HOME バックナンバー
【誌面転載】北海道マラソン2018 展望
【誌面転載】北海道マラソン2018 展望

MGCシリーズ2018-2019の第1戦 北海道マラソン2018

「MGCファイナリスト」目指して男女ともトップ選手が集結

 来年の9月15日に東京五輪とほぼ同じコースでの開催が決まった、東京五輪代表選考レースのマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)。そのレースへの出場権を懸けて「北海道マラソン2018」が8月26日に行われる。男子が5大会、女子は4大会あるMGCシリーズの、第2期目のスタートで、男子は日本人1位が2時間15分00秒以内、同2~6位は2時間13分00秒以内、女子は日本人1位が2時間32分00秒以内、同2~6位は2時間30分00秒以内でフィニッシュすれば、MGCファイナリストとしてMGCへの出場権を得られる。
 第1期目のスタートを飾った昨年の北海道マラソンは、男子の村澤明伸(日清食品グループ)と女子の前田穂南(天満屋)がそれぞれ優勝して、MGCファイナリストの第1号になった。夏の暑さを考慮して他の大会より設定タイムが低めになっており、今年は男女とも多くのランナーが札幌に集結。今夏の猛暑は北海道にまで及んでいて、午前9時スタートでレース中どれぐらいまで気温が上がるか心配ではあるが、来年のMGC、そして2020年の東京五輪を狙うなら、良いシミュレーションになるだろう。
 男子は2時間13分、女子は2時間30分のフィニッシュタイムを目安に、25kmまでペースメーカーが先導するという。
 招待選手は下表の通りで、男子は2012年ロンドン五輪で6位入賞を果たし、昨年のロンドン世界選手権でも堅実な走りで10位になった36歳の中本健太郎(安川電機)や、2時間9分31秒(2016年、びわ湖毎日)の自己記録を持つ深津卓也(旭化成)ら。女子はロンドン世界選手権代表の清田真央(スズキ浜松AC)、2015年北京世界選手権代表の前田彩里(ダイハツ)ら、日本代表経験者が顔をそろえた。
 果たして今年は何人のランナーがMGCファイナリストに名乗りを挙げるのか。折しもジャカルタ・アジア大会と日程が重なり、アジア大会の男子マラソンは前日の8月25日、女子マラソンは同じ8月26日(ともに現地時間午前6時スタート)に行われる。8月最後の週末は、夏でも〝マラソン三昧〟になりそうだ。

北海道マラソン2018 主な出場メンバー

[男子]
●招待選手
深津 卓也(旭化成)      2.09.31
中本健太郎(安川電機)     2.08.35
大塚 祥平(九電工)      2.10.12
伊藤 太賀(スズキ浜松AC)  2.10.52
濱崎 達規(南城市役所)    2.11.26
下田 裕太(GMOアスリーツ) 2.11.34
鈴木  忠(スズキ浜松AC)  2.12.09
谷川 智浩(コニカミノルタ)  2.11.39
岩田 勇治(MHPS)       2.12.15
松尾 良一(旭化成)      2.12.11
中村 泰之(スズキ浜松AC)  2.12.36
兼実 省伍(中国電力)     2.12.58
五十嵐真悟(城西大学クラブ)  2.13.15
池田 宗司(ヤクルト)     2.10.59
福田  穣(西鉄)       2.09.52
イ・ビョンド(韓国) ※ソウル国際マラソンからの招待
●一般参加の有力選手
大六野秀畝(旭化成)      *1.01.32

広告の下にコンテンツが続きます

[女子]
●招待選手
清田 真央(スズキ浜松AC)  2.23.47
沼田 未知(豊田自動織機)   2.27.27
加藤  岬(九電工)      2.28.12
井上 彩花(大塚製薬)     2.30.43
前田 彩里(ダイハツ)     2.22.48
奥野有紀子(資生堂)      2.31.17
池満 綾乃(鹿児島銀行)    2.31.21
津崎紀久代(ノーリツ)     2.31.33
床呂 沙紀(京セラ)      2.33.41
新井沙紀枝(肥後銀行)     2.34.40
●一般参加の有力選手
鷲見 梓沙(ユニバーサルエンターテインメント) *1.09.21
鈴木亜由子(日本郵政グループ) **31.18.16

※名前の右は自己ベスト
*=ハーフ **=10000m

※この先は2018年8月10日発売の『月刊陸上競技』9月号でご覧ください

MGCシリーズ2018-2019の第1戦 北海道マラソン2018

「MGCファイナリスト」目指して男女ともトップ選手が集結

 来年の9月15日に東京五輪とほぼ同じコースでの開催が決まった、東京五輪代表選考レースのマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)。そのレースへの出場権を懸けて「北海道マラソン2018」が8月26日に行われる。男子が5大会、女子は4大会あるMGCシリーズの、第2期目のスタートで、男子は日本人1位が2時間15分00秒以内、同2~6位は2時間13分00秒以内、女子は日本人1位が2時間32分00秒以内、同2~6位は2時間30分00秒以内でフィニッシュすれば、MGCファイナリストとしてMGCへの出場権を得られる。  第1期目のスタートを飾った昨年の北海道マラソンは、男子の村澤明伸(日清食品グループ)と女子の前田穂南(天満屋)がそれぞれ優勝して、MGCファイナリストの第1号になった。夏の暑さを考慮して他の大会より設定タイムが低めになっており、今年は男女とも多くのランナーが札幌に集結。今夏の猛暑は北海道にまで及んでいて、午前9時スタートでレース中どれぐらいまで気温が上がるか心配ではあるが、来年のMGC、そして2020年の東京五輪を狙うなら、良いシミュレーションになるだろう。  男子は2時間13分、女子は2時間30分のフィニッシュタイムを目安に、25kmまでペースメーカーが先導するという。  招待選手は下表の通りで、男子は2012年ロンドン五輪で6位入賞を果たし、昨年のロンドン世界選手権でも堅実な走りで10位になった36歳の中本健太郎(安川電機)や、2時間9分31秒(2016年、びわ湖毎日)の自己記録を持つ深津卓也(旭化成)ら。女子はロンドン世界選手権代表の清田真央(スズキ浜松AC)、2015年北京世界選手権代表の前田彩里(ダイハツ)ら、日本代表経験者が顔をそろえた。  果たして今年は何人のランナーがMGCファイナリストに名乗りを挙げるのか。折しもジャカルタ・アジア大会と日程が重なり、アジア大会の男子マラソンは前日の8月25日、女子マラソンは同じ8月26日(ともに現地時間午前6時スタート)に行われる。8月最後の週末は、夏でも〝マラソン三昧〟になりそうだ。

