熊本信愛女学院高(熊本)の元陸上競技部監督で、長年多くのランナーを育てた山口和也さんが11月23日、病気のため亡くなった。71歳。
1980年に同校に赴任した山口さん。当時の日本女子長距離は黎明期であったが、山口さんは高校生の強化を進め、九州地区の各指導者にも影響力を与えた。
1989年に全国高校駅伝の女子がスタートすると、第1回大会から3年連続で都大路に出場し、いずれも入賞(9位※92年まで入賞は10位、7位、5位)。同県のライバル・熊本市商高(現・千原台高)と争いながら、熊本の女子長距離の実力を全国区に押し上げた。都大路には12回出場しており、最高成績は1991年(第3回大会)と2000年(第12回大会)の5位。
指導した卒業生の中には10000mで1996年アトランタ五輪で7位入賞を果たし、2000年には当時の日本記録(31分09秒46)を打ち立て、シドニー五輪にも出場した川上優子さんや、1997年アテネ世界選手権マラソン4位入賞の飛瀬貴子さん(現・スズキ女子マラソンヘッドコーチ)らがいる。
山口さんは2007年まで顧問を務めたあと、教頭や副校長などの管理職へ。部の指導から一時期も離れたこともあったが、それでも時折、練習には顔を出していたという。2、3年ほど前から病気を抱えていたが、今年3月まで同校に奉職していた。
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