HOME 国内

2025.05.03

前田穂南が復活の一歩!5km15分48秒「刺激が入った」再び世界目指し「継続して練習を」/Tokyo:Speed:Race
前田穂南が復活の一歩!5km15分48秒「刺激が入った」再び世界目指し「継続して練習を」/Tokyo:Speed:Race

Tokyo:Speed:Raceの5kmに出場した前田穂南

アシックス主催の公認ロードレース大会「Tokyo:Speed:Race」が東京・新宿区の明治神宮外苑で行われ、パリ五輪女子マラソン代表の前田穂南(天満屋)がエリート女子5kmに日本勢でただ1人出場し、15分48秒で13位に入った。優勝はニャガ・カロライン(ケニア)で14分19秒だった。

右大腿骨疲労骨折のため、本番直前に欠場を余儀なくされたパリ五輪から約9ヵ月、前田が公式レースのスタートラインに立った。レース自体は24年5月の中国実業団選手権3000m以来でほぼ1年ぶり。「久々のレースでしたが、しっかりと走れることができて、またパワーアップした走りができるようにしたいと思えました」と笑顔を見せた。

パリ五輪後は、出場できなかった失意の中でも骨折した部位を完治させることに集中。そこから、「次の目標に向かって一から脚作りをしてきた」と言う。その後はトレーニングも徐々にこなせるようになり、今回は「今の状態を確認する」ことをテーマに出場。「どれぐらい走れるかわからなかったけど、15分台で走れれば」という目標をクリアし、「70点。ボチボチです」とうなずく。

広告の下にコンテンツが続きます

忘れかけていたレースの感覚、速い動き、雰囲気を味わい、「刺激が入ったので、次に向けて継続してやっていきたい」と前田。その目線の先に自らの日本記録(2時間18分59秒)の更新、2028年ロサンゼルス五輪への挑戦がある。

だが、まずは「次のマラソンに向けて継続して練習していきたい」と一歩一歩を強調。「たくさんの応援の声に励まされて、またもう一度がんばろうという気持ちが湧いた」という前田が、再び世界へのスタートラインに立った。

※本文中に誤りがありましたので訂正しました。

アシックス主催の公認ロードレース大会「Tokyo:Speed:Race」が東京・新宿区の明治神宮外苑で行われ、パリ五輪女子マラソン代表の前田穂南(天満屋)がエリート女子5kmに日本勢でただ1人出場し、15分48秒で13位に入った。優勝はニャガ・カロライン(ケニア)で14分19秒だった。 右大腿骨疲労骨折のため、本番直前に欠場を余儀なくされたパリ五輪から約9ヵ月、前田が公式レースのスタートラインに立った。レース自体は24年5月の中国実業団選手権3000m以来でほぼ1年ぶり。「久々のレースでしたが、しっかりと走れることができて、またパワーアップした走りができるようにしたいと思えました」と笑顔を見せた。 パリ五輪後は、出場できなかった失意の中でも骨折した部位を完治させることに集中。そこから、「次の目標に向かって一から脚作りをしてきた」と言う。その後はトレーニングも徐々にこなせるようになり、今回は「今の状態を確認する」ことをテーマに出場。「どれぐらい走れるかわからなかったけど、15分台で走れれば」という目標をクリアし、「70点。ボチボチです」とうなずく。 忘れかけていたレースの感覚、速い動き、雰囲気を味わい、「刺激が入ったので、次に向けて継続してやっていきたい」と前田。その目線の先に自らの日本記録(2時間18分59秒)の更新、2028年ロサンゼルス五輪への挑戦がある。 だが、まずは「次のマラソンに向けて継続して練習していきたい」と一歩一歩を強調。「たくさんの応援の声に励まされて、またもう一度がんばろうという気持ちが湧いた」という前田が、再び世界へのスタートラインに立った。 ※本文中に誤りがありましたので訂正しました。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.10

【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ

第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]

NEWS 前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

2025.12.10

前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]

NEWS 15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝

2025.12.10

15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回4位の早大は「5強」の一角として、15年ぶり優勝をしっかりと視界に捉える。 就任4年目を迎えた花田勝彦駅伝監督は、今年度で […]

NEWS 99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝

2025.12.10

99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 全日本大学駅伝で2位を占めた中大は、前回5位からの躍進を期す。藤原正和監督は「いいチームができました」と胸を張って語る。 1年 […]

NEWS 第102回箱根駅伝ゲスト解説に駒大OB・篠原倖太朗、國學院大OB・平林清澄ら 往路さらなる特別ゲストも

2025.12.10

第102回箱根駅伝ゲスト解説に駒大OB・篠原倖太朗、國學院大OB・平林清澄ら 往路さらなる特別ゲストも

関東学生陸上競技連盟が12月10日、第102回箱根駅伝の開催要項を発表し、テレビ中継する日本テレビの放送についても合わせて発表された。 2026年1月2日の往路、3日の復路ともに7時から生中継。放送センターでの解説は往路 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top