HOME 国内

2025.04.12

田澤廉は13分34秒12の組9着 「狙うレースのために必要な段階」/金栗記念
田澤廉は13分34秒12の組9着 「狙うレースのために必要な段階」/金栗記念

金栗記念男子5000mで日本人9位だった田澤廉(左から2人目)

◇第33回金栗記念(4月12日/熊本・えがお健康スタジアム)

日本グランプリシリーズ第1戦の金栗記念が行われ、男子5000mは森凪也(Honda)が日本歴代10位の13分05秒07をマークして優勝した。

22年オレゴン、23年ブダペスト世界選手権代表の田澤廉(トヨタ自動車)は13分34秒12をマークして3組9着だった。

広告の下にコンテンツが続きます

田澤は終盤まで粘りの走りを見せたが、最後は優勝争いに加われず。「アジアマラソン選手権や世界選手権につながればと思いましたが、そう甘くはない」と言い、「今回は今回で目標を達成できた」と及第点を与えた。

昨年は腰の痛みなどもありレースから遠ざかり、9月の5000m(13分36秒99)で復帰したものの、全日本実業団対抗駅伝も走ることができなかった。

大八木弘明コーチ(駒大総監督)いわく、「ポイント練習はしっかりできたが、(鈴木)芽吹(トヨタ自動車)らにつくのがまだ一杯いっぱいだった」。そうした中では「心配していません。良くなっている」と徐々に調子を上げている。

レースに出られない時期は「動き作りやストレッチなどで身体を変えてきて、腰が痛くならないようになってきた」。走りでも「自分の中では変わってきている」と実感している。

練習を積めてはいるものの「まだ一発目で記録が出るかといったら出ない」と受け止め、「焦りはありません。レース感覚を積み重ねていって、本当に狙うレースを決めていきたい」。

次のレースは未定とし、最後は「『戻ってきました』とみなさんに言えるようにまた頑張ります」と笑顔を見せた。

◇第33回金栗記念(4月12日/熊本・えがお健康スタジアム) 日本グランプリシリーズ第1戦の金栗記念が行われ、男子5000mは森凪也(Honda)が日本歴代10位の13分05秒07をマークして優勝した。 22年オレゴン、23年ブダペスト世界選手権代表の田澤廉(トヨタ自動車)は13分34秒12をマークして3組9着だった。 田澤は終盤まで粘りの走りを見せたが、最後は優勝争いに加われず。「アジアマラソン選手権や世界選手権につながればと思いましたが、そう甘くはない」と言い、「今回は今回で目標を達成できた」と及第点を与えた。 昨年は腰の痛みなどもありレースから遠ざかり、9月の5000m(13分36秒99)で復帰したものの、全日本実業団対抗駅伝も走ることができなかった。 大八木弘明コーチ(駒大総監督)いわく、「ポイント練習はしっかりできたが、(鈴木)芽吹(トヨタ自動車)らにつくのがまだ一杯いっぱいだった」。そうした中では「心配していません。良くなっている」と徐々に調子を上げている。 レースに出られない時期は「動き作りやストレッチなどで身体を変えてきて、腰が痛くならないようになってきた」。走りでも「自分の中では変わってきている」と実感している。 練習を積めてはいるものの「まだ一発目で記録が出るかといったら出ない」と受け止め、「焦りはありません。レース感覚を積み重ねていって、本当に狙うレースを決めていきたい」。 次のレースは未定とし、最後は「『戻ってきました』とみなさんに言えるようにまた頑張ります」と笑顔を見せた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.06

クイーンズ駅伝エントリー発表! 日本郵政グループ・廣中璃梨佳、積水化学・新谷仁美、しまむら・安藤友香らが登録 第一生命グループは鈴木優花が外れる

11月6日、日本実業団連合は第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)のエントリー選手を発表した。 前回4年ぶり4回目の優勝を飾ったJP日本郵政グループはVメンバーの鈴木亜由子、廣中璃梨佳、菅田雅香ら全員が登録。 […]

NEWS 10000m記録挑戦競技会は日体大競技会など3大会と併催 参加資格男子は34分ターゲット

2025.11.06

10000m記録挑戦競技会は日体大競技会など3大会と併催 参加資格男子は34分ターゲット

関東学生陸上競技連盟は、主催の10000m記録挑戦競技会について、今年は11月15日の日体大長距離競技会(横浜市・日体大健志台)、11月22日のMARCH対抗戦(東京・町田市)、11月22日の東海大長距離競技会(秦野市) […]

NEWS RIKUJOフェスティバルに勝木隼人、赤松諒一、佐藤早也伽らトップ選手が参加

2025.11.06

RIKUJOフェスティバルに勝木隼人、赤松諒一、佐藤早也伽らトップ選手が参加

11月6日、日本陸連は11月29日に開催される「RIKUJO フェスティバル in 国立競技場」に参加するゲストアスリートを発表した。 同イベントは連盟創立100周年を記念して開かれるもの。参加者とトップアスリートが一緒 […]

NEWS 北海道・北照高が来春から陸上部で駅伝チームを強化 43年ぶりに再始動 工藤裕行氏が総監督就任

2025.11.06

北海道・北照高が来春から陸上部で駅伝チームを強化 43年ぶりに再始動 工藤裕行氏が総監督就任

11月5日、北照高は2026年春から陸上部において駅伝チームの強化を本格的にスタートすることを発表した。 北照高は北海道小樽市に校舎を置く私立高。野球部は甲子園に春夏あわせて10回出場を数える強豪として知られる。スキー部 […]

NEWS 全国高校駅伝都道府県代表出そろう 前年V佐久長聖&長野東など 最速は男女とも仙台育英 6日から地区大会順次開幕

2025.11.05

全国高校駅伝都道府県代表出そろう 前年V佐久長聖&長野東など 最速は男女とも仙台育英 6日から地区大会順次開幕

全国高校駅伝の出場権を懸けた都道府県高校駅伝が11月4日の埼玉をもってすべて終了し、都道府県代表がすべて出そろった。 昨年の全国大会は男子が佐久長聖、女子は長野東といずれも長野勢が優勝を遂げた。全国2連覇中の佐久長聖は県 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top