◇第101回箱根駅伝予選会(10月19日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km)
第101回箱根駅伝予選会が行われ、山梨学大が10時間54分06秒の3位で5年連続35回目の本戦出場を決めた。
留学生のブライアン・キピエゴ(2年)を軸に、山梨学大は上位層と中間層の奮闘が光った。
関東インカレ1部ハーフマラソンで優勝しているキピエゴ、徳田秋斗(4年)、平八重充希(3年)が個人走でタイムを稼ぎ、村上大樹(4年)が集団走のペースメーカーを担うプランで臨んだ。
キピエゴは終盤まで先頭争いを繰り広げ、個人トップと3秒差の2位。さらにルーキーの阿部紘也(1年)がチーム内2番手の45位に入り、集団走から遅れた選手も100位台で踏ん張った。大﨑悟史監督は「1年生があそこまで頑張ってくれましたし、遅れた子も最後に盛り返してくれました」とうなずく。
ペースメーカーを務めた村上は「暑さもあったので、特に後ろの選手にはプランは伝えていませんでしたが、自分でコントロールしながら走ることができました」と納得顔。1年生の快走には「うまく力を引き出せました」と振り返る。
2008年北京五輪マラソン代表で、今回が予選会初采配となった大﨑監督は「ホッとしましたね」と吐露。「選手たちが本当に頑張ってくれています。その子たちを伸ばす一心でやっています」と話す。
本戦については「今のところは白紙です。今日だけは喜んで、また明日から取り組んでいきたいです」と指揮官。決して慢心することなく、箱根路へと仕上げていくつもりだ。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.04
パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」
2025.12.04
飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催
-
2025.12.04
-
2025.12.04
-
2025.12.03
-
2025.12.02
-
2025.12.02
2025.11.28
青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表
-
2025.11.29
-
2025.12.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.04
パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」
24年パリ五輪男子20km競歩代表の濱西諒が12月1日に自身のSNSを更新し、所属していたサンベルクスを11月末で退社したことを発表した。 濱西は大阪府出身で、履正社高から競歩に取り組み、国体優勝など早くから頭角を現した […]
2025.12.04
飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催
東京世界選手権男子200m代表の飯塚翔大(ミズノ)が11月30日から12月3日まで、ラオスを訪問。4日にリモートで現地で行った活動について報告会見を行った。 飯塚はJICA(国際協力機構)が進める「スポーツを通じて世界平 […]
2025.12.04
世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く
世界陸連(WA)が検討していた走幅跳のルール変更案について、選手からの反発などを受けて撤回されたことを英ガーディアン紙が報じた。 走幅跳では、20cmの踏み切り板とその先に10cmの粘土板が敷かれ、踏み切り板と粘土板の境 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025