HOME 国内、世界陸上、日本代表
35km銅メダルの勝木隼人が表彰式「とてつもなく重たい」「もう一度日本に世界陸上を」/東京世界陸上
35km銅メダルの勝木隼人が表彰式「とてつもなく重たい」「もう一度日本に世界陸上を」/東京世界陸上

メダルセレモニーで笑顔を見せる勝木隼人(25年世界陸上)

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)2日目

東京世界陸上1日目のモーニングセッションに行われた男子35km競歩のメダルセレモニーが翌日のイブニングセッション開始前に行われ、銅メダルを手にした勝木隼人(自衛隊体育学校)が登壇した。

前回のブダペストで好評だった会場外でのセレモニーとなった今大会の表彰式。日本最初のメダルとなった勝木に大きな歓声が沸き起こる。日本代表の仲間も見守るなか、堂々と表彰台に上った。

広告の下にコンテンツが続きます

メダルを手にした勝木は「ようやく実感が湧いてきました。物理的にもそうですが、中身もとてつもなく重いです」と感慨に浸る。スタジアム外での表彰式に「2日連続でチケットを買わずに見られますし、何かのついでに見てくれて、選手のことを知ってくれる方もいるかもれません。すごくよい試みだと思います」と語る。

1日終えて、「まだ緊張が続いているので疲れは感じません」と苦笑いし、たくさんの反響に「まだSNSを返せていないのですが、頑張って全部返そうと思っています」と笑った。まだ2人の子どもとはゆっくり会えていないようで、「金メダルって勘違いするかな?」と親の顔になった。

身体のコンディション次第だが、「チャレンジする意味で競歩を盛り上げたい」という思いから、2週間後にある全日本実業団対抗選手権、そして10月の高畠競歩で新たに「マラソン競歩(42.195km)」と変わるロングにも出場する意向を持ち、「陸上競技を知ってもらって、もっと興味を持ってくださる方が増えたらうれしいですし、引退してからでも、またもう一度世界陸上を日本でという気持ちが大きくなりました」と語った。

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)2日目 東京世界陸上1日目のモーニングセッションに行われた男子35km競歩のメダルセレモニーが翌日のイブニングセッション開始前に行われ、銅メダルを手にした勝木隼人(自衛隊体育学校)が登壇した。 前回のブダペストで好評だった会場外でのセレモニーとなった今大会の表彰式。日本最初のメダルとなった勝木に大きな歓声が沸き起こる。日本代表の仲間も見守るなか、堂々と表彰台に上った。 メダルを手にした勝木は「ようやく実感が湧いてきました。物理的にもそうですが、中身もとてつもなく重いです」と感慨に浸る。スタジアム外での表彰式に「2日連続でチケットを買わずに見られますし、何かのついでに見てくれて、選手のことを知ってくれる方もいるかもれません。すごくよい試みだと思います」と語る。 1日終えて、「まだ緊張が続いているので疲れは感じません」と苦笑いし、たくさんの反響に「まだSNSを返せていないのですが、頑張って全部返そうと思っています」と笑った。まだ2人の子どもとはゆっくり会えていないようで、「金メダルって勘違いするかな?」と親の顔になった。 身体のコンディション次第だが、「チャレンジする意味で競歩を盛り上げたい」という思いから、2週間後にある全日本実業団対抗選手権、そして10月の高畠競歩で新たに「マラソン競歩(42.195km)」と変わるロングにも出場する意向を持ち、「陸上競技を知ってもらって、もっと興味を持ってくださる方が増えたらうれしいですし、引退してからでも、またもう一度世界陸上を日本でという気持ちが大きくなりました」と語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.14

中学駅伝日本一決定戦がいよいよ開催 女子11時10分、男子12時15分スタート/全中駅伝

◇全国中学校駅伝(12月14日/滋賀・希望が丘文化公園 男子6区間18km、女子5区間12km) 第33回全国中学校駅伝は14日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。都道府県大会を勝ち抜いた男女 […]

NEWS 編集部コラム「あっという間の2025年」

2025.12.13

編集部コラム「あっという間の2025年」

攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]

NEWS 早大のルーキー・鈴木琉胤「少しずつトラックの頃に戻ってきた」 往路希望で「区間賞を狙う走りを」

2025.12.13

早大のルーキー・鈴木琉胤「少しずつトラックの頃に戻ってきた」 往路希望で「区間賞を狙う走りを」

箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を狙う早大が12月13日、埼玉・所沢キャンパスで合同取材会を開いた。 出雲駅伝、全日本大学駅伝で出走したルーキー・鈴木琉胤は「ハーフは走ったことがなくて、箱根でいきなりという不安はあります。 […]

NEWS 箱根駅伝15年ぶりV狙う早大が合同取材会 花田勝彦駅伝監督「状態上がっている」 山口智規「大手町を楽しみにしてほしい」

2025.12.13

箱根駅伝15年ぶりV狙う早大が合同取材会 花田勝彦駅伝監督「状態上がっている」 山口智規「大手町を楽しみにしてほしい」

箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を狙う早大が12月13日、埼玉・所沢キャンパスで合同取材会を開いた。 この日は撮影と共通取材、個別取材を実施。共通取材で花田勝彦駅伝監督は「今年もかなり良いかたちで準備ができたと思っています […]

NEWS 連覇か、V奪回か?「ニューイヤー駅伝2026」に挑む強豪3チームの意気込み/旭化成・トヨタ自動車・富士通
PR

2025.12.13

連覇か、V奪回か?「ニューイヤー駅伝2026」に挑む強豪3チームの意気込み/旭化成・トヨタ自動車・富士通

2026年の幕開けを飾る全日本実業団対抗駅伝(通称・ニューイヤー駅伝)は、第70回の記念大会として1月1日、前橋市にある群馬県庁前をスタートし、上州路をぐるりと回って県庁に戻る7区間・総距離100kmのコースで行われる。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top