HOME 国内、大学

2025.06.07

110mH阿部竜輝“世界基準”の13秒25で連覇!!名門の主将として「勝つことが自分の役目」/日本IC
110mH阿部竜輝“世界基準”の13秒25で連覇!!名門の主将として「勝つことが自分の役目」/日本IC

日本インカレ男子110mHで優勝した阿部竜希

◇天皇賜盃第94回日本学生対校選手権(6月5日~8日/岡山・JFE晴れの国スタジアム)3日目

学生日本一を決める日本インカレの3日目が行われ、男子110mハードルは阿部竜希(順大)が大会連覇を達成した。学生歴代3位の自己記録を0.01秒更新する13秒25(+0.8)をマーク。自身3度目の東京世界選手権参加標準記録(13秒27)突破となる。

広告の下にコンテンツが続きます

山崎一彦コーチから「世界の阿部だと証明してこい」と送り出された。スタートから一気に加速すると、「最初の3台の感覚は良かった」と差を広げていく。ただ、中盤以降は「歯車が噛み合わなくなった」と振り返る。それでも、他を寄せ付けない圧巻の走りに“世界”をしっかり証明した。

最後の日本インカレ。この舞台こそ、阿部にとって“世界”を感じてきた大会でもある。1年時から出場し、2年時には先輩の村竹ラシッド(現・JAL)が13秒04の日本記録をマークし、「世界トップクラスを痛感した」。その背中をずっと追いかけて成長してきた。

昨年は初優勝を飾り、「人生初の日本一でしたが、世界に出るための準備が必要だと感じました」。そして今年に向けて「本当に世界に出るんだというところを目指してやってきた」。1年前は「想像もできなかった」名門の主将。仲間が背中を押してくれた。

過密日程のため出場を見送った関東インカレでは総合優勝が途切れた。世界を目指しているからこそ、そして、それをできる環境である順大だからこそだったが、悔しさは人一倍。この日も「朝から緊張でご飯も喉を通らないほど」。順大を背負うということはそういうことで、先輩たちははね除けてきた。招集所には競歩ブロックなど、たくさんの仲間が一緒に来て送り出してくれたのは、阿部という男の人柄だろう。

「最後のインカレなんだなって。勝つのはもちろん、後悔がないように楽しもうと思いました」。先輩たちがインカレで見せてきた“世界”を、阿部もきっちり受け継いで、泉谷駿介(現・住友電工)、村竹と続けてきた順大勢6連覇を達成。この背中を追うライバルや後輩が、また世界を目指す。

残り1日。「できることをやって応援して、総合優勝を目指します」。個人としては「本当の戦いは1ヵ月後」。日本選手権で2位以内に入れば東京世界選手権に内定する。「課題もわかったので、映像と主観を比べながら、山崎先生と相談して、勝つつもりで臨みたい」。最後のインカレというハードルを越えた阿部が、次は世界とつながるハードルを一気に跳び越える。

◇天皇賜盃第94回日本学生対校選手権(6月5日~8日/岡山・JFE晴れの国スタジアム)3日目 学生日本一を決める日本インカレの3日目が行われ、男子110mハードルは阿部竜希(順大)が大会連覇を達成した。学生歴代3位の自己記録を0.01秒更新する13秒25(+0.8)をマーク。自身3度目の東京世界選手権参加標準記録(13秒27)突破となる。 山崎一彦コーチから「世界の阿部だと証明してこい」と送り出された。スタートから一気に加速すると、「最初の3台の感覚は良かった」と差を広げていく。ただ、中盤以降は「歯車が噛み合わなくなった」と振り返る。それでも、他を寄せ付けない圧巻の走りに“世界”をしっかり証明した。 最後の日本インカレ。この舞台こそ、阿部にとって“世界”を感じてきた大会でもある。1年時から出場し、2年時には先輩の村竹ラシッド(現・JAL)が13秒04の日本記録をマークし、「世界トップクラスを痛感した」。その背中をずっと追いかけて成長してきた。 昨年は初優勝を飾り、「人生初の日本一でしたが、世界に出るための準備が必要だと感じました」。そして今年に向けて「本当に世界に出るんだというところを目指してやってきた」。1年前は「想像もできなかった」名門の主将。仲間が背中を押してくれた。 過密日程のため出場を見送った関東インカレでは総合優勝が途切れた。世界を目指しているからこそ、そして、それをできる環境である順大だからこそだったが、悔しさは人一倍。この日も「朝から緊張でご飯も喉を通らないほど」。順大を背負うということはそういうことで、先輩たちははね除けてきた。招集所には競歩ブロックなど、たくさんの仲間が一緒に来て送り出してくれたのは、阿部という男の人柄だろう。 「最後のインカレなんだなって。勝つのはもちろん、後悔がないように楽しもうと思いました」。先輩たちがインカレで見せてきた“世界”を、阿部もきっちり受け継いで、泉谷駿介(現・住友電工)、村竹と続けてきた順大勢6連覇を達成。この背中を追うライバルや後輩が、また世界を目指す。 残り1日。「できることをやって応援して、総合優勝を目指します」。個人としては「本当の戦いは1ヵ月後」。日本選手権で2位以内に入れば東京世界選手権に内定する。「課題もわかったので、映像と主観を比べながら、山崎先生と相談して、勝つつもりで臨みたい」。最後のインカレというハードルを越えた阿部が、次は世界とつながるハードルを一気に跳び越える。

