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2025.06.14

男女400mで好タイム 小澤耀平46秒60の大会新で「100点満点」バログン・ハル53秒73 岡野陸が走幅跳7m57/IH南関東
男女400mで好タイム 小澤耀平46秒60の大会新で「100点満点」バログン・ハル53秒73 岡野陸が走幅跳7m57/IH南関東

小澤耀平(25年IH南関東大会)

◇インターハイ南関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)

広島インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の1日目が行われ、男子400mは昨年のインターハイ8位の小澤耀平(城西3東京)が46秒60で優勝した。

従来の記録を0.01秒更新する大会新で、井上大地(東京/現・大松運輸)が持っていた都高校記録(46秒91)をも9年ぶりに更新。「目標としていた46秒台がやっと出て、昨年の菊田先輩(響生/神奈川・法政二、現・法大)の大会記録も更新し、100点満点の走りができました」。

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2位だった前回の反省を生かしつつ、「負けない自信がある」という後半の200mにつなげるレースを組み立てた。

「昨年の南関東は前半でとばし過ぎて、後半に大きく失速してしまったので、今回はそれを見越して前半は自分のペースで行き、ラスト200m、100mで切り替えて最後まで持ち堪えるというプランでした。それができたので良かったです」。昨年度はインターハイで決勝に進み、8位入賞を果たした小澤。頂点を見据える今年は「予選、準決勝と余裕を持って決勝に向けて力を温存させて、決勝で46秒中盤または前半を出して優勝したいです」と力を込めた。

2位の髙橋千尋(港北3神奈川)も47秒10の好タイム。髙橋は「インターハイに行ければ良いと思っていたのでうれしいですが、決勝は力んでしまいました。もっと後半に強い選手になれるようにがんばります」と気持ちを切り替えていた。

このほか男子では、1500mで昨年のインターハイ王者、フェリックス・ムティアニ(山梨学院3)が3分45秒36で2連覇。チームメイトの佐藤新太(3年)も3分50秒81で2位を占め、山梨学院勢がワン・ツーフィニッシュを果たした。

走幅跳は岡野陸(松戸六実3千葉)が最終6回目に7m57(+0.8)と20cmの大幅自己新で逆転V。西村友希(都留3山梨)が7m39(+1.1)で2位、太田倖陽(吉田3山梨)が7m33(+1.4)で3位に続いた。棒高跳は加藤佑弥(横浜清風3神奈川)が4m70で制し、昨年に続くインターハイ行きを決めた。

八種競技の宮下輝一(市船橋3千葉)は前半4種目を終えて3233点。手島啓汰(東京3東京)が3000点で食らいつき、ともに明日は史上7人目の6000点超えに期待がかかる。

女子では、400mのバログン・ハル(市川2千葉)が高2歴代3位の53秒73で快勝。2位には55秒30でガードナ・レイチェル麻由(法政二3神奈川)が入り、3位は55秒59で富田絢華(相洋3神奈川)が占めた。

棒高跳の宮崎芳花(川崎橘3神奈川)は自己記録となる3m70まですべて一発でクリアして初V。走高跳の倉田心夏(八千代松陰3千葉)は1m73を2回目に成功し、ルーキーの谷口天音(白梅学園・東京)や昨年のインターハイ覇者・鴨田るな(東海大相模2神奈川)らを抑えて優勝している。

やり投の岩達結希乃(磯辺3千葉)は自己記録を2m81更新する48m63をマークして1位だった。

全国インターハイは7月25日から29日に広島・ほっとスタッフフィールド広島(広島広域公園陸上競技場)で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。

文/小野哲史

◇インターハイ南関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場) 広島インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の1日目が行われ、男子400mは昨年のインターハイ8位の小澤耀平(城西3東京)が46秒60で優勝した。 従来の記録を0.01秒更新する大会新で、井上大地(東京/現・大松運輸)が持っていた都高校記録(46秒91)をも9年ぶりに更新。「目標としていた46秒台がやっと出て、昨年の菊田先輩(響生/神奈川・法政二、現・法大)の大会記録も更新し、100点満点の走りができました」。 2位だった前回の反省を生かしつつ、「負けない自信がある」という後半の200mにつなげるレースを組み立てた。 「昨年の南関東は前半でとばし過ぎて、後半に大きく失速してしまったので、今回はそれを見越して前半は自分のペースで行き、ラスト200m、100mで切り替えて最後まで持ち堪えるというプランでした。それができたので良かったです」。昨年度はインターハイで決勝に進み、8位入賞を果たした小澤。頂点を見据える今年は「予選、準決勝と余裕を持って決勝に向けて力を温存させて、決勝で46秒中盤または前半を出して優勝したいです」と力を込めた。 2位の髙橋千尋(港北3神奈川)も47秒10の好タイム。髙橋は「インターハイに行ければ良いと思っていたのでうれしいですが、決勝は力んでしまいました。もっと後半に強い選手になれるようにがんばります」と気持ちを切り替えていた。 このほか男子では、1500mで昨年のインターハイ王者、フェリックス・ムティアニ(山梨学院3)が3分45秒36で2連覇。チームメイトの佐藤新太(3年)も3分50秒81で2位を占め、山梨学院勢がワン・ツーフィニッシュを果たした。 走幅跳は岡野陸(松戸六実3千葉)が最終6回目に7m57(+0.8)と20cmの大幅自己新で逆転V。西村友希(都留3山梨)が7m39(+1.1)で2位、太田倖陽(吉田3山梨)が7m33(+1.4)で3位に続いた。棒高跳は加藤佑弥(横浜清風3神奈川)が4m70で制し、昨年に続くインターハイ行きを決めた。 八種競技の宮下輝一(市船橋3千葉)は前半4種目を終えて3233点。手島啓汰(東京3東京)が3000点で食らいつき、ともに明日は史上7人目の6000点超えに期待がかかる。 女子では、400mのバログン・ハル(市川2千葉)が高2歴代3位の53秒73で快勝。2位には55秒30でガードナ・レイチェル麻由(法政二3神奈川)が入り、3位は55秒59で富田絢華(相洋3神奈川)が占めた。 棒高跳の宮崎芳花(川崎橘3神奈川)は自己記録となる3m70まですべて一発でクリアして初V。走高跳の倉田心夏(八千代松陰3千葉)は1m73を2回目に成功し、ルーキーの谷口天音(白梅学園・東京)や昨年のインターハイ覇者・鴨田るな(東海大相模2神奈川)らを抑えて優勝している。 やり投の岩達結希乃(磯辺3千葉)は自己記録を2m81更新する48m63をマークして1位だった。 全国インターハイは7月25日から29日に広島・ほっとスタッフフィールド広島(広島広域公園陸上競技場)で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。 文/小野哲史

インターハイ南関東大会の優勝者をチェック!

●男子 400m 小澤耀平(城西3東京) 46秒60=大会新 1500m フェリックス・ムティアニ(山梨学院3山梨) 3分45秒36 棒高跳 加藤佑弥(横浜清風3神奈川) 4m70 走幅跳 岡野陸(松戸六実3千葉) 7m57(+0.8) [adinserter block="4"] ●女子 400m バログン・ハル(市川2千葉) 53秒73 5000m競歩 藤田歩波(鶴嶺2神奈川) 25分06秒68 走高跳 倉田心夏(八千代松陰3千葉) 1m73 棒高跳 宮崎芳花(川崎橘3神奈川) 3m70 ハンマー投 鈴木瑠華(木更津総合3千葉) 47m90 やり投 岩達結希乃(磯辺3千葉) 48m63

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