男子800m日本記録保持者の落合晃(滋賀学園高3)が来春、駒大へ進学することが関係者への取材でわかった。受験し、無事に合格通知が届いた。
落合は滋賀県出身で、今津中時代に800mで全中の出場資格を得たが欠場。1分56秒87が中学でのベストだった。滋賀学園高で一躍飛躍を遂げ、1年時に激戦のインターハイ近畿大会で高1最高となる1分50秒19をマークして優勝すると、インターハイにも出場。国体の予選も1分50秒90をマークし、決勝で8位入賞を果たした。
2年時にはインターハイで1分47秒92(高2歴代2位)を叩き出して優勝。1500mでも6位入賞を果たしている。国体でも積極的な走りで2位に入った。今年は4月のU20アジア選手権を制すると、シニア路線に本格参戦。5月の静岡国際では1分46秒54を出して、クレイ・アーロン竜波(相洋高)の高校記録を0.05秒更新した。
日本選手権では目指していたパリ五輪の参加標準記録(1分44秒70)には届かなかったが、高校生ながら日本一。夏の福岡インターハイでは1分44秒80という特大の日本新記録で連覇を飾った。続くU20世界選手権でも銅メダルを獲得している。なお、600mでも1分16秒34の日本最高記録を持つ。
U20世界選手権などを経験し、「800mや中距離で世界に」という強い思いを持ち、参加標準記録(1分44秒50)にも迫る来年の東京世界選手権を目標に掲げる。一方箱根駅伝などへの「あこがれ」も抱いていると話していた。
駒大は学生3大駅伝で通算最多29勝を誇る名門中の名門。現在は大八木弘明総監督、藤田敦史監督の体制で強化を進めている。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.07
編集部コラム「追いかけっこ」
2025.11.07
メモリードが実業団陸上部の活動終了を発表 今後は個人アスリート支援へ
-
2025.11.07
-
2025.11.06
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
-
2025.11.02
-
2025.11.03
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.07
編集部コラム「追いかけっこ」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2025.11.07
メモリードが実業団陸上部の活動終了を発表 今後は個人アスリート支援へ
11月7日、実業団のメモリードは、27年3月をもって実業団陸上部としての活動を終了すると発表した。今後は「チーム単位での支援」から「個人アスリート支援」へと方針を転換し、陸上競技に限らず幅広いスポーツ分野の選手を対象に支 […]
2025.11.07
日本陸連・有森裕子会長に岡山市市民栄誉賞「本市の名を高めることに特に顕著な功績」五輪2大会メダル
岡山市は11月7日、女子マラソンで五輪2大会連続メダリストの日本陸連・有森裕子会長に、岡山市市民栄誉賞を授与し同日授与式が執り行われた。 有森会長は岡山県岡山市出身の58歳。女子マラソンにおいて、1992年バルセロナ五輪 […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望