2025.01.02
◇第101回箱根駅伝・往路(東京・大手町~神奈川・箱根町/5区間107.5km)
第101回箱根駅伝の往路が行われ、2区で連覇を狙う青学大・黒田朝日(3年)が1時間5分44秒の区間新を樹立した。
黒田は前回区間賞を獲得した2区に2年連続で出走。10位でタスキを受けると、次々と前を抜き去る。後ろから来た創価大の吉田響(4年)と前を追うと、終盤は突き放し、区間賞を獲得した東京国際大のリチャード・エティーリ(2年)の背中も見えるところまで差を詰めて7人抜きで3位で中継した。
黒田は区間順位でエティーリ、吉田に次ぐ3位ながら、イェゴン・ヴィンセント(現・Honda)が21年に作った1時間5分49秒の区間記録を上回った。これには原晋監督も「想定以上の走り」と称える。
レースを終えた黒田は「区間記録はある程度は頭に入れていましたが、そこまで意識してはいませんでした。それよりも、順位を上げていくことを意識していました」と振り返る。得意の上りでの仕掛けに、「権太坂以降にしっかり上げていこうと考えていたので予定通りです」と言う。
タイムについて「できれば日本人トップで走れれば良かったので、そこは少し残念ですが、1時間5分台は出せる力はあると思っていました」とたんたんと振り返った。
黒田は昨年の2区を1時間6分07秒の区間賞。今年度は出雲駅伝3区区間3位、全日本大学駅伝4区区間賞(区間新)と安定した走りを見せている。10000mで27分49秒60もマークしている。なお、春まで取り組んでいた3000m障害でも8分35秒10を持つ。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.08
富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出
-
2025.12.08
-
2025.12.08
-
2025.12.08
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.08
サニブラウンがU20合宿にサプライズ登場!「みなさんが日本陸上界の未来」期待のジュニア選手たちにエール
有力ジュニア選手が全国から集まるU20オリンピック育成競技者研修合宿が12月4日から7日までの4日間、ナショナルトレーニングセンターで行われた。 選手たちが集合し、開講式が開かれて最初の研修に登場したのが男子短距離のサニ […]
2025.12.08
U20世代トップ選手約60人が4日間合宿! 100mインターハイ2位の菅野翔唯、100mH高校記録保持者・石原南菜ら参加
ジュニア世代の有力選手が対象の「U20オリンピック育成競技者研修合宿」が12月4~7日の4日間、東京都北区のナショナルトレーニングセンターで行われた。 インターハイやU20日本選手権、U18大会などで上位に入った高校生や […]
2025.12.08
富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出
日本学生陸上競技連合は12月8日、2025全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)に出場する全日本大学選抜チームの選手を発表した。 全日本大学選抜チームは全国8地区学連(北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、中国四国、 […]
2025.12.08
2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表
12月8日、関東学連は2026年の関東インカレを、栃木県宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで5月21日から24日に開催すると発表した。 関東の学生ナンバーワンを決める関東インカレは、来年で第105回を迎える伝統の対校戦。 […]
2025.12.08
女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト
女子400mのアジア記録保持者、S.E.ナセル(バーレーン)がアディダスとのプロ契約を結んだことを発表した。自身のSNSで契約締結に関して「新たな挑戦と歴史的偉業に向け、アディダスの献身的な取り組みとパートナーシップは極 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025