日本陸連は11月27日、「次世代において国際大会での活躍が期待できる競技者」を育成する「ダイヤモンドアスリート」の第12期認定者を発表した。
第11期でダイヤモンドアスリートNextageとして一部のプログラムに参加していた濱椋太郎(法大)、古賀ジェレミー(東京高)、ドルーリー朱瑛里(津山高)の3人が“昇格”して認定。継続認定となる澤田結弥(ルイジアナ州立大)、永原颯磨(順大)、中谷魁聖(東海大)と合わせて6人となった。
濱は今年のU20東アジア選手権で男子200m銀メダル。4×100mリレーではU20アジア記録に貢献した。男子110mハードルの古賀は日本選手権で5位に入り、インターハイでは追い風参考ながら13秒18(+2.2)をマーク。国民スポーツ大会ではU20規格で13秒07とU20日本記録を更新した。ドルーリーは日本選手権やインターハイ出場などを経験し、来年には米国・ワシントン大へ進学予定だ。
いずれも「プログラムへの取り組みや、プログラムを通して培われた経験・知識、競技面での飛躍、そして来年の活動に向けての意欲」が評価されて選出となった。
なお、完全な新規ダイヤモンドアスリートの選出はなく、ダイヤモンドアスリートNextageとして、男子短距離の松下碩斗(静岡高1)と男子短距離・ハードルの後藤大樹(洛南高1京都)が選出された。
松下は今年の国スポで10秒35(高1歴代2位)をマークして優勝。200mでも21秒07(高1歴代2位)をマークしている。後藤は400mハードルにおいてインターハイで49秒84(高1歴代最高、高校歴代3位)をマークして1年生優勝。400mで46秒80(高1歴代最高)、200mでも21秒22(高1歴代9位)、100mで10秒49(高1歴代10位タイ)、中学時代に全中を制した110mハードルはU20規格で13秒62、走幅跳でも6m91を跳んでいる。
ダイヤモンドアスリートは東京五輪に向けた中長期的なエリートアスリートの国際人としての育成を目的に2014年にスタートしたプログラム。これまで、北口榛花(JAL)、サニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、橋岡優輝(富士通)、藤井菜々子(エディオン)ら、今の日本陸上界を牽引する選手たちが選出されてきた。前回から、自薦・他薦による応募を初めて採用している。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.27
プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催
-
2025.11.26
-
2025.11.26
-
2025.11.25
-
2025.11.20
-
2025.11.20
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.27
プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催
11月27日、日本陸連は2024年度から取り組むプロジェクト「RIKUJO JAPAN」の一環として、「~スポーツの垣根を超える~ 2025 TSUTSUGO SPORTS ACADEMY FESTIVAL × RIKU […]
2025.11.27
古賀ジェレミー、ドルーリー、濱がダイヤモンドアスリート昇格!Nextageに高1の2人が新規認定
日本陸連は11月27日、「次世代において国際大会での活躍が期待できる競技者」を育成する「ダイヤモンドアスリート」の第12期認定者を発表した。 第11期でダイヤモンドアスリートNextageとして一部のプログラムに参加して […]
2025.11.27
岡田久美子が引退発表「誰よりも『速く、強く、美しく歩く選手』を目指して」女子競歩牽引し続けた第一人者
富士通は11月27日、女子競歩の岡田久美子の現役引退を発表した。かねてより「今季が本当の集大成」と話していたが、正式に発表となった。 岡田は埼玉県出身。1991年生まれの34歳で、大迫傑(リーニン)、飯塚翔太(ミズノ)、 […]
2025.11.26
熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導
熊本信愛女学院高(熊本)の元陸上競技部監督で、長年多くのランナーを育てた山口和也さんが11月23日、病気のため亡くなった。71歳。 1980年に同校に赴任した山口さん。当時の日本女子長距離は黎明期であったが、山口さんは高 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025