◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)
東京世界陸上の3日目に行われる男子マラソンの日本代表がオンライン会見に臨み、小山直城(Honda)が取材に応じた。
ジャパンチャンピオンシップシリーズ(JMC)シリーズⅣの優勝者で、ワールドランキングによって出場資格を得て自国開催の世界陸上の切符をつかんだ小山。初の世界陸上に向け、「コンディションは上がってきています。8位入賞が目標で、あきらめずに最後までしっかり走りたいです」と意気込む。
6月末の函館マラソンのハーフでは1時間6分16秒とやや苦戦。しかし、その後は7月中旬から約1ヵ月にわたって米国・ボルダーで合宿した。「ケガや体調不良はなく、標高を活用してスタミナ強化ができました」と手応えを口にした。
8月中旬に帰国後は埼玉・狭山で1週間ほど過ごし、大会1週間前までは北海道・千歳で調整した。「いつも1週間前くらいから調整で、6日前にペース走、3日前に刺激の練習をします。パリ五輪や冬のマラソンよりも良いタイムで、身体がしっかり動いている感覚があります」。自ら調子の良さを感じている。
23年10月のパリ五輪を懸けたマラソングランドチャンピオンシップでは終盤に抜け出し、2時間8分57秒で1位となりパリ五輪代表を射止めた。24年の大阪では日本歴代9位(当時)の2時間6分33秒をマークしたが、パリ五輪では23位でのフィニッシュとなった。
「去年のパリ五輪は今までで一番練習をしてきて、結果を残せなかったのが悔しかったです。今回も代表に選ばれたので、その悔しさを晴らせるような走りがしたい」と力を込める。
所属するHondaが大会公式車両を提供。「いろんなところでHondaの車が走っていて、力になると思います。会社を挙げて応援に来てくれるので、元気な姿を見せたいです」と、レースを心待ちにしている。
男子マラソンは大会3日目に実施。暑さ対策のため当初より30分前倒しの7時30分にスタートする。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.10.28
5000m・成沢翔英が13分51秒35で慶大記録更新! 浜川舜斗ら青学大勢3人が13分台
2025.10.28
【女子400m】笠松悠花(GTR/天草倉岳中3)56秒24=中学歴代3位
-
2025.10.28
-
2025.10.28
-
2025.10.28
-
2025.10.27
-
2025.10.26
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.28
5000m・成沢翔英が13分51秒35で慶大記録更新! 浜川舜斗ら青学大勢3人が13分台
国士大Combined Challenge1日目は10月25日、国士大多摩キャンパス陸上競技場で行われ、男子5000mで成沢翔英(慶大)が13分51秒35の慶大記録を更新した。 成沢は長野・上田六中出身で、岐阜・麗澤瑞浪 […]
2025.10.28
田中希実がフィアログループとスポンサー契約締結!「限界を超え、新たな挑戦に挑む」理念が重なり合う
フィアログループは10月28日、女子中長距離の田中希実(New Balance)とスポンサー契約を締結したことを発表した。 フィアログループは1939年に江戸川木型製作所として創業し、産業用機械の木型(マスターモデル)、 […]
2025.10.28
【女子400m】笠松悠花(GTR/天草倉岳中3)56秒24=中学歴代3位
熊本陸協秋季記録会は10月25日、熊本県民運動公園陸上競技場で行われ、女子400mで笠松悠花(GTR/天草倉岳中3熊本)が中学歴代3位の56秒24をマークした。 笠松はハードルや跳躍種目などに幅広く出場。昨年U16大会は […]
2025.10.28
【男子砲丸投】赤澤瑠依(玉野光南高3)16m01=高校歴代5位
第19回岡山カーニバル大会1日目は10月25日、岡山県陸上競技場で行われ、男子砲丸投(一般規格)で赤澤瑠依(玉野光南高3岡山)が高校歴代5位となる16m01をマークした。 赤澤は1投目で大会記録となる16m01をプット。 […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望