HOME 国内、大学

2026.04.04

400m佐藤拳太郎が東海大短距離ブロックコーチに就任 23年に髙野進氏の日本記録を更新
400m佐藤拳太郎が東海大短距離ブロックコーチに就任 23年に髙野進氏の日本記録を更新

佐藤拳太郎

東海大は男子400mの佐藤拳太郎(富士通)が4月から短距離ブロックのコーチに就任すると発表した。

佐藤は埼玉県出身の31歳。狭山ヶ丘中時代は野球部で、豊岡高では当初天文部だったが、リレーの助っ人として陸上部へ。3年時にはインターハイでは200mと400mで準決勝に進んだ。

広告の下にコンテンツが続きます

城西大に進学すると、3年目(2015年)から飛躍を遂げ、4月に46秒12をマークすると、4×400mリレーで世界リレー代表に選出。日本選手権では45秒台に突入し、同年の北京世界選手権4×400mリレー代表に選ばれた(補欠)。4年時には同じくマイルリレーでリオ五輪代表となったがこちらも出番はなかった。

17年に富士通に入社。母校・城西大を拠点とし、しばらく個人での世界大会代表はならなかったものの、同年のロンドン世界選手権、19年ドーハ世界選手権、21年東京五輪と4×400mリレーの中心選手として活躍した。

東京五輪後はアキレス腱痛に悩まされ、早大の大学院にも進学。ケガのため引退もよぎったものの、自身が出場できなかった22年オレゴン世界選手権で4×400mリレーが4位となったレースを見て「もう一度代表へ」と気持ちを新たにした。

23年に蘇ると、5月に8年ぶりの自己新となる45秒31を叩き出し、7月のアジア選手権で45秒00をマークして優勝。さらに、個人で初代表となったブダペスト世界選手権では予選で44秒77をマークし、髙野進の日本記録(44秒78)を32年ぶりに塗り替えた。24年のパリ五輪にも出場し、4×400mリレーで6位入賞を果たした。

昨年の東京世界選手権代表は4×400mリレーで代表入りしたがアキレス腱が万全ではなく出場はできなかった。その後は練習拠点も東海大に移していた。東海大では髙野進氏が部長兼短距離ブロック監督として指導に当たる。佐藤は以前の取材で「400mを研究すればするほど、髙野進さんの走りに行き着く」と語っていたこともある。すでに学生へもアドバイスを送りつつ、自身もメニューを消化。今後も競技は継続する。

東海大では新年度から中長距離ブロックでも両角速氏が監督から総監督となり、西出仁明ヘッドコーチが駅伝新監督に昇格。近日中に新体制について会見する。

東海大は男子400mの佐藤拳太郎(富士通)が4月から短距離ブロックのコーチに就任すると発表した。 佐藤は埼玉県出身の31歳。狭山ヶ丘中時代は野球部で、豊岡高では当初天文部だったが、リレーの助っ人として陸上部へ。3年時にはインターハイでは200mと400mで準決勝に進んだ。 城西大に進学すると、3年目(2015年)から飛躍を遂げ、4月に46秒12をマークすると、4×400mリレーで世界リレー代表に選出。日本選手権では45秒台に突入し、同年の北京世界選手権4×400mリレー代表に選ばれた(補欠)。4年時には同じくマイルリレーでリオ五輪代表となったがこちらも出番はなかった。 17年に富士通に入社。母校・城西大を拠点とし、しばらく個人での世界大会代表はならなかったものの、同年のロンドン世界選手権、19年ドーハ世界選手権、21年東京五輪と4×400mリレーの中心選手として活躍した。 東京五輪後はアキレス腱痛に悩まされ、早大の大学院にも進学。ケガのため引退もよぎったものの、自身が出場できなかった22年オレゴン世界選手権で4×400mリレーが4位となったレースを見て「もう一度代表へ」と気持ちを新たにした。 23年に蘇ると、5月に8年ぶりの自己新となる45秒31を叩き出し、7月のアジア選手権で45秒00をマークして優勝。さらに、個人で初代表となったブダペスト世界選手権では予選で44秒77をマークし、髙野進の日本記録(44秒78)を32年ぶりに塗り替えた。24年のパリ五輪にも出場し、4×400mリレーで6位入賞を果たした。 昨年の東京世界選手権代表は4×400mリレーで代表入りしたがアキレス腱が万全ではなく出場はできなかった。その後は練習拠点も東海大に移していた。東海大では髙野進氏が部長兼短距離ブロック監督として指導に当たる。佐藤は以前の取材で「400mを研究すればするほど、髙野進さんの走りに行き着く」と語っていたこともある。すでに学生へもアドバイスを送りつつ、自身もメニューを消化。今後も競技は継続する。 東海大では新年度から中長距離ブロックでも両角速氏が監督から総監督となり、西出仁明ヘッドコーチが駅伝新監督に昇格。近日中に新体制について会見する。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.07.06

小森コーポレーション・湯原慶吾が退部 青学大時代に箱根駅伝V「新たな環境で新しい挑戦を」

小森コーポレーション陸上部は7月6日、湯原慶吾が退部したと発表した。 湯原は茨城県出身の26歳。中学試合は主要な全国大会への出場はなかったものの、水戸工高では3年時にインターハイで1500m9位、5000mで決勝へ進んで […]

NEWS 滋賀インターハイで入場料徴収を発表 暑熱対策などで増加する開催経費に対応

2026.07.06

滋賀インターハイで入場料徴収を発表 暑熱対策などで増加する開催経費に対応

7月末から始まる滋賀インターハイの実行委員会は、インターハイ会場で来場者から入場料を徴収すると発表した。 高校日本一を決めるインターハイの開催には、総額5億円を超える開催事業費が見込まれており、陸上競技だけでも多額の経費 […]

NEWS U20世界選手権の代表発表! 久保凛、後藤大樹、増子陽太、清水空跳らが世界の強豪に挑戦

2026.07.06

U20世界選手権の代表発表! 久保凛、後藤大樹、増子陽太、清水空跳らが世界の強豪に挑戦

日本陸連は7月6日、第21回U20世界選手権(米国・オレゴン)の日本代表43人を発表した。 女子800mには、昨年の世界選手権代表で日本記録保持者の久保凛(積水化学)が選出。久保は2年前の前回大会で5位入賞を果たしており […]

NEWS 【女子ハンマー投】島川夕莉彩(小田原北高3神奈川) 56m87=高校歴代4位

2026.07.06

【女子ハンマー投】島川夕莉彩(小田原北高3神奈川) 56m87=高校歴代4位

第81回神奈川選手権が行われ、7月5日の女子ハンマー投で島川夕莉彩(小田原北高3)が高校歴代4位となる56m87をマークした。 島川は昨年のU18大会9位の実績を持ち、昨年11月の競技会では54m75をマーク。今季はイン […]

NEWS ジャマイカの名指導者・フランシス氏が死去 パウエル、フレイザー・プライスらメダリスト育成

2026.07.06

ジャマイカの名指導者・フランシス氏が死去 パウエル、フレイザー・プライスらメダリスト育成

ジャマイカの短距離コーチ、ステファン・フラシンス氏が亡くなった。64歳だった。 フランシス氏は兄弟のポール氏とともに、キングストンでMVP陸上クラブを1999年に設立。以後、長きにわたって世界的に活躍する選手を輩出した。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年7月号 (6月12日発売)

2026年7月号 (6月12日発売)

特集 村竹&橋岡&諸田
インターハイ特集!

page top