2025.11.02
全国高校駅伝の出場権を懸けた鹿児島県高校駅伝が11月1日、指宿市営陸上競技場発着コースで行われ、男子(7区間42.195km)は鹿児島城西が2時間8分15秒で2年ぶり3回目の優勝。女子(5区間21.0975km)は神村学園が1時間9分21秒で10年連続32回目の優勝を果たした。
男子はトラック勝負での決着となる大激戦となった。鹿児島城西はトップと11秒差の2位でタスキを受けた2区(3km)の前田悠伍(2年)が快走。区間新記録の8分20秒で逆転し、トップに立つ。3区(8.1075km)では鹿児島実とほぼ並び2秒差に詰められると、4区で首位が交代。鹿児島実に42秒差をつけられた。
鹿児島城西は5区終了時でトップの鹿児島実と43秒差の2位だったが、6区を務めたインターハイ5000m出場の前田陽向(3年)が区間賞でその差を16秒差まで接近。7区(5km)を担ったインターハイ3000m障害出場の坪山雄哉(3年)が一気に前との差を詰める。最後はトラック勝負でのスパート合戦に競り勝ち、2年ぶり3回目の都大路行きを決めた。
鹿児島実は4秒差の2時間8分19秒で2位。惜しくも5年ぶりの県優勝を逃したが、3区の常田励羽(2年)と4区の坂元十色(2年)、5区の新保翔生(3年)と3連続区間賞を奪うなど意地を見せた。
3位は2時間10分56秒で前回初Vの鹿児島工。米永侑悟(2年)が2年連続1区区間賞に輝いた。
2年前の全国大会に優勝し、昨年は5位入賞の神村学園は1、3年生のオーダーで臨んだ。1区(6km)でインターハイ女子3000m8位のエース・瀬戸口凜(3年)が20分23秒で区間賞発進する。
さらに、3区(3km)のムティリ・マーシー(1年)が9分20秒、インターハイ1500mに出場した4区(3km)の武田星莉(1年)が9分50秒、5区(5km)を務めたインターハイ1500出場の野口紗喜音(3年)が16分13秒でいずれも区間賞を獲得した。都大路出場権は10年連続32回目となる。
2位には、昨年の都大路に南九州地区代表として初出場を果たした鹿児島が1時間11分16秒で入った。2区の中島絢音(3年)が13分34秒の区間賞を獲得している。3位は1時間12分55秒で鹿児島女だった。
全国大会は12月21日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。昨年に続いて、男女ともに都道府県代表に加え、地区代表が出場する。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.02
これがエースの走り!青学大・黒田朝日が田澤超えの圧巻区間新で2位に浮上/全日本大学駅伝
-
2025.10.26
-
2025.11.02
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.02
これがエースの走り!青学大・黒田朝日が田澤超えの圧巻区間新で2位に浮上/全日本大学駅伝
◇第57回全日本大学駅伝(11月2日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 学生駅伝ナンバー1を決める第57回全日本大学駅伝が行われ、7区(17.6km)で青学大の黒田朝日(4年)が49分31秒の区間新 […]
2025.11.02
駒大7区・佐藤圭汰が快走!リードを1分55秒に拡大、2年ぶり王座奪還へ大きく近づく/全日本大学駅伝
◇第57回全日本大学駅伝(11月2日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 学生駅伝ナンバー1を決める第57回全日本大学駅伝が行われ、7区(17.6km)は駒大がトップをしっかりとキープした。 駒大の7 […]
2025.11.02
青学大が反撃!6区・飯田翔大が区間賞で5位浮上「自分のところで流れをより大きくしたかった」/全日本大学駅伝
◇第57回全日本大学駅伝(11月2日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 学生駅伝ナンバー1を決める第57回全日本大学駅伝が行われ、6区(12.8km)区間賞は青学大・飯田翔大(2年)が37分20秒で […]
2025.11.02
駒大が6区もトップを維持 中大が國學院大に1秒先着 青学大が5位、順大がシード圏内に浮上!/全日本大学駅伝
◇第57回全日本大学駅伝(11月2日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 駅伝の学生ナンバーワンを決める全日本大学駅伝が行われ、6区は駒大・村上響(3年)が悠々と先頭を走り続けた。 國學院大・浅野結太 […]
2025.11.02
駒大・伊藤蒼唯が圧巻区間新!「よっしゃー!」30秒以上を逆転して52秒差つけトップへ/全日本大学駅伝
◇第57回全日本大学駅伝(11月2日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 学生駅伝ナンバー1を決める第57回全日本大学駅伝が行われ、5区(12.4km)は駒大の伊藤蒼唯(4年)が、吉田響(当時・創価大 […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望