2025.02.03
2月1日、2日の両日、エストニアの首都タリンで、世界陸連(WA)混成ツアー・シルバーのタリン2025が開催され、日本から出場した丸山優真(住友電工)が男子七種競技で5901点の日本新記録を樹立した。従来の記録は中村明彦が16年アジア室内で出した5831点。
丸山は男子十種競技の23年ブダペスト世界選手権代表。昨年は春先の試合で左膝を故障し、6月の日本選手権混成で優勝を飾ったものの、目標としていたパリ五輪の出場を逃していた。
その悔しさをぶつけた9月の国際競技会では、日本人4人目の8000点台となる8021点をマーク。今年9月の東京世界選手権に向けてリスタートを切っている。
主に室内で行われる男子七種競技は1日目に60m、走幅跳、砲丸投、走高跳、2日目は60mハードル、棒高跳、1000mを実施し、それぞれの記録を点数化して争う。
丸山は1種目めの60mで7秒05の自己新をマークすると、走幅跳7m19、砲丸投13m86、走高跳1m94で得点を重ねる。60mハードルでは7秒93と全体トップ。さらに棒高跳は屋外も含めて自己ベストとなる4m95を3回目にクリアした。
大会には欧州を中心とした有力選手が出場し、丸山は3位。優勝したS.スコトハイム(ノルウェー)は走幅跳で8m19のビッグジャンプを見せ、総合でも世界歴代5位、欧州新記録の6484点を叩き出している。
【動画】60mHで1着となり喜ぶ丸山優真
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.11
タイの19歳ブーンソンが100m9秒94!!!日本記録上回るアジア歴代3位、U20世界選手権2大会ファイナル
東南アジア大会がタイ・バンコクのスパチャラサイ競技場で行われ、男子100mでタイのプリポル・ブーンソンが9秒94(+0.7)をマークした。 予選で出されたこの記録はアジア歴代で日本記録(9秒95:山縣亮太)を上回る3位。 […]
2025.12.11
青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 壮行会後に記者会見が行われ、一番のライバル校を問われた原監督は「一番はやはり駒澤大学です。ここ11年 […]
2025.12.11
箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 お昼休みで多くの学生や教職員が集まるなか、原監督は「シーズン当初は新体制となり、学生たちには『勝つ確 […]
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ
第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025