◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)
東京世界陸上の開幕を翌日に控え、国立競技場で公式練習が行われた。海外の有力選手たちも姿を見せ、メディアに意気込みを語った。
女子走高跳で2m10の世界記録を持ち、パリ五輪金メダリストのヤロスラワ・マフチフ(ウクライナ)は、「室内シーズン後に十分な休養が取れず、夏場に疲れが出てしまった」と今季を振り返った。ライバルのニコラ・オリスラガース(豪州)に敗れたことについても「ハムストリングの張りでトレーニング量を減らさざるを得なかったのが要因」と自己分析する。
それでも、8月下旬のDLファイナルではテーピングなしで出場できるまで回復。「あの状況で2m02を跳べたのは大きな自信になった」と復調をアピールした。
昨年はスピード強化に重点を置き、世界記録更新後は助走技術の向上に着手。再びの世界記録更新を狙う。「身体的にも精神的にも連覇の準備は整っている。今年の女子走高跳はハイレベルだが、それがまた私を奮い立たせてくれる」と自信をのぞかせた。
一方、男子35km競歩(13日)と、20km競歩(20日)に出場予定のエヴァン・ダンフィー(カナダ)は、岐阜県での事前合宿を経て東京入り。「岐阜での合宿は素晴らしかった。カナダチームは全員が良い状態で戦う準備ができている」と語る。
ダンフィーは16年リオ五輪50km競歩で荒井広宙と熾烈な銅メダル争いを演じて以降、長年世界トップで活躍。今季は3月に35km競歩で2時間21分40秒と世界記録(当時)を樹立するなど、今年35歳を迎える年齢となってもなお進化を続けている。
また、日本の競技会にもたびたび参加してきた経験を踏まえ、「日本には熱心な競歩ファンがたくさんいる。東京五輪の時も観戦自粛が呼びかけられていたにも関わらず数千人の人が集まった。明日のレースも日本人がメダル候補だから、大勢の観客が来るでしょう」と、大歓声の中でのレースを心待ちにしている。
「人生最高のコンディションだし、今回は初めてアンダードッグ(伏兵)ではなく優勝候補として挑む。メンタル面ではこれまでと違う戦いになるが、準備はできている」と、こちらも金メダル獲得への強い意欲を示した。
東京世界陸上は9月13日から21日まで、国立競技場をメイン会場に行われる。チケットは公式サイトやチケットぴあで購入可能。TBSが全日程を独占放送する。
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