男子110mハードル学生歴代10傑

13.04 -0.9 村竹ラシッド(順大4) 2023. 9.16 13.06 1.2 泉谷駿介(順大4)   2021. 6.27 13.25 0.8 阿部竜希(順大4)   2025. 4.25 13.29 1.1 豊田兼(慶大3)    2023. 8. 4 13.42 1.3 樋口隼人(筑波大4)  2025. 4.26 13.45 0.3 横地大雅(法大3)   2021. 7.17 13.47 0.7 藤原孝輝(東洋大2)  2022. 9.10 13.50 0.1 内藤真人(法大3)   2001.10.17 13.53 1.8 金井大旺(法大4)   2017. 7.22 13.53 -2.1 似内陸斗(岩手大3)  2024. 9.21 13.53 0.8 西徹朗(早大4)    2025. 4.25

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.03.21

60m桐生祥秀&木梨嘉紀準決勝進むもファイナル届かず クレイ・アーロン800m日本男子初の予選通過/世界室内

◇トルン世界室内選手権(3月20~22日/ポーランド・トルン) 第21回世界室内選手権が3月20日に開幕し、初日は日本選手3人が出場した。 広告の下にコンテンツが続きます 男子60mでは桐生祥秀(日本生命)と木梨嘉紀(筑 […]

NEWS 【大会結果】世界室内選手権(2026年3月20日~22日)

2026.03.21

【大会結果】世界室内選手権(2026年3月20日~22日)

【大会結果】世界室内選手権(2026年3月20日~22日/ポーランド・トルン) 男子 60m 金 J.アンソニー(米国) 6秒41 銀 K.トンプソン(ジャマイカ) 6秒45 銅 T.ブロメル(米国) 6秒45 [日本代 […]

NEWS 石塚陽士が現役引退 高校時代1500mで好記録 早大で箱根4年連続出場 学業と競技の両立図る

2026.03.20

石塚陽士が現役引退 高校時代1500mで好記録 早大で箱根4年連続出場 学業と競技の両立図る

男子中長距離の石塚陽士(ロジスティード)が3月20日、自身のSNSを更新し、3月21日のSpring Trial in Waseda(スプリング・トライアル・イン・ワセダ)1500m(埼玉・早稲田大学織田幹雄記念陸上競技 […]

NEWS 男子200m・永丘琉人が中2歴代6位の22秒10 栃木と山梨で中学生アスリートが始動

2026.03.20

男子200m・永丘琉人が中2歴代6位の22秒10 栃木と山梨で中学生アスリートが始動

第3回南関東中学生陸上競技大会が3月20日、山梨県甲府市のJITリサイクルインクスタジアム(小瀬スポーツ公園)で開催された。 同大会は、4月からの本格的なトラック&フィールドシーズン開幕を前に、千葉、東京、神奈川、山梨の […]

NEWS コモディイイダ・柴田龍一が陸上競技部退部 今後は社業に専念しつつも競技は続行

2026.03.20

コモディイイダ・柴田龍一が陸上競技部退部 今後は社業に専念しつつも競技は続行

コモディイイダは3月20日にSNSを更新し、柴田龍一が3月29日のふくい桜マラソン(福井)のペースメーカーを最後に陸上競技部の活動を締めくくり、退部すると発表した。 柴田は皇學館大学出身。学生時代は21年東海インカレ10 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年4月号 (3月13日発売)

2026年4月号 (3月13日発売)

別冊付録 記録年鑑 2025

東京マラソン、大阪マラソン、名古屋ウィメンズマラソン

page top