2025.03.22
男子3000m障害日本記録保持者で、パリ五輪8位の三浦龍司(SUBARU)がトラックシーズン初戦を迎えた。
2月の日本選手権クロカン10kmを制している三浦は、母校・順大の競技会で1500mに出場。1周目は先頭が60秒で通過するなか2番手で追走する。2周目途中からトップへ出ると、その後は前に出られる場面もあったが、ラスト250mあたりで切り替えると、最後は後輩でスピードランナーの大野聖登らを抑えた。
2日前まで日本陸連の合宿に参加していたこともあり、「疲労感も筋肉痛もありましたし、ベストコンディションではなかった」。400mを58秒、59秒とラップを刻むのは「難しいかなと思っていましたが、その通りになった」。
ただ、終盤は「ちょっとがむしゃらなフォームになった」とは言いつつも、「踏ん張るところは結構、動かせました。最後の切り替えで刺激をガツンと入れられたのは良かったと思います」と振り返り、タイムも「まずまず」と及第点を与えた。
8分15秒00の参加標準記録を切った時点で東京世界選手権に内定する三浦。4月26日と5月3日のダイヤモンドリーグの中国2連戦に出場予定で、「例年と大きくは変わらず、スプリントやスピード持久を磨いて臨みたい」と語った。
世界選手権2大会連続入賞、そしてメダル獲得へ。日本のエース三浦がいよいよ始動した。
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