第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。
前回王者の青学大・原晋監督は「3連覇に向けて、順調にチームが上昇傾向になっています」と手応えをにじませた。
恒例となった作戦名は「輝け大作戦」。「一人ひとりが大手町に一番星となって輝いてほしいです」と込めた意味を説明した。
原監督は自身がハマっているというゴルフを引き合いに、「(ゴルフの)マネジメントは駅伝とよく似ていると最近思います」。年々厳しさが増す上位争いへ、「箱根駅伝はパーだけでは勝てないです」と冷静に語った。。
勝利にはバーディーやホールインワンが必要で、「その存在が本学で言えば黒田朝日(4年)です。その黒田を中心にチーム運営がなされています」。頼もしい大黒柱に信頼を寄せる。
一方で、出雲駅伝は7位と苦戦し、全日本大学駅伝では3位。「いわゆる大ブレーキがあったら、シード圏外にはじき出される戦いです。黒田一人では勝てない。やらなければいけないという強い覚悟がチーム内に芽生えました」と前向きに捉えている。
この日の16人のエントリーでは、黒田を筆頭に2年連続8区区間賞の塩出翔太(4年)、前回10区区間賞の小河原陽琉(2年)らを順当に登録。2度目となる3連覇への挑戦が始まる。
第102回箱根駅伝は2026年1月2日に往路、3日に復路が行われる。
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