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2025.04.28

男子400mH髙橋遼将が大会記録に迫る49秒41で優勝! 800m落合晃が東京世界陸上へ前進/日本学生個人
男子400mH髙橋遼将が大会記録に迫る49秒41で優勝! 800m落合晃が東京世界陸上へ前進/日本学生個人

25年日本学生個人選手権男子400mハードルで優勝した髙橋遼将(法大)

◇日本学生個人選手権(4月25日~27日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)3日目

ワールドユニバーシティゲームズ代表選考会を兼ねた日本学生個人選手権が行われ、男子400mハードルは髙橋遼将(法大)が49秒41で制した。

愛知・中京大中京高3年時のインターハイ以来となる全国優勝に、髙橋は「インターハイぶりに優勝を達成できてすごくうれしいです」と声を弾ませた。

強風のレースで設定したハードル間の歩数が狂い、4台目までのつもりが5台目まで13歩。その結果、「最後はきつくて」と言いつつも、「なんとか前半の貯金があったので、逃げ切りだと思いました」と話す。結果的に先輩の黒川和樹(現・住友電工)が3年前にマークした大会記録には惜しくも0.01秒届かなかった。

インターハイ優勝後はケガに泣いた。腰椎分離症に1年ほど苦しみ、その後はくるぶし付近を骨折。走って、故障してを繰り返した。2年時の11月から3月中旬くらいまでの4ヵ月はジョグを含めてまったく走らない期間を作り、バイクトレーニングで「競輪選手に負けないくらい」の数値を残した。

「48秒前半は確実に出せる力はついてきていると思います。日本選手権をターゲットに、しっかり出していきたいです」と言葉に力を込めた。

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このほか、男子800m落合晃(駒大)が9月の東京世界選手権開催国枠エントリー設定記録を満たす1分45秒88で優勝。男子5000mは松井海斗(東洋大)が13分44秒59、男子3000m障害は佐々木哲(早大)が8分36秒30でいずれも大会新記録で制した。

女子400mハードルは瀧野未来(立命大)が58秒55で初優勝し、女子棒高跳は若林人生(福岡大)が4m00で1位となっている。

◇日本学生個人選手権(4月25日~27日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)3日目 ワールドユニバーシティゲームズ代表選考会を兼ねた日本学生個人選手権が行われ、男子400mハードルは髙橋遼将(法大)が49秒41で制した。 愛知・中京大中京高3年時のインターハイ以来となる全国優勝に、髙橋は「インターハイぶりに優勝を達成できてすごくうれしいです」と声を弾ませた。 強風のレースで設定したハードル間の歩数が狂い、4台目までのつもりが5台目まで13歩。その結果、「最後はきつくて」と言いつつも、「なんとか前半の貯金があったので、逃げ切りだと思いました」と話す。結果的に先輩の黒川和樹(現・住友電工)が3年前にマークした大会記録には惜しくも0.01秒届かなかった。 インターハイ優勝後はケガに泣いた。腰椎分離症に1年ほど苦しみ、その後はくるぶし付近を骨折。走って、故障してを繰り返した。2年時の11月から3月中旬くらいまでの4ヵ月はジョグを含めてまったく走らない期間を作り、バイクトレーニングで「競輪選手に負けないくらい」の数値を残した。 「48秒前半は確実に出せる力はついてきていると思います。日本選手権をターゲットに、しっかり出していきたいです」と言葉に力を込めた。 このほか、男子800m落合晃(駒大)が9月の東京世界選手権開催国枠エントリー設定記録を満たす1分45秒88で優勝。男子5000mは松井海斗(東洋大)が13分44秒59、男子3000m障害は佐々木哲(早大)が8分36秒30でいずれも大会新記録で制した。 女子400mハードルは瀧野未来(立命大)が58秒55で初優勝し、女子棒高跳は若林人生(福岡大)が4m00で1位となっている。
       

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