6月12日、九電工は所属するベナード・コエチ(ケニア)と結んでいた選手契約を6月30日付で解除することを発表した。コエチは11日に、アスリート・インテグリティ・ユニット(AIU、世界陸連の独立不正監査機関)からドーピング違反による暫定資格停止処分が下されていた。
九電工はAIUから通知を受けた後、コエチに対して事実確認を行い、「ドーピング規則違反になるような行為は行っていない」と回答を受けたという。同社はコエチの意見を支持するとしたものの、暫定的資格停止期間は競技会への出場ができないことを理由に、「誠に遺憾ながら、当選手との選手契約を2025年6月30日に解除することに至りました」としている。
コエチのドーピング違反はABP(生体パスポート)の数値が異常値を示し、禁止物質の使用が疑われたことが理由。同様の理由で競歩の池田向希(旭化成)も暫定資格停止処分を受けており、池田側はスポーツ仲裁裁判所に上訴している。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.06.06
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
2025.05.16
2025高校最新ランキング【女子】
-
2025.05.15
-
2025.05.15
-
2025.05.15
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.13
東京世界陸上 米国女子マラソン代表のサイナが出産予定により代表辞退 ボストン7位のマクレーンが代表に
米国陸連は6月12日、9月に東京で開催される世界選手権の女子マラソン代表に選ばれていたB.サイナが出場を辞退し、代わってJ.マクレーンが代表に選出されたと発表した。サイナは今秋に出産を控えていることを理由に辞退を表明して […]
2025.06.13
グランドスラム・トラックが第4戦ロサンゼルス大会の中止、26年への延期を発表!25年シーズンは3大会で終了、理由は公表せず
6月12日、グランドスラム・トラックの主催者は6月28、29日に予定されていたグランドスラム・トラック第4戦ロサンゼルス大会を実施しないこと、26年シーズンへの延期と発表した。25年の同リーグはこれまでの3大会で終了とな […]
2025.06.13
ワルホルムが300mH32秒67! 自身の世界最高記録を更新! 5000mではヤングが12分45秒27の屋外米国新でV/DLオスロ
6月12日、ノルウェー・オスロでダイヤモンドリーグ(DL)第6戦のビスレットゲームズが開催され、男子300mハードルではK.ワルホルム(ノルウェー)が32秒67の世界歴代最高で優勝した。従来の最高記録はワルホルム自身が今 […]
2025.06.13
400mH・豊田将樹のアンチ・ドーピング規則違反「意図的ではない」と認定 CASがWADAの申し立てを棄却「晴れやかな気持ちで取り組める」
富士通陸上競技部は6月13日、ホームページ上に「豊田将樹選手に対するアンチ・ドーピング規則違反の処分に関するスポーツ仲裁裁判所(CAS)の決定について」と題したリリースを掲載し、豊田のアンチ・ドーピング規則違反が「意図的 […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会