立命館大学びわこ・くさつキャンパスで7月11日、パリ五輪女子競歩日本代表の柳井綾音(3年)の壮行会が行われ、「オリンピックに出場するという実感が湧いてきていて、モチベーションが上がっています。メダル獲得を目指して頑張りますので、応援よろしくお願いします」と本番への意気込みを語った。
会には立命館大学の仲谷善雄学長、伊坂忠夫副学長、女子陸上競技部の杉村憲一監督、柴田順夫校友会副会長をはじめ学生、教職員約300人が出席。激励の言葉や花束の贈呈、応援団による応援歌をはじめとしたパフォーマンスが行われ、仲谷学長が「現役学生として大きな成果。しっかり準備をして悔いのないように世界に挑戦してほしい。競歩は長い競技であり、山あり谷ありかもしれませんが、自分を信じて力を出し切り、良い結果になるよう期待しています」と柳井にエールを送った。
福岡・北九州市立高ではインターハイ優勝。立命大に入学してからも1年時の22年には世界ジュニア選手権10000m競歩銅メダル、昨年はブダペスト世界選手権20㎞出場(30位)と一足飛びに成長を続ける。
そして、今年2月の日本選手権20㎞競歩で3位に入り、世界競歩チーム選手権を経て男女混合競歩リレーの代表に選出。その後、ワールドランキングでも出場権を得たことで20㎞競歩と2種目で代表入りした。
「今年はオリンピックを見据えて海外を取り入れるなどの挑戦をしてきました」と柳井。5月18日にスペインで行われた世界陸連(WA)競歩ツアー・ゴールドの第37回ラ・コルーニャ国際グランプリの女子20㎞競歩に出場し、自己ベストを1分以上縮める1時間29分44秒の日本歴代7位の好タイムをマークしている。このほか、7月6日のホクレンディスタンスチャレンジ北見大会10000m競歩で、男女同時スタートのレースながら5月の関西インカレで出したばかりの学生記録(44分21秒85)をさらに更新する43分49秒85を出すなど、スピード面も着実に成長を遂げた。
初の大舞台に向けて、「その成果を出し切りたい」と言葉に力を込めた柳井。
パリ五輪の陸上競技は8月1日から11日まで行われる。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.21
飯塚翔太が「世界新」東京世界陸上を沸かせた代表選手たちがTBS『スポ男』で身体能力を披露
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.21
飯塚翔太が「世界新」東京世界陸上を沸かせた代表選手たちがTBS『スポ男』で身体能力を披露
TBSの『最強スポーツ男子頂上決戦2025冬』が12月21日に放送され、東京世界選手権代表選手が多数出場して番組を盛り上げた。 ビーチフラッグスやモンスターボックス(跳び箱)など、身体能力を生かすさまざまな種目で、運動神 […]
2025.12.21
今井悠貴がV 順大勢が上位で力示す 2位に明大の井上が入る/関東10マイル
第139回関東10マイルロードレースが12月21日に行われ、一般・学生男子10マイルは、今井悠貴(順大2)が47分38秒で優勝した。 今井は前橋育英高出身。11月に10000mで29分03秒33の自己新を出しているが、箱 […]
2025.12.21
大東大に13分51秒30で若林司ら都大路区間賞2人、豊川・嶋岡希ら10人合格!古豪復活へ有望そろう
大東大の男子長距離ブロックが26年度の推薦入学試験合格者を発表した。 この日行われた全国高校駅伝で2位に入った仙台育英(宮城)から、アンカー7区を務め区間賞を獲得した若林司が加入。5000mでは13分51秒30のベストを […]
2025.12.21
部員全員で戦った鳥取城北は初入賞の4位 「タスキリレーができてうれしかった」/全国高校駅伝・男子
◇全国高校駅伝・男子(12月21日/京都・京都市たけびしスタジアム京都発着:7区間42.195km) 全国高校駅伝の男子が行われ、学法石川(福島)が2時間0分36秒の高校最高記録で初優勝を飾った。鳥取城北(鳥取)は県最高 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