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2025.05.03

鵜澤飛羽が200m20秒05w 追い風参考ながら末續慎吾の日本記録に迫る/静岡国際
鵜澤飛羽が200m20秒05w 追い風参考ながら末續慎吾の日本記録に迫る/静岡国際

25年静岡国際で3連覇を達成した鵜澤飛羽

◇静岡国際(5月3日/静岡・小笠山総合運動公園エコパスタジアム)

日本グランプリシリーズの静岡国際が行われ、男子200mで鵜澤飛羽(JAL)が20秒05(+2.1)を叩き出し、大会3連覇を果たした。

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鵜澤は予選で20秒13(+0.8)と2023年に出した自己記録を0.1秒更新する日本歴代4位タイをマークし、東京世界選手権の参加標準記録(20秒16)も突破。決勝ではさらにギアを上げた。公認記録となる追い風2.0m以内をわずかに上回り、参考記録となったものの、2003年に末續慎吾(ミズノ/現・EAGLERUN)が出した日本記録20秒03に迫った。

鵜澤は2002年11月25日生まれ。宮城県出身。中学まで野球をしていたが、肘を痛めたことで宮城・築館高から陸上部へ。2年時の沖縄インターハイで100m10秒19(+2.9)、200m20秒36(+2.1)という衝撃のパフォーマンスで2冠を達成している。

筑波大では1年目の関東インカレ100m決勝で負ったケガが長引いたが、3年時以降は200mを主戦場にし、23年静岡国際で20秒10(+2.6)をマーク。同年の日本選手権に初優勝し、アジア選手権では当時自己ベストの20秒23(当時日本歴代9位タイ、学生歴代2位)で金メダルに輝くと、同年のブダペスト世界選手権では200mで準決勝に進出。昨年のパリ五輪200mでも準決勝に進出を果たした。

この春からJALに入社し、社会人選手として新たなスタートを切っていた。

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◇静岡国際(5月3日/静岡・小笠山総合運動公園エコパスタジアム) 日本グランプリシリーズの静岡国際が行われ、男子200mで鵜澤飛羽(JAL)が20秒05(+2.1)を叩き出し、大会3連覇を果たした。 鵜澤は予選で20秒13(+0.8)と2023年に出した自己記録を0.1秒更新する日本歴代4位タイをマークし、東京世界選手権の参加標準記録(20秒16)も突破。決勝ではさらにギアを上げた。公認記録となる追い風2.0m以内をわずかに上回り、参考記録となったものの、2003年に末續慎吾(ミズノ/現・EAGLERUN)が出した日本記録20秒03に迫った。 鵜澤は2002年11月25日生まれ。宮城県出身。中学まで野球をしていたが、肘を痛めたことで宮城・築館高から陸上部へ。2年時の沖縄インターハイで100m10秒19(+2.9)、200m20秒36(+2.1)という衝撃のパフォーマンスで2冠を達成している。 筑波大では1年目の関東インカレ100m決勝で負ったケガが長引いたが、3年時以降は200mを主戦場にし、23年静岡国際で20秒10(+2.6)をマーク。同年の日本選手権に初優勝し、アジア選手権では当時自己ベストの20秒23(当時日本歴代9位タイ、学生歴代2位)で金メダルに輝くと、同年のブダペスト世界選手権では200mで準決勝に進出。昨年のパリ五輪200mでも準決勝に進出を果たした。 この春からJALに入社し、社会人選手として新たなスタートを切っていた。

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