2026.02.15
◇第37回U20選抜競歩(2月15日/兵庫・六甲アイランド)
U20選抜競歩(10km)が行われ、女子は内山由菜(本庄東高3埼玉)が44分46秒で優勝した。この記録はU20日本記録(46分49秒/谷桃花、18年)を約2分も大幅更新する好記録。2025年のU20ランキングに当てはめると世界U20リスト6位に相当する。
「記録はあまり意識していなかった」と言う内山。ただ、5kmを22分31秒で通過すると、場内アナウンスでU20日本記録への期待が紹介され「絶対に狙おう」とペースを上げた。この大幅更新には「46分を切れればいいかなと思っていた」だけに自身でも驚きだったという。
昨年のインターハイ5000m競歩、国民スポーツ大会5000m競歩と、全国タイトルにあと一歩届かず連続2位。「悔しい思いをしました」。そこからは距離を延ばしつつ「インターバルトレーニングでスピード(練習)をやってきました」と言う。
3000mで非公認ながら9分40秒を切り、都道府県対抗女子駅伝のメンバーに選ばれるほどのスタミナ面と安定した歩型を備え、スピード強化を図ったことで「これまで5km以降は失速していたのですが、調子が上がっていて思ったよりきつくなかった」と、成長を実感するレースとなった。
高1の夏から競歩に挑戦。競歩をやっていた姉や、顧問の先生からの勧めによる影響だった。「世界で活躍できる選手になりたい」と内山。昨年の東京世界選手権での女子20km銅メダルの藤井菜々子(エディオン)のレースは現地で見届けたといい「尊敬します」と背中を追う。
春からは順大へ進学。ホープは「まだまだ夢のまた夢ですが、オリンピックを目指していきます」と目を輝かせた。
男子は井上俊弥(長野日大高3)が40分49秒でV。こちらも昨年のインターハイ5000m競歩など「全国で2番が続いていた」だけに「記録はもう少し出したかったですが、今回は勝つことが目標でした」と納得の表情を浮かべる。
高校を卒業してからは、強豪・東洋大へ。しかも、5000m競歩高校記録(19分20秒59)を持つライバル・山田大智(西脇工高3兵庫)とチームメイトとなる。「タイプが違うと思うので、いいところと悪いところを補って、2人で高め合っていきたい」と意気込みを語った。
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