◇第110回日本選手権マラソン競歩(3月15日/石川県能美市)
アジア大会代表選考会を兼ねた日本選手権マラソン競歩が行われ、女子は梅野倖子(LOCOK)が日本最高記録となる3時間33分47秒で優勝。昨年まで開催された35kmに続いて連覇を果たし、さらに2月のハーフマラソン競歩に続いての2冠を達成した。
これまでの35kmから世界陸連(WA)のルール変更によりマラソン(42.195km)となり日本選手権としては初開催。序盤からトップに立った梅野は、5km付近で2番手の矢来舞香(千葉興銀)に20秒ほどの差をつける。
だが、矢来が追いつくと20km付近までは並走。途中、矢来が何度も前に出ようとするが梅野は冷静に対応した。その後はじわじわと差を広げはじめて、一人旅となった。それでも、「優勝できたのですが後半に上げて終わりたかったので、ラスト10kmでタイムを落としたのは反省。課題が残るレースになりました」と反省の弁。フルマラソンの距離については「35kmと同じくらい長かった」と笑った。
梅野は順大卒の社会人1年目。23年に飛躍を遂げ、アジア選手権、ブダペスト世界選手権、アジア大会と20kmで代表入りして経験を積んだ。パリ五輪は逃したが、昨年の東京世界選手権には20kmでも出場資格を得たが、得意とする35kmで代表入り。2時間56分28秒で日本勢最高位の15位だった。
今回の結果で、ハーフマラソン競歩に続いて2種目で名古屋アジア大会代表に内定。前回のアジア大会(20km4位)に続いて2大会連続となる。「今回の反省を生かし、夏に練習を積んで金メダルを目指していきたい」とアジア大会では初のメダルを目指していく。
併催されたアジア競歩選手権のハーフマラソン競歩は、張婷(中国)が1時間36分18秒で優勝。日本代表として出場した杉林歩(大阪大)が1時間41分04秒で能美競歩トップとなった。併催の日本学生ハーフマラソン競歩は、同日本勢2番だった谷純花(金沢学大)が1時間41分25秒で制している。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2026.08.18
-
2026.08.17
-
2026.08.17
-
2026.08.13
-
2026.08.14
-
2026.08.05
-
2026.08.09
Latest articles 最新の記事
2026.08.18
800m前日本記録保持者・川元奨が引退表明 「残り少ない時間を全力で走り切ります」 16年リオ五輪にも出場
男子800mの前日本記録保持者で、16年リオ五輪代表の川元奨(スズキ)が8月18日、自身のSNSで今季限りで現役を引退することを発表した。 川元は1993年3月生まれの33歳。長野・野沢中から本格的に陸上を始め、3年時に […]
2026.08.18
200mで酒井聖夜、村田愛衣紗ら歴代上位の選手が激突 四種競技では中学新の期待/山口全中女子展望
第53回全日本中学校選手権が8月20日~23日の4日間、山口市の維新みらいふスタジアムで開催される。男子とは異なり、昨年の沖縄全中で入賞した選手が今年も多数エントリーし、それぞれの種目で上位争いの中心となりそうだ。 男子 […]
2026.08.18
中学記録保持者出場の110mH、走幅跳はハイレベル必至 混戦模様の100mにも注目/山口全中男子展望
第53回全日本中学校選手権が8月20日~23日の4日間、山口市の維新みらいふスタジアムで開催される。今年は暑熱対策として、競技開始時間が15時以降というタイムテーブルが組まれ、選手たちがベストコンディションで臨めるような […]
2026.08.18
桐生祥秀 名古屋アジア大会東京採火イベントに出席「4×100mRでしっかり金メダルを取る」と決意示す
今秋開催の第20回アジア大会(愛知・名古屋)の東京採火イベントが8月18日、国立競技場で行われた。アスリート側の代表として男子4×100mリレー代表の桐生祥秀(日本生命)や、アジア大会男子ハンマー投で1998年、2002 […]
2026.08.18
DLシレジアに村竹ラシッド、三浦龍司、田中希実がエントリー! 世界陸上メダリストと対決
世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)第13戦シレジア大会(ポーランド)となる、スコリモフスカ記念(8月22日~23日)のエントリー選手が発表され、日本からは男子110mハードルの村竹ラシッド(JAL)、男子30 […]
Latest Issue
最新号
2026年9月号 (8月17日発売)
滋賀IH総特集
山口全中展望
アジア大会代表Close up