
◇織田記念(4月29日/広島・エディオンスタジアム)
サトウ食品日本グランプリシリーズの織田記念が行われ、女子100mハードルで寺田明日香(ジャパンクリエイト)が、自身の日本記録を0.01秒更新する12秒96(+1.6)で優勝した。
雨が降り続いた予選は「寒くて身体が動かなかった」。だが、雨が上がり日差しが出てきた決勝の頃には気温も上がり、絶好の追い風が吹く。「10年ぶりなので、どんな感じだったかなと緊張して臨んだ」と寺田。直前に男子110mハードルで金井大旺(ミズノ)が日本新を出し、「あ、(記録が)出るんだ」と気持ちを高めて決勝のスタートに立った。
鋭く飛び出した寺田は、「せっかくスピードが上がったのに、ハードリングが粗い。7、8台目で珍しくぶつけてしまってバランスを崩してしまいました」と振り返る。だが、他を圧倒するスピードで駆け抜けると、タイマーは12秒97で止まった。これまでU20日本記録(13秒05/09年)を2度マークしたり、一度目の日本記録を出した19年には金沢イボンヌの記録に並ぶ13秒00だったりと、「タイ記録を出すことが多いので、またか……と思いました」と苦笑い。だが、公式記録は12秒96。堂々とフィニッシュタイマーの記念撮影に向かうと、スタンドに向かって「早くおいで!」と呼びかけた。愛娘の果緒ちゃんだ。
娘を抱っこすると、涙を拭う娘を見て寺田の瞳も潤んだ。「娘がうれしいから泣いているというのでウルッときました。うれしくて泣くというのが彼女の中にある。大きな成長を感じます」と、アスリートとして、そして母として感慨に浸った。この日の朝は「1番がいいよ」と言って送り出された寺田は、その言葉に100点満点で応えて見せた。
3月の室内で脚を痛めたこともあり、織田記念に向けて不安も大きく「怖かった」と言う。その不安を払拭する快走で「吹っ切れた。自信になる良いレースだったと思います」と手応えをつかんだ。それでも東京五輪の参加標準記録12秒84まで「もう少し(ある)」というのもまた現実。ハードリングの精度を上げて、初の五輪に向けさらに加速していく。
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雨が降り続いた予選は「寒くて身体が動かなかった」。だが、雨が上がり日差しが出てきた決勝の頃には気温も上がり、絶好の追い風が吹く。「10年ぶりなので、どんな感じだったかなと緊張して臨んだ」と寺田。直前に男子110mハードルで金井大旺(ミズノ)が日本新を出し、「あ、(記録が)出るんだ」と気持ちを高めて決勝のスタートに立った。
鋭く飛び出した寺田は、「せっかくスピードが上がったのに、ハードリングが粗い。7、8台目で珍しくぶつけてしまってバランスを崩してしまいました」と振り返る。だが、他を圧倒するスピードで駆け抜けると、タイマーは12秒97で止まった。これまでU20日本記録(13秒05/09年)を2度マークしたり、一度目の日本記録を出した19年には金沢イボンヌの記録に並ぶ13秒00だったりと、「タイ記録を出すことが多いので、またか……と思いました」と苦笑い。だが、公式記録は12秒96。堂々とフィニッシュタイマーの記念撮影に向かうと、スタンドに向かって「早くおいで!」と呼びかけた。愛娘の果緒ちゃんだ。
娘を抱っこすると、涙を拭う娘を見て寺田の瞳も潤んだ。「娘がうれしいから泣いているというのでウルッときました。うれしくて泣くというのが彼女の中にある。大きな成長を感じます」と、アスリートとして、そして母として感慨に浸った。この日の朝は「1番がいいよ」と言って送り出された寺田は、その言葉に100点満点で応えて見せた。
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