◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)3日目
東京世界陸上3日目のモーニングセッションが行われ、女子3000m障害予選3組で齋藤みう(パナソニック)がアジア歴代9位、日本新記録の9分24秒72の日本新記録をマークした。
400mを70秒で入るハイペースとなったが、「日本記録更新」をターゲットにしていた齋藤が果敢な走りを見せた。
スタート直後から3番手につけ、7、8番手でレースを進めて、1000mを3分03秒、2000mを6分11秒と日本記録を大幅に上回るペースで推移する。
最後はきつくなったが、国立の大歓声にも背中を押され、早狩実紀の日本記録を17年ぶりに9秒21更新。「自分の力が出せれば記録は出せると思っていました。約10秒更新できて、すごくうれしいです」と笑顔を見せた。
日体大時代には日本インカレは22年と24年に優勝している。社会人1年目で迎えた今季は、3月に日本歴代6位、学生歴代2位の9分41秒57をマークすると、4月の金栗記念では日本歴代5位の9分39秒46で走破。5月のアジア選手権では日本歴代2位の9分38秒16で4位に入っていた。
自己記録更新を連発して迎えた大舞台で、快記録を樹立。それでも組6着でわずかに決勝進出には届かず、「世界の選手と差があることはわかりました」と冷静に受け止める。
「良い経験をさせてもらえたので、この経験を生かしてしっかり海外のレースでも走って行けるような選手になりたいと思っています」。新たな“第一人者”としての覚悟を固めた。
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