HOME 国内、大学

2024.05.26

男子1部は関大がV2! MVP該当者なしも「総合力を発揮し連覇を果たせたことは次につながる」/関西IC
男子1部は関大がV2! MVP該当者なしも「総合力を発揮し連覇を果たせたことは次につながる」/関西IC

24年関西インカレで男子総合2連覇を飾った関大

◇第101回関西インカレ(2024年5月22日~25日/京都・たけびしスタジアム京都、東寺ハウジングフィールド西京極)

関西インカレのT&Fの部の最終日が行われ、最後まで大激戦となった男子1部は昨年54年ぶりに総合優勝に輝いた関大が、19年ぶりの頂点を狙った京産大を6.5点差で振り切り連覇を果たした。

広告の下にコンテンツが続きます

気まぐれな風の影響などもあり、大会新がゼロだった男子1部。MVP受賞者が該当なしとなるなど、全般的に記録面では納得のいかない結果となったが、「総合力を発揮し連覇を果たせたことは次につながる」とチームを牽引した4年生は口を揃える。

得点こそ昨年の164.5点から120点と大きく落としたものの、4位立命大までが17.5点差にひしめく大混戦を抜け出した意味は大きい。

初日から抜きつ抜かれつの接戦が続くなか、最終日の800mで1分48秒95、49秒20、49秒56のベストを持つ高梨有仁(4年)、森玉鳳雅(2年)、萬野七樹(1年)の中距離トリオが奮起。果敢に先頭を引っ張った高梨をゴール前でルーキーの萬野が捉え1分50秒83でV。高梨が1分50秒90、森玉が1分51秒18で続きワン・ツー・スリーフィニッシした。

バックストレートが強い向かい風となり、タイムは望めない状況下、「日本インカレで3人揃って決勝に進むことを目標に取り組んでいるなかで上位を独占することができてよかった」とメンバー。3人で21点を加点し、粘るライバル校を突き放した。

この力走がチームにさらに火をつけ、最後のマイルリレーでも、アンカーを務めた4年生の濱田澪が、200mで3位に敗れた悔しさをぶつける力走で前を行くびわスポ大、近大を最後の最後にかわし3分10秒07で有終の美を飾った。長いトンネルから昨年抜け出し、2年連続28度目のVを果たした関大。伝統は確実に次の世代へと受け継がれていく。

19年ぶりの頂点が目の前に迫ったが、あと一歩届かなかった京産大。最終日も前日の200m準決勝で20秒84、70の自己ベストをマークしていた田中颯、壹岐元太の3年生組が奮起。

タイムこそ落としたものの20秒93、21秒07(+2.2)でワン・ツーを決めるなど一歩抜け出したかに見えたが、フィールド種目の最後を飾ったやり投で5投目までトップを守っていた中野龍治(4年)が最終投てきで逆転を許し3位、関大が制したマイルで7位に終わり涙を飲んだ。それでもフィールド優勝をはじめ、長距離種目で存在感を示すなど、こちらも今後につながる大会となった。

12校で争われた1部は神戸大、阪大が11、12位で2部へ降格。2部で1、2位の摂南大、天理大が1部に返り咲くこととなった。

女子は最後まで園田学園女大(154.5点)と競り合った立命大(177点)が、10000m競歩で学生新を叩き出した柳井綾音(3年)の活躍などで3年連続11回目の総合優勝に輝いた。

