HOME 国内、世界陸上、日本代表
3000m障害・三浦龍司 堂々の予選通過「決勝へのいいシミュレーションになった」/東京世界陸上
3000m障害・三浦龍司 堂々の予選通過「決勝へのいいシミュレーションになった」/東京世界陸上

決勝進出を決めた三浦龍司(25年世界陸上)

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)1日目

東京世界陸上1日目のイブニングセッションが行われ、男子3000m障害予選1組で三浦龍司(SUBARU)が8分30秒43の3着で決勝へ進んだ。

満員となった国立競技場の注目を一身に集めた三浦。大歓声の中、期待に応えるレースで最初の関門を突破した。

広告の下にコンテンツが続きます

決勝への進出条件が着順のみであったため、試合前から他の選手たちと、「スローペースになると話し合っていた」と話しあっていたといい、そのなかでいつもは後方からレースを進める三浦も2周目から先頭争いを演じた。

「本当は後方で楽しても良かったのかな」と思いながらも、三浦が先頭を引っ張ると、会場からはこれまでに経験したことのない割れんばかりの手拍子と歓声が起きる。

2000mを過ぎて徐々にペースが上がり、ゲトネト・ワレ(エチオピア)が先頭を代わっても「着順を取ることを意識しながら、ある程度ちょっと追い込むつもりでは走りました」と冷静に対応。最後の水濠で少しつまずいたものの、しっかりと決勝進出ラインの5着以内をキープした。

広告の下にコンテンツが続きます

レース後、「一番の肝の予選を突破できてホッとしています」と笑顔を見せた三浦。「最後にペースを上げたときは脚も限界だった」としながらも、「決勝へのいいシミュレーションになった」と前向きに捉える。

「決勝は予選よりもサバイバルレースになることはわかってるので、そこに食らいつくような、(日本記録を出した)モナコの再現ができるようなレースになれば」と、目標のメダル獲得に向けて、気を引き締めた。

男子3000m障害の決勝は15日の21時55分から行われる。

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)1日目 東京世界陸上1日目のイブニングセッションが行われ、男子3000m障害予選1組で三浦龍司(SUBARU)が8分30秒43の3着で決勝へ進んだ。 満員となった国立競技場の注目を一身に集めた三浦。大歓声の中、期待に応えるレースで最初の関門を突破した。 決勝への進出条件が着順のみであったため、試合前から他の選手たちと、「スローペースになると話し合っていた」と話しあっていたといい、そのなかでいつもは後方からレースを進める三浦も2周目から先頭争いを演じた。 「本当は後方で楽しても良かったのかな」と思いながらも、三浦が先頭を引っ張ると、会場からはこれまでに経験したことのない割れんばかりの手拍子と歓声が起きる。 2000mを過ぎて徐々にペースが上がり、ゲトネト・ワレ(エチオピア)が先頭を代わっても「着順を取ることを意識しながら、ある程度ちょっと追い込むつもりでは走りました」と冷静に対応。最後の水濠で少しつまずいたものの、しっかりと決勝進出ラインの5着以内をキープした。 レース後、「一番の肝の予選を突破できてホッとしています」と笑顔を見せた三浦。「最後にペースを上げたときは脚も限界だった」としながらも、「決勝へのいいシミュレーションになった」と前向きに捉える。 「決勝は予選よりもサバイバルレースになることはわかってるので、そこに食らいつくような、(日本記録を出した)モナコの再現ができるようなレースになれば」と、目標のメダル獲得に向けて、気を引き締めた。 男子3000m障害の決勝は15日の21時55分から行われる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.13

100m初代表・守祐陽は予選2組10秒37の7着で通過ならず スタート出遅れ上位争いに加われず/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)1日目 東京世界陸上1日目のイブニングセッションが行われ、男子100m予選2組の守祐陽(大東大)は10秒37(+0.1)の7着で準決勝進出はならなかった。 初代表となった守 […]

NEWS 女子走幅跳・秦澄美鈴は決勝進めず「悔しい」満員の国立で手拍子求め「温かい気持ちにはなった」/東京世界陸上

2025.09.13

女子走幅跳・秦澄美鈴は決勝進めず「悔しい」満員の国立で手拍子求め「温かい気持ちにはなった」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)1日目 東京世界陸上1日目のイブニングセッションが行われ、女子走幅跳予選グループAに出場した秦澄美鈴(住友電工)は6m45(+1.2)にとどまり、決勝進出記録の6m75に届 […]

NEWS 1500m予選敗退の田中希実「余裕を持って走れず弱さを感じた」 国立の大観衆に感謝/東京世界陸上

2025.09.13

1500m予選敗退の田中希実「余裕を持って走れず弱さを感じた」 国立の大観衆に感謝/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)1日目 東京世界陸上1日目のイブニングセッションが行われ、女子1500m予選1組で田中希実(New Balance)は4分07秒34の10着で準決勝進出はならなかった。 田 […]

NEWS 6年ぶり出場の木村友香 1500m予選4分15秒70で組14着 序盤に飛び出し中盤まで集団を牽引/東京世界陸上

2025.09.13

6年ぶり出場の木村友香 1500m予選4分15秒70で組14着 序盤に飛び出し中盤まで集団を牽引/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)1日目 東京世界陸上1日目のイブニングセッションが行われ、女子1500m予選3組に出場した木村友香(積水化学)は4分15秒70で14着に終わり、準決勝に進むことはできなかっ […]

NEWS 1500m・田中希実は予選1組10着で準決勝進出ならず 残り1周のペースアップに対応できず/東京世界陸上

2025.09.13

1500m・田中希実は予選1組10着で準決勝進出ならず 残り1周のペースアップに対応できず/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)1日目 東京世界陸上1日目のイブニングセッションが行われ、女子1500m予選1組で田中希実(New Balance)は4分07秒34の10着にとどまり、各組上位6着が進む準 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top