HOME 国内

2025.05.03

200m鵜澤飛羽が20秒05!!惜しくも追い風参考「これで19秒が出ないとダメ」/静岡国際
200m鵜澤飛羽が20秒05!!惜しくも追い風参考「これで19秒が出ないとダメ」/静岡国際

25年静岡国際男子200mで優勝した鵜澤飛羽

◇静岡国際(5月3日/静岡・小笠山総合運動公園エコパスタジアム)

日本グランプリシリーズの静岡国際が行われ、男子200mは鵜澤飛羽(JAL)が優勝した。追い風2.1mと惜しくも参考記録ながら末續慎吾の日本記録にあと0.02秒に迫る20秒05をマークした。

「刺激入れ」で走った予選で20秒13(+0.8)をマークして東京世界選手権の参加標準記録(20秒16)をクリア。「19秒台を狙っていた」という決勝だった。

広告の下にコンテンツが続きます

昨年までの課題だった前半を攻めたが「努力度が上がっただけ」。残り120m付近から「脚が回らなかった」と持ち味の終盤で“ノビ”を欠いた。「うまく乗れなかった。予選も決勝も全然」と厳しく、「追い風で19秒台が出せないとダメです」と下を向いた。

パリ五輪を経験し、改めて“世界”で戦うことだけを見てきた。フィジカル強化も進み、「良くない」レースでのハイアベレージは明らかに力をつけた証。ただ、「これでは世界で戦えない」とバッサリ。それだけ、高みを目指しているからだ。

「今日はマイナスな言葉しか出てこないです。シンプルに足が速くなりたい。何が必要かはわからない。だから、やるんです」

この後は世界リレー、セイコーゴールデングランプリ、アジア選手権とレースが続く。「世界リレーはしっかり走って、アジア選手権では、まとまった走りができればいいかなと思います」。もっと速く、もっと強く。世界へ羽ばたくための挑戦は続いていく。

◇静岡国際(5月3日/静岡・小笠山総合運動公園エコパスタジアム) 日本グランプリシリーズの静岡国際が行われ、男子200mは鵜澤飛羽(JAL)が優勝した。追い風2.1mと惜しくも参考記録ながら末續慎吾の日本記録にあと0.02秒に迫る20秒05をマークした。 「刺激入れ」で走った予選で20秒13(+0.8)をマークして東京世界選手権の参加標準記録(20秒16)をクリア。「19秒台を狙っていた」という決勝だった。 昨年までの課題だった前半を攻めたが「努力度が上がっただけ」。残り120m付近から「脚が回らなかった」と持ち味の終盤で“ノビ”を欠いた。「うまく乗れなかった。予選も決勝も全然」と厳しく、「追い風で19秒台が出せないとダメです」と下を向いた。 パリ五輪を経験し、改めて“世界”で戦うことだけを見てきた。フィジカル強化も進み、「良くない」レースでのハイアベレージは明らかに力をつけた証。ただ、「これでは世界で戦えない」とバッサリ。それだけ、高みを目指しているからだ。 「今日はマイナスな言葉しか出てこないです。シンプルに足が速くなりたい。何が必要かはわからない。だから、やるんです」 この後は世界リレー、セイコーゴールデングランプリ、アジア選手権とレースが続く。「世界リレーはしっかり走って、アジア選手権では、まとまった走りができればいいかなと思います」。もっと速く、もっと強く。世界へ羽ばたくための挑戦は続いていく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.17

長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す

日本陸連は11月17日、新たな協賛企業として、スポーツ施設総合建設業の長谷川体育施設(本社・東京都世田谷区/仁ノ平俊和社長)が決定したと発表した。11月からの契約で、カテゴリーとしては「オフィシャルサポーティングカンパニ […]

NEWS 男子は東京世界陸上5000m11位のキプサング、女子はアメバウが制覇 そろってツアー2勝目/WAクロカンツアー

2025.11.17

男子は東京世界陸上5000m11位のキプサング、女子はアメバウが制覇 そろってツアー2勝目/WAクロカンツアー

世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールドの第4戦「クロス・インターナショナル・デ・ソリア」が11月16日、スペイン北部のソリアで開催され、男子(8km)はM.キプサング(ケニア)が23分10秒で優勝した。 キプサ […]

NEWS 女子砲丸投・鞏立姣が現役引退 世界選手権2連覇含む8大会連続メダル獲得

2025.11.17

女子砲丸投・鞏立姣が現役引退 世界選手権2連覇含む8大会連続メダル獲得

女子砲丸投の五輪・世界選手権金メダリストの鞏立姣(中国)が現役を引退することがわかった。 鞏立姣は東京五輪で金メダルを獲得している36歳。世界選手権では2017年ロンドン、19年ドーハ大会で2連覇している。 18歳で初出 […]

NEWS 佐久長聖2時間4分57秒で27連覇 長野東1時間8分10秒でV17 地区代表は2年連続で長野日大&新潟一/北信越高校駅伝

2025.11.16

佐久長聖2時間4分57秒で27連覇 長野東1時間8分10秒でV17 地区代表は2年連続で長野日大&新潟一/北信越高校駅伝

北信越高校駅伝が11月16日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムを発着とする駅伝周回コースで行われ、男子(7区間42.195Km)は佐久長聖(長野)が2時間4分57秒で27連覇を決めた。女子(5区間21.0975Km) […]

NEWS 高知男女V 高知農は県高校最高記録 山田が中盤独走 地区代表は宇和11年ぶり、女子の新居浜東は初の全国/四国高校駅伝

2025.11.16

高知男女V 高知農は県高校最高記録 山田が中盤独走 地区代表は宇和11年ぶり、女子の新居浜東は初の全国/四国高校駅伝

全国高校駅伝の地区代表を懸けた四国高校駅伝は11月16日、徳島県鳴門市の鳴門・大塚スポーツパーク周辺長距離走路で行われ、男女ともに高知勢が2連覇した。男子(7区間42.195km)は高知農が2時間6分22秒と、県大会でマ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top