2026.03.27
マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)シリーズ2025-26アワードが3月27日、都内で開催された。
MGCシリーズはJMCシリーズを継承したマラソン年間王者(日本選手権者)を決める年間シリーズ。2025年3月から今年3月までに行われた大会が対象。世界陸連のスコアリングテーブルを元にタイムをポイント化するほか、大会のグレード(G1~G3)と、順位もポイント化し、ポイントの高かった上位2レースの合計で順位を決める。
今シリーズの男子は吉田祐也(GMOインターネットグループ)、女子は佐藤早也伽(積水化学)がチャンピオンに輝いた。両者は第109回日本選手権者となる。
今年の別府大分毎日で2時間6分59秒をマークして日本人トップ。昨年の福岡国際日本人トップ(2時間5分16秒)と合わせてシリーズ頂点に輝いた吉田は「昨年に引き続き、このような場に立たせていただけることを光栄に思います」とあいさつ。すでにアジア大会代表に内定済み。「金メダルを目指してがんばっていきますので、今後ともご声援よろしくお願いいたします」と力強く語った。
佐藤は名古屋ウィメンズで2年連続日本人トップを占めてシリーズ制覇。「先日の名古屋ウィメンズが10回目のマラソン挑戦でした。節目となるこのタイミングでMGCシリーズチャンピオンになることができ、とてもうれしく思っています」と笑顔で振り返り、「これまで支えてくださったたくさんの方々のお陰です」と感謝の言葉を続ける。
このほか男子2位の市山翼(サンベルクス)は「今後は日本記録を目指していきたい。好調を維持しているので、これからも期待してほしい」と話せば、同3位の近藤亮太(三菱重工)も「高い目標を実現できるように頑張ります」。
女子2位の細田あい(エディオン)は「東京で引退レースを終えることができました。この場を借りてお礼を言いたい」と話し、「今後は違う形で陸上界に貢献していきたい」と続けた。同3位の上杉真穂(東京メトロ)も「地道にコツコツと積み重ねてきた結果がこのようなことになってとてもうれしく思います」と笑顔で話した。
秋の名古屋アジア大会代表にも内定。さらなる躍進に向け、「これからも挑戦を続け、応援してくださる方々に結果で恩返しできるようにがんばります」と言葉に力を込めた。
また、新人賞の表彰も行われ、大阪国際女子マラソンで初マラソン日本人初の2時間20分切りとなる2時間19分57秒をマークした矢田みくに(エディオン)が選出。「大阪国際ではたゆまない応援で、たくさんのパワーをいただきました。今後はそういうったパワーをもらうだけでなく、自分の走りで何か一つでも勇気や感動を与えられる走りをしたいと思いました。今後も日本代表になって、上を目指せるようないがんばりたい」とコメントした。
表彰プレゼンターを務めた日本陸連の有森裕子会長は、「このMGCが出来上がったことで、選手もしっかりと夢を描く、目標を描き、目標に向かってレースを組み立てることができ、しっかりと自分の足で向かっていく。そういったことが明確にできるものになったのではないかと思っています」とあいさつ。
そして、「これが最後ではありません。あくまでも過程です。この選手たちがここからどう歩んでいくか。それを応援していただきたい」と選手へエールを送るとともに、ファンへのさらなる後押しを期待した。
日本陸連の高岡寿成シニアディレクターによるMGCシリーズ総括も行われ、「吉田選手、佐藤選手はこの2年間で最も安定して、最も大きく活躍した選手。また、受賞者のみなさん全員が強化が求める難易度の高い再現性を、高いレベルで達成してくれたことを心強く思っています」と評価。記録面では、各レースが気象コンディションが整わないことが多く、「期待された歴代記録の大幅な更新」には至らなかったが「底上げが着実に進んでいる」。今後は、男子2時間3分59秒、女子2時間16分59秒のMGCファストパス突破を目指した
このほか、特別発表としてシリーズ最多出場、シリーズ最速タイムなどさまざまな視点から結果を残した選手が紹介された。
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