北海道マラソン2018 主な出場メンバー

[男子] ●招待選手 深津 卓也(旭化成)      2.09.31 中本健太郎(安川電機)     2.08.35 大塚 祥平(九電工)      2.10.12 伊藤 太賀(スズキ浜松AC)  2.10.52 濱崎 達規(南城市役所)    2.11.26 下田 裕太(GMOアスリーツ) 2.11.34 鈴木  忠(スズキ浜松AC)  2.12.09 谷川 智浩(コニカミノルタ)  2.11.39 岩田 勇治(MHPS)       2.12.15 松尾 良一(旭化成)      2.12.11 中村 泰之(スズキ浜松AC)  2.12.36 兼実 省伍(中国電力)     2.12.58 五十嵐真悟(城西大学クラブ)  2.13.15 池田 宗司(ヤクルト)     2.10.59 福田  穣(西鉄)       2.09.52 イ・ビョンド(韓国) ※ソウル国際マラソンからの招待 ●一般参加の有力選手 大六野秀畝(旭化成)      *1.01.32 [女子] ●招待選手 清田 真央(スズキ浜松AC)  2.23.47 沼田 未知(豊田自動織機)   2.27.27 加藤  岬(九電工)      2.28.12 井上 彩花(大塚製薬)     2.30.43 前田 彩里(ダイハツ)     2.22.48 奥野有紀子(資生堂)      2.31.17 池満 綾乃(鹿児島銀行)    2.31.21 津崎紀久代(ノーリツ)     2.31.33 床呂 沙紀(京セラ)      2.33.41 新井沙紀枝(肥後銀行)     2.34.40 ●一般参加の有力選手 鷲見 梓沙(ユニバーサルエンターテインメント) *1.09.21 鈴木亜由子(日本郵政グループ) **31.18.16 ※名前の右は自己ベスト *=ハーフ **=10000m ※この先は2018年8月10日発売の『月刊陸上競技』9月号でご覧ください

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.07

仙台育英男女2連覇 地区代表は男子・八戸学院光星10年ぶり都大路、女子・東北2年連続全国切符/東北高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた東北高校駅伝は11月6日、秋田県立中央公園陸上競技場で行われ、男女ともに仙台育英(宮城)が優勝を果たした。県大会1位校を除いた最上位校に与えられる全国大会の地区代表は、男子は八戸学院光星(青森 […]

NEWS 溝内里紗が愛媛銀行を退職 24年プリセス駅伝に出場

2025.11.07

溝内里紗が愛媛銀行を退職 24年プリセス駅伝に出場

愛媛銀行は、所属する溝内里紗が10月末で退部したことをチームのSNSで発表した。 溝内は徳島県出身の社会人3年目。中学から陸上を始め、全国中学校駅伝に出場。高校までは中距離をメインにしながら駅伝でも活躍した。 大学は京都 […]

NEWS コモディイイダの杉本将太が現役引退「新しい目標を立てて第二の人生をスタートさせたい」東海大卒、昨年はニューイヤー駅伝出走

2025.11.07

コモディイイダの杉本将太が現役引退「新しい目標を立てて第二の人生をスタートさせたい」東海大卒、昨年はニューイヤー駅伝出走

コモディイイダは男子駅伝部の杉本将太の現役引退を発表した。 杉本は千葉県出身で東海大望洋高から東海大を経て23年に入社。高3時には3000m障害でインターハイにも出場した。東海大では3000m障害で関東インカレ2年時に3 […]

NEWS クイーンズ駅伝エントリー発表! 日本郵政グループ・廣中璃梨佳、積水化学・新谷仁美、しまむら・安藤友香らが登録 第一生命グループは鈴木優花が外れる

2025.11.06

クイーンズ駅伝エントリー発表! 日本郵政グループ・廣中璃梨佳、積水化学・新谷仁美、しまむら・安藤友香らが登録 第一生命グループは鈴木優花が外れる

11月6日、日本実業団連合は第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)のエントリー選手を発表した。 前回4年ぶり4回目の優勝を飾ったJP日本郵政グループはVメンバーの鈴木亜由子、廣中璃梨佳、菅田雅香ら全員が登録。 […]

NEWS 10000m記録挑戦競技会は日体大競技会など3大会と併催 参加資格男子は34分ターゲット

2025.11.06

10000m記録挑戦競技会は日体大競技会など3大会と併催 参加資格男子は34分ターゲット

関東学生陸上競技連盟は、主催の10000m記録挑戦競技会について、今年は11月15日の日体大長距離競技会(横浜市・日体大健志台)、11月22日のMARCH対抗戦(東京・町田市)、11月22日の東海大長距離競技会(秦野市) […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top