HOME 駅伝、箱根駅伝

2024.10.19

東海大にアクシデント14位で本戦逃す 主将の梶谷「何も残せなかった」/箱根駅伝予選会
東海大にアクシデント14位で本戦逃す 主将の梶谷「何も残せなかった」/箱根駅伝予選会

第101回箱根駅伝予選会で14位だった東海大

◇第101回箱根駅伝予選会(10月19日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km)

第101回箱根駅伝予選会が行われ、立教大が10時間52分36秒でトップ通過を果たした。

総合力から本戦出場が濃厚と見られていた東海大は11時間3分39秒で14位となり、第89回大会以来12年ぶりに本戦を逃した。

広告の下にコンテンツが続きます

まさかのアクシデントが待っていた。チーム内9番手だった中井陸人(3年)が221位でフィニッシュしたが、続く10番手だったロホマン・シュモン(3年)がフィニッシュ直前に転倒。意識を失って審判が途中棄権を決めた。

朝9時の時点では気温23.2度だったが、レースが進むにつれて日差しが強くなり、気温も30度前後にまで上昇。脱水症状などフラつくランナーも多かった。ロホマンは関係者によると救急車で搬送されたが意識は戻ったという。

主力を欠くチーム事情に、主将の梶谷優斗(4年)は「正直、1週間前から状態は良くなくて、主力が走れないなかでも絶対にやってやろうと思っていたので、受け止められません」と唇を噛む。

広告の下にコンテンツが続きます

暑さもあり、両角速監督からは「焦らないように」と送り出されたというが、アクシデントもありラストで順位を落とした。「後輩たちに(前を)行かせてしまった」と振り返り、「何も残せなくて申し訳ないのですが、3年生以下は強い後輩たちが残っているので、またチームを作り直してほしい」と思いを託した。

チーム内トップの23位でフィニッシュしたエースの花岡寿哉(3年)は、「秋から調子を戻せなくて、集団で走ることになってしまいました。大きな責任があると思っています。(兵藤)ジュダや、僕らの代が走らないといけない展開でした。申し訳ない」と肩を落とした。

◇第101回箱根駅伝予選会(10月19日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km) 第101回箱根駅伝予選会が行われ、立教大が10時間52分36秒でトップ通過を果たした。 総合力から本戦出場が濃厚と見られていた東海大は11時間3分39秒で14位となり、第89回大会以来12年ぶりに本戦を逃した。 まさかのアクシデントが待っていた。チーム内9番手だった中井陸人(3年)が221位でフィニッシュしたが、続く10番手だったロホマン・シュモン(3年)がフィニッシュ直前に転倒。意識を失って審判が途中棄権を決めた。 朝9時の時点では気温23.2度だったが、レースが進むにつれて日差しが強くなり、気温も30度前後にまで上昇。脱水症状などフラつくランナーも多かった。ロホマンは関係者によると救急車で搬送されたが意識は戻ったという。 主力を欠くチーム事情に、主将の梶谷優斗(4年)は「正直、1週間前から状態は良くなくて、主力が走れないなかでも絶対にやってやろうと思っていたので、受け止められません」と唇を噛む。 暑さもあり、両角速監督からは「焦らないように」と送り出されたというが、アクシデントもありラストで順位を落とした。「後輩たちに(前を)行かせてしまった」と振り返り、「何も残せなくて申し訳ないのですが、3年生以下は強い後輩たちが残っているので、またチームを作り直してほしい」と思いを託した。 チーム内トップの23位でフィニッシュしたエースの花岡寿哉(3年)は、「秋から調子を戻せなくて、集団で走ることになってしまいました。大きな責任があると思っています。(兵藤)ジュダや、僕らの代が走らないといけない展開でした。申し訳ない」と肩を落とした。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.26

ゲティチ1時間3分08秒で世界記録にあと16秒 男子はケジェルチャ58分02秒、アルムグレンが欧州記録/バレンシアハーフ

バレンシアハーフマラソンが10月26日、スペインの同地で行われ、女子ではA.ゲティチ(ケニア)が1時間3分08秒で2連覇した。 この記録は世界歴代2位の自己記録(1時間3分04秒)に続く、歴代パフォーマンス3位。ゲティチ […]

NEWS 走高跳・仲野春花が現役引退「自分と競技と向き合えた」17、18年日本選手権V、低迷期支えたジャンパー

2025.10.26

走高跳・仲野春花が現役引退「自分と競技と向き合えた」17、18年日本選手権V、低迷期支えたジャンパー

女子走高跳の仲野春花(ニッパツ)が今季限りでの引退を表明した。 仲野は福岡県出身の29歳。母(牧子さん)は100mハードルで日本トップ選手だった。その影響もあり小1から陸上を始めた。 行橋中京中から中村学園女高へ進むと、 […]

NEWS ハーフマラソン競歩は東洋大・逢坂草太朗1時間23分33秒で制覇 女子は永井優会が優勝/高畠競歩

2025.10.26

ハーフマラソン競歩は東洋大・逢坂草太朗1時間23分33秒で制覇 女子は永井優会が優勝/高畠競歩

◇第62回全日本競歩高畠大会(10月26日/山形・高畠まほろば競歩/1周1.0kmの周回) 来年秋に開催される名古屋アジア大会の代表選考会を兼ねた第62回全日本競歩高畠大会が行われ、ハーフマラソン競歩は男子が逢坂草太朗( […]

NEWS 最多出場校・福岡大が8位で11年ぶりシード!目標達成へ最後まで「熱いレース」やり遂げる/全日本大学女子駅伝

2025.10.26

最多出場校・福岡大が8位で11年ぶりシード!目標達成へ最後まで「熱いレース」やり遂げる/全日本大学女子駅伝

◇第43回全日本大学女子駅伝(10月26日/宮城・弘進ゴムアスリートパーク仙台発着6区間38.0km) 第43回全日本大学女子駅伝が行われ、城西大が2時間3分28秒で25年ぶり3度目の優勝を飾った。 白熱のシード争い。そ […]

NEWS 前回女王・立命大は5位「前半から出し切れなかった」98年からのトップ5継続/全日本大学女子駅伝

2025.10.26

前回女王・立命大は5位「前半から出し切れなかった」98年からのトップ5継続/全日本大学女子駅伝

◇第43回全日本大学女子駅伝(10月26日/宮城・弘進ゴムアスリートパーク仙台発着6区間38.0km) 第43回全日本大学女子駅伝が行われ、城西大が2時間3分28秒で25年ぶり3度目の優勝を飾った。 連覇を狙った立命大は […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top