2022.12.04
◇第53回防府読売マラソン(12月4日/山口・キリンレモンスタジアムソルトアリーナ防府前県道~キリンレモンスタジアム陸上競技場)
ブダペスト世界選手権選考会およびパリ五輪選考会であるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)切符を懸けた第53回防府読売マラソンが行われ、一般参加の中村祐紀(住友電工)が2時間8分29秒で優勝。MGC出場権獲得条件である「2時間10分以内での日本人3位以内」をクリアし、パリ五輪への第一関門を突破した。
気温17.4度と12月としては気温の高いコンディションでスタート。10km通過は30分22秒、20kmは1時間0分46秒、30kmは1時間31分15秒とほぼ一定ペースで推移したが、ここで中村が集団から抜け出す。中村は35kmから40kmを15分01秒までペースアップし、フィニッシュでは2位に23秒差をつけた。
中村は青学大卒の27歳。学生時代は箱根駅伝優勝メンバーとして活躍し、在学中からマラソンに取り組んでいた。これまでの自己記録は昨年2月のびわ湖毎日マラソンで出した2時間10分48秒で、自身初のサブテン(2時間10分切り)となった。
2位は2時間8分52秒で自己記録を26秒更新した山本翔馬(NTT西日本)。3位には同じく自己記録を17秒上回った橋本崚(GMOインターネットグループ)が入り、ここまでの上位3名がMGC出場権を獲得した。
第53回防府読売マラソン上位成績
1位 中村祐紀(住友電工)2.08.29
2位 山本翔馬(NTT西日本)2.08.52
3位 橋本 崚(GMOインターネットグループ)2.09.12
4位 國行麗生(大塚製薬)2.09.21
5位 畔上和弥(トヨタ自動車)2.09.27
6位 市山 翼(小森コーポレーション)2.09.43
7位 竹内竜真(日立物流)2.11.07
8位 坪内淳一(黒崎播磨)2.11.37
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.10
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ
第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]
2025.12.10
前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]
2025.12.10
15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回4位の早大は「5強」の一角として、15年ぶり優勝をしっかりと視界に捉える。 就任4年目を迎えた花田勝彦駅伝監督は、今年度で […]
2025.12.10
99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 全日本大学駅伝で2位を占めた中大は、前回5位からの躍進を期す。藤原正和監督は「いいチームができました」と胸を張って語る。 1年 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025