HOME 高校

2025.06.03

2年生・元山尚紀100m大会新 長戸楽心200m大幅自己新の20秒97 3種目Vは笹原愛理、黒原さつき、筧湖乃栞/IH福井県大会
2年生・元山尚紀100m大会新 長戸楽心200m大幅自己新の20秒97 3種目Vは笹原愛理、黒原さつき、筧湖乃栞/IH福井県大会

元山尚紀(24年国民スポーツ大会)

広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。

福井県大会は5月31日から6月2日の3日間、福井県営陸上競技場で行われた。

広告の下にコンテンツが続きます

男子は短距離2種目で大会記録が誕生。100mでは、元山尚紀(鯖江2)が10秒61(+0.6)で優勝。愛宕頼(敦賀/現・東海大)らが持っていた大会記録を0.01秒更新した。2走で出場した4×400mリレーでは3分19秒90と2冠を獲得。また、昨年の国民スポーツ大会少年Bで2位の実績を持つ走幅跳でも7m02(+1.4)で2位に入っている。

追い風2.0mの好条件で行われた200mは長戸楽心(北陸3)が20秒97と18年ぶりに0.36秒も大会記録を更新。長戸自身も大会前の自己ベストを一気に0.90秒も短縮した。4×100mリレーの1走として41秒57でのチームの優勝に貢献しており、2冠に輝いている。

そのほか、3000m障害の西野寛太郎(美方3)が9分18秒31で2連覇を果たした。

フィールド種目では走幅跳で福岡インターハイ出場の髙橋佳大(敦賀気比3)は1回目に7m07(+2.9)をマークして2連覇を決めている。砲丸投は岡田颯斗(敦賀1)は13m52でルーキーV。13m42で2位に入った住田成大(2年)とともに敦賀勢がワン・ツーを飾った。やり投も1年生の三原直紀(福井高専)が最終投てきで49m64を放ち、逆転優勝した。

広告の下にコンテンツが続きます

女子短距離は強い追い風を受けて北陸勢が躍動。100mは笹原愛理(3年)が11秒99(+2.6)で制すると、200mでも24秒20(+2.7)で優勝。2位には南綾音(2年)が入り、24秒71とワン・ツーフィニッシュを遂げた。笹原が2走、南がアンカーを務めた4×100mは48秒22で優勝し、笹原は3冠を果たした。

また、400mは黒原さつき(敦賀3)が58秒57で400mを制すと、800mは2分14秒42で2連覇。4×400mリレーでは2走を務め、3分54秒27でのチームの優勝に導いた。なお、400mではチームメイトの山田笑梨(3年)が2位(59秒15)、西出結香(1年)が3位(59秒19)で続き、上位を独占している。

