レース平均など)によるワイルドカードで獲得する可能性も残されている。 なお、東京五輪代表選考会だった2019年のMGCで出場権を獲得下のは11人。日本陸連の高岡寿成シニアディレクターは「出場資格は同じなか、前回11名から29名になったのは競技力向上に努めていただいた結果」と話した。 次ページ パリ五輪MGC女子の出場権獲得選手をチェック!

パリ五輪MGC女子の出場権獲得選手

(3月12日時点) ・第1期 松田 瑞生(ダイハツ) 上杉 真穂(スターツ) 松下 菜摘(天満屋) 谷本 観月(天満屋) 阿部有香里(京セラ) 佐藤早也伽(積水化学) 一山 麻緒(資生堂) 新谷 仁美(積水化学) 森田 香織(パナソニック) 安藤 友香(ワコール) 細田 あい(エディオン) 鈴木 優花(第一生命グループ) 福良 郁美(大塚製薬) 太田 琴菜(日本郵政グループ) 竹本香奈子(ダイハツ) 岩出 玲亜(デンソー) 川内 理江(大塚製薬) 和久 夢来(ユニバーサルエンターテインメント) ・第2期 山口  遥(AC・KITA) 加世田梨花(ダイハツ) 鈴木亜由子(日本郵政グループ) 大西ひかり(日本郵政グループ) 吉川 侑美(ユニクロ) 前田 彩里(ダイハツ) 池田 千晴(日立) 大東 優奈(天満屋) 渡邉 桃子(天満屋) 西田 美咲(エディオン) 前田 穂南(天満屋)

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.18

富士北麓ワールドトライアル 100mに栁田大輝、桐生祥秀 ハードルに泉谷駿介、田中佑美がエントリー!

日本陸連は7月18日、日本グランプリシリーズの富士北麓ワールドトライアル2025のエントリーリストを発表した。 男子100mには日本選手権で優勝した桐生祥秀(日本生命)を筆頭に、関口裕太(早大)、小池祐貴(住友電工)、多 […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー

2025.07.18

【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

NEWS 100m栁田大輝60年ぶり“世界一”なるか!?落合晃、阿部竜希、柳井綾音らがドイツで勝負/ユニバ

2025.07.18

100m栁田大輝60年ぶり“世界一”なるか!?落合晃、阿部竜希、柳井綾音らがドイツで勝負/ユニバ

学生世界一を決めるFISUワールドユニバーシティゲームズの陸上競技が7月21日から27日まで、ドイツのライン・ルールで行われる。若き日本代表の注目選手を紹介する。 男子100mには栁田大輝(東洋大)が出場する。自己記録は […]

NEWS 王者・キプチョゲに加え、レゲセ、ウォルデらがエントリー! 日本から川内優輝、聞谷賢人らも出場予定/シドニーマラソン

2025.07.18

王者・キプチョゲに加え、レゲセ、ウォルデらがエントリー! 日本から川内優輝、聞谷賢人らも出場予定/シドニーマラソン

8月31日に豪州で開催されるシドニーマラソンの主催者は、男子エリート選手のエントリーを発表した。 すでに、前世界記録のE.キプチョゲ(ケニア)の参戦が3月中に発表されているが、新たに19年、20年の東京を制しているB.レ […]

NEWS チェプンゲティチ暫定的資格停止!女子マラソン初2時間10分切り、3月のドーピング検査陽性

2025.07.18

チェプンゲティチ暫定的資格停止!女子マラソン初2時間10分切り、3月のドーピング検査陽性

世界陸連の独立不正監査機関「アスリート・インテグリティー・ユニット」(AIU)は7月17日、女子マラソン世界記録(2時間9分56秒)保持者のルース・チェプンゲティチ(ケニア)に暫定的資格停止処分を科したことを発表した。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年8月号 (7月14日発売)

2025年8月号 (7月14日発売)

詳報!日本選手権
IH地区大会

page top