2026.04.29
◇第60回織田記念(4月29日/広島広域公園)
日本グランプリシリーズの織田記念が行われ、男子110mハードルは泉谷駿介(住友電工)が13秒38(-0.2)で優勝した。
日本記録保持者の村竹ラシッド(JAL)こそ不在だが、国内トップ級が顔をそろえた決勝。ハイレベルなレースを自力でねじ伏せたのが泉谷だった。
「気象も風も不安定」ななか、序盤からグイッと抜け出す。だが、ただ1人、順大ルーキーの高校記録保持者、古賀ジェレミーが並びかけ「横にいたので結構びっくりしました」。それでも、0.02秒差押さえ、期待の後輩に「これからが楽しみですね」と笑顔を見せた。
走り自体は「練習を再現できなかった」と悔やむ。このシーズン前から、「技術種目なのでハードリングを基本から見直したい。専門的な知識を求めて」、大橋祐二コーチ(日女体大)に指導を受けるようになった。
走りの考え方も変え「インターバルはこれ以上刻めないので、刻む意識をなくしました。抜き脚を当てないように(身体を)リード脚に寄せて抜き脚を持ってくるようにしています」。その取り組みも「次のステップにいくため」だ。
「今年の理想はダイヤモンドリーグを転戦して世界アルティメット選手権やアジア大会で結果を残すこと。ですが、まだ現実的にできないことがたくさんあるので、しっかり修正しながらレベルアップしていきます」
13秒04は前日本記録。ブダペスト世界選手権で日本人初入賞、ダイヤモンドリーグ優勝など歴史を切り開いてきた。この2年は試行錯誤をしているが、再浮上の気配が漂ってきた。
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