HOME 国内

2025.03.08

日本陸連が創立100年を迎える 尾縣貢会長「『陸上競技』を社会とともに歩む『陸上』へと昇華させることを目指します」
日本陸連が創立100年を迎える 尾縣貢会長「『陸上競技』を社会とともに歩む『陸上』へと昇華させることを目指します」

2025年3月8日に創立100年を迎えた日本陸連

1925年に全日本陸上競技連盟として設立された日本陸連は、3月8日に創立100周年を迎えた。

日本陸連は陸上競技の振興を目的とし、大会の主催や競技規則制定など、国内の陸上競技を統括。国際大会で活躍する選手の育成、競技の普及を行ってきた。

100周年を迎えるにあたって、日本陸連はホームページに特設ページを設置。尾縣貢会長のステートメントが発表された。

広告の下にコンテンツが続きます

尾縣会長はステートメントのなかで、「これまで陸上競技を支えてくださった全ての皆さまへ、改めて心から感謝申し上げます」とあいさつ。「100年で築き上げた歴史を礎に、これらの役割を果たし、環境を構築するためにリーダーシップを発揮し、『陸上競技』をより多くの人々や社会とともに歩む『陸上』へと昇華させることを目指します」と、今後に向けての使命を語った。

1925年に全日本陸上競技連盟として設立された日本陸連は、3月8日に創立100周年を迎えた。 日本陸連は陸上競技の振興を目的とし、大会の主催や競技規則制定など、国内の陸上競技を統括。国際大会で活躍する選手の育成、競技の普及を行ってきた。 100周年を迎えるにあたって、日本陸連はホームページに特設ページを設置。尾縣貢会長のステートメントが発表された。 尾縣会長はステートメントのなかで、「これまで陸上競技を支えてくださった全ての皆さまへ、改めて心から感謝申し上げます」とあいさつ。「100年で築き上げた歴史を礎に、これらの役割を果たし、環境を構築するためにリーダーシップを発揮し、『陸上競技』をより多くの人々や社会とともに歩む『陸上』へと昇華させることを目指します」と、今後に向けての使命を語った。

【動画】日本陸連・尾縣貢会長から発表されたステートメント

100年前の1925年3月8日、日本陸上競技連盟は陸上競技の健全なる普及発達を期して設立され、満100歳を迎えました。 これまで陸上競技を支えてくださった全ての皆さまへ、改めて心から感謝申し上げます。そして、設立の志を胸に、未来へ、力強く踏み出していく決意を新たにしています。 陸上競技は、走る・跳ぶ・投げる・歩くという人間の根源的な動作を競う「マザー・オブ・スポーツ」です。人々を感動させ、ライフスタイルをアクティブにする力を持っています。陸上界の進化・発展は、日本のスポーツの基盤となり、人々の人間性を豊かにし、健康に貢献するものと信じています。近年の日本代表選手の活躍は、この100年の崇高な努力と進化を象徴するものであり、日本のスポーツの可能性を感じさせてくれました。 そして2025年、100周年の年に世界選手権が東京で開催されます。世界のトップアスリートが競い合う姿は、未来を担う子どもたちに夢と希望を与えてくれると確信しています。 こうしたアスリートの輝きの中で、日本陸連は、すべての人がそれぞれのライフステージにおいて「陸上」を楽しめる環境をつくる「ウェルネス陸上」を推し進めてきました。創設から100年の間に、社会は大きく変化しています。ITの進化やAIの登場により、人間らしさを育むというスポーツの役割は、ますます重視されています。 また、多様性が尊重され、全ての人が公平に扱われるとともに、スポーツを通じて社会課題の解決に資する環境を構築することが求められています。 日本陸連は、100年で築き上げた歴史を礎に、これらの役割を果たし、環境を構築するためにリーダーシップを発揮し、「陸上競技」をより多くの人々や社会とともに歩む「陸上」へと昇華させることを目指します。 目指す未来の実現は、私たち日本陸連の力だけでは成し遂げられません。その実現には、同じ思いを持ち未来を目指す仲間が必要です。ともに未来を切り拓き、ともに歩む仲間を広げること。陸上の価値を、次の世代へと継承すること。そして、陸上を愛する人、スポーツを愛する人の思いをつなぎ、未来を創造する力を作り出していくこと。これが私たちの使命です。 「皆様」とともに、考え、挑み、切り拓く、確かな一歩を力強く踏み出します。これが、日本陸連の決意です。

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.28

中国陸連にWA加盟連盟賞 世界室内、ダイヤモンドリーグなど開催 競技会、ロードレースには600万人が参加

世界陸連(WA)は11月28日、ワールド・アスレティックス・アワード2025の加盟連盟賞に中国陸連を選出したと発表した。 加盟連盟賞は、年間を通して顕著な功績を挙げ、陸上競技の発展や知名度向上に大きく貢献した加盟連盟を表 […]

NEWS 青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表

2025.11.28

青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表

「宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2026」の実行委員会は、11月20日時点の出場予定校を発表した。 箱根駅伝で総合3連覇を狙う青学大や、前回大会で2連覇を飾った國學院大、全日本大学駅伝2位の中大、出雲駅伝で2位の早大など関 […]

NEWS デフリンピック陸上は金5つ含む11個のメダル獲得 円盤投・湯上剛輝、400m山田真樹ら躍動

2025.11.28

デフリンピック陸上は金5つ含む11個のメダル獲得 円盤投・湯上剛輝、400m山田真樹ら躍動

4年に一度、聴覚障者のための世界規模の総合スポーツ競技大会「デフリンピック」が11月26日に閉幕した。創設100周年の節目で初の日本開催だった今回、日本代表は過去最多となる51個のメダルを獲得した。各会場も盛り上がりを見 […]

NEWS 22年世界陸上走幅跳金メダル・王嘉男 ドーピング陽性反応も嫌疑なし AIUが正式に報告

2025.11.28

22年世界陸上走幅跳金メダル・王嘉男 ドーピング陽性反応も嫌疑なし AIUが正式に報告

世界陸連(WA)の独立不正調査機関「アスリート・インテグリティ・ユニット(AIU)」は11月27日、男子走幅跳でオレゴン世界選手権金メダルを獲得した王嘉男(中国)のドーピング疑惑について、違反はなかったことを確認し、処分 […]

NEWS プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催

2025.11.27

プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催

11月27日、日本陸連は2024年度から取り組むプロジェクト「RIKUJO JAPAN」の一環として、「~スポーツの垣根を超える~ 2025 TSUTSUGO SPORTS ACADEMY FESTIVAL × RIKU […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top