100mハードルは昨年の全中で3位の実績を持つ藤田紗季(敦賀1)が14秒11(+2.3)で1位。400mハードルでも63秒42で2種目を制した。

走幅跳は寺本栞那(敦賀気比3)が強い風を受けて5m81(+6.4)で2年連続優勝を遂げた。

投てきは筧湖乃栞(敦賀3)が3冠達成。初日のハンマー投を47m79で2連覇を果たすと、2日目の砲丸投は10m70、最終日の円盤投は35m15でそれぞれ制した。

なお、女子5000m競歩にはエントリーした選手がいなかった。

学校対抗は男子が116点を挙げた鯖江が総合V。女子は敦賀がトラック、フィールドともに他を大きく引き離し、221点で総合優勝を遂げている。

北信越大会は6月19日から22日の4日間、県大会と同じく福井県営陸上競技場にて行われる。

広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。 福井県大会は5月31日から6月2日の3日間、福井県営陸上競技場で行われた。 男子は短距離2種目で大会記録が誕生。100mでは、元山尚紀(鯖江2)が10秒61(+0.6)で優勝。愛宕頼(敦賀/現・東海大)らが持っていた大会記録を0.01秒更新した。2走で出場した4×400mリレーでは3分19秒90と2冠を獲得。また、昨年の国民スポーツ大会少年Bで2位の実績を持つ走幅跳でも7m02(+1.4)で2位に入っている。 追い風2.0mの好条件で行われた200mは長戸楽心(北陸3)が20秒97と18年ぶりに0.36秒も大会記録を更新。長戸自身も大会前の自己ベストを一気に0.90秒も短縮した。4×100mリレーの1走として41秒57でのチームの優勝に貢献しており、2冠に輝いている。 そのほか、3000m障害の西野寛太郎(美方3)が9分18秒31で2連覇を果たした。 フィールド種目では走幅跳で福岡インターハイ出場の髙橋佳大(敦賀気比3)は1回目に7m07(+2.9)をマークして2連覇を決めている。砲丸投は岡田颯斗(敦賀1)は13m52でルーキーV。13m42で2位に入った住田成大(2年)とともに敦賀勢がワン・ツーを飾った。やり投も1年生の三原直紀(福井高専)が最終投てきで49m64を放ち、逆転優勝した。 女子短距離は強い追い風を受けて北陸勢が躍動。100mは笹原愛理(3年)が11秒99(+2.6)で制すると、200mでも24秒20(+2.7)で優勝。2位には南綾音(2年)が入り、24秒71とワン・ツーフィニッシュを遂げた。笹原が2走、南がアンカーを務めた4×100mは48秒22で優勝し、笹原は3冠を果たした。 また、400mは黒原さつき(敦賀3)が58秒57で400mを制すと、800mは2分14秒42で2連覇。4×400mリレーでは2走を務め、3分54秒27でのチームの優勝に導いた。なお、400mではチームメイトの山田笑梨(3年)が2位(59秒15)、西出結香(1年)が3位(59秒19)で続き、上位を独占している。 100mハードルは昨年の全中で3位の実績を持つ藤田紗季(敦賀1)が14秒11(+2.3)で1位。400mハードルでも63秒42で2種目を制した。 走幅跳は寺本栞那(敦賀気比3)が強い風を受けて5m81(+6.4)で2年連続優勝を遂げた。 投てきは筧湖乃栞(敦賀3)が3冠達成。初日のハンマー投を47m79で2連覇を果たすと、2日目の砲丸投は10m70、最終日の円盤投は35m15でそれぞれ制した。 なお、女子5000m競歩にはエントリーした選手がいなかった。 学校対抗は男子が116点を挙げた鯖江が総合V。女子は敦賀がトラック、フィールドともに他を大きく引き離し、221点で総合優勝を遂げている。 北信越大会は6月19日から22日の4日間、県大会と同じく福井県営陸上競技場にて行われる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.22

東洋大・緒方澪那斗が10000m全体トップ 西村真周も続く/あおもりDC記録会

有力大学の選手が多数エントリーしたあおもりディスタンスチャレンジ記録会が6月22日に行われた。 男子10000m3組目は緒方澪那斗(東洋大4)が28分27秒50の自己新でトップだった。これまでの自己記録は高3の時に出した […]

NEWS ダイソー・岩本真弥監督の『還暦を祝う会』世羅高時代の教え子ら約140人が集って盛大に開催

2025.06.22

ダイソー・岩本真弥監督の『還暦を祝う会』世羅高時代の教え子ら約140人が集って盛大に開催

広島・世羅高を全国高校駅伝で男女を合わせて6度の日本一に導き、現在は実業団のダイソー女子駅伝部を率いている岩本真弥監督の『還暦を祝う会』が6月22日、広島市内のホテルで行われた。 世羅高時代の教え子やダイソーの選手、スタ […]

NEWS ディーン元気 今季初大台の80m20!シーズンベストで日本選手権に弾み/WAコンチネンタルツアー

2025.06.22

ディーン元気 今季初大台の80m20!シーズンベストで日本選手権に弾み/WAコンチネンタルツアー

世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ブロンズのクオルタネゲームズ(フィンランド)が行われ、男子やり投にディーン元気(ミズノ)が出場した。 気温の低いコンディションのなか、ディーンは3回目にシーズンベストとなる77m83 […]

NEWS 男子100m渡邊隆喜が10秒39!県大会の雪辱果たすV 女子100mは松本真奈が前田さくら抑える/IH中国

2025.06.22

男子100m渡邊隆喜が10秒39!県大会の雪辱果たすV 女子100mは松本真奈が前田さくら抑える/IH中国

広島インターハイ出場を懸けた中国地区大会の2日目が行われ、男子100mでは渡邊隆喜(広島国際学院3)が大会記録および自己記録を更新する10秒39(+1.3)で優勝を飾った。 レースは広島県大会優勝者の荒谷匠人(近大東広島 […]

NEWS 清水空跳 悪条件ものともせず100m10秒39!阪真琴は女子400mHも制して3冠/IH北信越

2025.06.22

清水空跳 悪条件ものともせず100m10秒39!阪真琴は女子400mHも制して3冠/IH北信越

◇インターハイ北信越地区大会(6月19~22日/福井・福井県営陸上競技場)3日目 広島インターハイを懸けた北信越大会の3日目が行われ、男子100mでは、昨年のインターハイ2位で今年5月に10秒20をマークしている清水空跳 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top