3月31日、奈良市の鴻ノ池競技場で第4回北和記録会が行われ、女子棒高跳で中村心葵(三室中3埼玉)が3m91をクリアし、中学最高記録を樹立した。これまでの最高記録は20年8月に柳川美空(南橘・群馬)が出した3m90。
中村は小学生時代から棒高跳に取り組み、中1だった22年3月に3m52の中1最高記録をマーク。昨年も3月に中2歴代トップの3m82を跳び注目を集めていた。
女子棒高跳は全中では実施されない種目だが、夏の関東中学陸上では3m70で快勝。さらに10月のU16大会では併催のU18大会のV記録を上回る3m80で制し、年明けの日本室内大阪大会では高校生を抑えて優勝するなど、世代トップのボウルターとして活躍を続けている。
中学生最後の日に中学記録更新を目指して記録会に出場した中村。午前の第1試合は3m80を跳べず記録なしに終わったが、仕切り直しとなった午後の第2試合において、3m91を3回目に成功。約1年ぶりに自己記録を9cm上回った。
高校は22年U20世界選手権7位の原口篤志(現・東大阪大)や、昨年のU20世界選手権で銀メダルを獲得した吉田陸哉(現・関大)ら多くの棒高跳選手を輩出した奈良・王寺工高に進学予定。新天地でさらなる躍進を目指す。
女子棒高跳中学歴代10傑
3.91 中村心葵(三室3+埼玉) 2025. 3.31 3.90i 柳川美空(南橘3群馬) 2020. 8. 9 3.81 渡邊紗莱(幸並3+埼玉) 2023. 3.19 3.81i 諸田実咲(大泉南3+群馬) 2014. 3.23 3.80i 田中亜希子(吉岡3+群馬) 2007. 3.11 3.80i 川原ジェニ(伊勢崎四3+群馬)2010. 3. 7 3.80i 村田蒼空(渋川北3群馬) 2019. 5.13 3.80i 今井葉月(吉岡3群馬) 2020. 7.19 3.72 大豆生田花音(樹徳3群馬) 2023. 9.16 3.72 西原凜(藤井3香川) 2024. 5. 6RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.07.31
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第59回「酷暑の好記録と指導者たちの育成力」
-
2025.07.31
-
2025.07.31
-
2025.07.30
-
2025.07.30
-
2025.07.26
-
2025.07.26
-
2025.07.24
-
2025.07.05
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.31
東京世界陸上ランキングが更新 100m桐生祥秀、400mH豊田兼がターゲットナンバー圏内に浮上!
7月31日、世界陸連(WA)は東京世界選手権の出場資格を示すランキング「Road to Tokyo25」を更新し、男子100mで桐生祥秀(日本生命)が出場資格を得られるターゲットナンバー(TN)圏内に浮上した。 このワー […]
2025.07.31
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第59回「酷暑の好記録と指導者たちの育成力」
山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第59回「酷暑の好記録と指導者たちの育成力」 猛暑! この言葉で誰もが合点するほどの暑さである […]
2025.07.31
100mH田中佑美「やり切った走りができるように準備していく」世界陸上に向けて公開練習
7月31日、女子100mハードルの田中佑美(富士通)が茨城県の筑波大で公開練習を行った。 ドリルやスキップ走などで身体をほぐし、バーベルを使った補強運動をこなした田中。軽めのメニューとしながらも、一つひとつの動きを確かめ […]
Latest Issue
最新号

2025年8月号 (7月14日発売)
詳報!日本選手権
IH地区大会