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2024.06.12

男子三段跳ディアス・フォルトが歴代3位の18m18!! 走高跳・タンベリは今季世界最高2m37で地元V/欧州選手権
男子三段跳ディアス・フォルトが歴代3位の18m18!! 走高跳・タンベリは今季世界最高2m37で地元V/欧州選手権

19年ドーハ世界選手権三段跳で入賞したディアス・フォルト(当時はキューバ国籍)

【動画】18mジャンプの応酬!ディアス・フォルトとピチャルドの跳躍

男子三段跳世界歴代10傑

18.29  1.3 J.エドワーズ(英国)       1995. 8. 7
18.21  0.2 C.テイラー(米国)        2015. 8.27
18.18  -0.3 J.A.ディアス・フォルト(スペイン)2024. 6.11
18.14  0.4 W.クレイ(米国)         2019. 6.29
18.09  -0.4 K.ハリソン(米国)        1996. 7.27
18.08  0.0 P.P.ピチャルド(キューバ)    2015. 5.28
18.07i    H.F.ザンゴ(ブルキナファソ)   2021. 1.16
18.04  0.3 T.タムゴー(フランス)      2013. 8.18
17.97  1.5 W.バンクス(米国)        1985. 6.16
17.92  1.6 K.マルコフ(ブルガリア)     1987. 8.31
17.92  1.9 J.ベックフォード(ジャマイカ)  1995. 5.20

◇欧州選手権(6月7日~12日/イタリア・ローマ) 6月11日、欧州選手権の5日目が行われ、男子三段跳でジョーダン・アレハンドロ・ディアス・フォルト(スペイン)が世界歴代3位の18m18(-0.3)で優勝した。 ディアス・フォルトは18年のU20世界選手権で金メダルを獲得してる23歳。19年のドーハ世界選手権では8位に入っている。22年にキューバから国籍を変更したため、今年6月まで国別代表としての国際大会出場ができなかったが、初の欧州選手権出場で大会記録を打ち立てた。 試合では東京五輪メダルのペドロ・ピチャルド(ポルトガル)も出場し、2回目に9年ぶりの18m台となる18m04(-0.6)を跳んでリード。一方のディアス・フォルトも2回目に17m82(-0.2)で食らいつき、金メダルの行方はキューバ出身の2人に絞られるかたちとなった。 ディアス・フォルトは4回目に自己記録の17m96(-0.3)で逆転すると、5回目には世界記録(18m29)にあと11cmと迫るビッグジャンプを披露。ピチャルドも6回目に17m92(-0.5)と記録を残したものの、銀メダルに甘んじた。 史上8人目の18mジャンパーとなったディアス・フォルト。試合後には「夢のような大会だった。ピチャルドが18mを跳んだのを見て、自分はもっと跳ぼうと思った。2位、3位を目指してこの大会に来る選手なんていないからね」と話した。 この日も、多くの種目で世界チャンピオンが強さを見せ、男子走高跳では東京五輪金のジャンマルコ・タンベリ(イタリア)が今季世界最高の2m37で優勝。男子400mハードルは世界記録保持者のカールステン・.ワルホルム(ノルウェー)が46秒98、女子400mハードルはフェムケ・ボル(オランダ)が52秒49でいずれも大会記録で連覇を飾った。 女子10000mはナディア・バットクレッティ(イタリア)が30分51秒32のナショナルレコードで勝利し、5000mとの2冠を達成。開催国イタリアは今大会10個目の金メダルを獲得した。 男子十種競技はヨハネシュ・エルム(エストニア)が8764点(10秒60、7m91、14m99、1m99、46秒81/14秒30、44m56、5m20、62m71、4分24秒95)の自己新V。女子やり投はヴィクトリア・ハドソン(オーストリア)が64m62、女子200mはムジンガ・カンブンジ(スイス)が22秒49(+0.7)で制している。

【動画】18mジャンプの応酬!ディアス・フォルトとピチャルドの跳躍

男子三段跳世界歴代10傑

18.29  1.3 J.エドワーズ(英国)       1995. 8. 7 18.21  0.2 C.テイラー(米国)        2015. 8.27 18.18  -0.3 J.A.ディアス・フォルト(スペイン)2024. 6.11 18.14  0.4 W.クレイ(米国)         2019. 6.29 18.09  -0.4 K.ハリソン(米国)        1996. 7.27 18.08  0.0 P.P.ピチャルド(キューバ)    2015. 5.28 18.07i    H.F.ザンゴ(ブルキナファソ)   2021. 1.16 18.04  0.3 T.タムゴー(フランス)      2013. 8.18 17.97  1.5 W.バンクス(米国)        1985. 6.16 17.92  1.6 K.マルコフ(ブルガリア)     1987. 8.31 17.92  1.9 J.ベックフォード(ジャマイカ)  1995. 5.20

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