文/花木 雫

◇第101回関西インカレ(2024年5月22日~25日/京都・たけびしスタジアム京都、東寺ハウジングフィールド西京極) 関西インカレのT&Fの部の最終日が行われ、最後まで大激戦となった男子1部は昨年54年ぶりに総合優勝に輝いた関大が、19年ぶりの頂点を狙った京産大を6.5点差で振り切り連覇を果たした。 気まぐれな風の影響などもあり、大会新がゼロだった男子1部。MVP受賞者が該当なしとなるなど、全般的に記録面では納得のいかない結果となったが、「総合力を発揮し連覇を果たせたことは次につながる」とチームを牽引した4年生は口を揃える。 得点こそ昨年の164.5点から120点と大きく落としたものの、4位立命大までが17.5点差にひしめく大混戦を抜け出した意味は大きい。 初日から抜きつ抜かれつの接戦が続くなか、最終日の800mで1分48秒95、49秒20、49秒56のベストを持つ高梨有仁(4年)、森玉鳳雅(2年)、萬野七樹(1年)の中距離トリオが奮起。果敢に先頭を引っ張った高梨をゴール前でルーキーの萬野が捉え1分50秒83でV。高梨が1分50秒90、森玉が1分51秒18で続きワン・ツー・スリーフィニッシした。 バックストレートが強い向かい風となり、タイムは望めない状況下、「日本インカレで3人揃って決勝に進むことを目標に取り組んでいるなかで上位を独占することができてよかった」とメンバー。3人で21点を加点し、粘るライバル校を突き放した。 この力走がチームにさらに火をつけ、最後のマイルリレーでも、アンカーを務めた4年生の濱田澪が、200mで3位に敗れた悔しさをぶつける力走で前を行くびわスポ大、近大を最後の最後にかわし3分10秒07で有終の美を飾った。長いトンネルから昨年抜け出し、2年連続28度目のVを果たした関大。伝統は確実に次の世代へと受け継がれていく。 19年ぶりの頂点が目の前に迫ったが、あと一歩届かなかった京産大。最終日も前日の200m準決勝で20秒84、70の自己ベストをマークしていた田中颯、壹岐元太の3年生組が奮起。 タイムこそ落としたものの20秒93、21秒07(+2.2)でワン・ツーを決めるなど一歩抜け出したかに見えたが、フィールド種目の最後を飾ったやり投で5投目までトップを守っていた中野龍治(4年)が最終投てきで逆転を許し3位、関大が制したマイルで7位に終わり涙を飲んだ。それでもフィールド優勝をはじめ、長距離種目で存在感を示すなど、こちらも今後につながる大会となった。 12校で争われた1部は神戸大、阪大が11、12位で2部へ降格。2部で1、2位の摂南大、天理大が1部に返り咲くこととなった。 女子は最後まで園田学園女大(154.5点)と競り合った立命大(177点)が、10000m競歩で学生新を叩き出した柳井綾音(3年)の活躍などで3年連続11回目の総合優勝に輝いた。 文/花木 雫

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.08.22

女子200m・村田愛衣紗が接戦制して悲願のV「達成感と嬉しい気持ちでいっぱい」/山口全中

◇第53回全日本中学校選手権(8月20日~23日/山口・維新みらいふスタジアム) 2日目 中学日本一を懸けた山口全中の2日目が行われ、女子200mでは村田愛衣紗(ナンバーワンクラブ3鹿児島)が24秒27(+1.2)で悲願 […]

NEWS やり投・北口榛花が1年2ヵ月ぶり復活V!!「もっと遠くに投げたかった」今季世界4位の64m90スロー、通算11勝目/DLローザンヌ

2026.08.22

やり投・北口榛花が1年2ヵ月ぶり復活V!!「もっと遠くに投げたかった」今季世界4位の64m90スロー、通算11勝目/DLローザンヌ

世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)第12戦・ローザンヌ大会(スイス)が8月21日に行われ、女子やり投に北口榛花(JAL)が出場し、64m90を投げて優勝した。 北口は1回目に62m73をマーク。続く2回目には […]

NEWS ハイレベルの200m・大林煌龍が21秒86でV「自分の走りに集中できました!」/山口全中

2026.08.21

ハイレベルの200m・大林煌龍が21秒86でV「自分の走りに集中できました!」/山口全中

◇第53回全日本中学校選手権(8月20日~23日/山口・維新みらいふスタジアム) 2日目 中学日本一を懸けた山口全中の2日目が行われ、男子200mは大林煌龍(我孫子湖北中3千葉)が21秒86(-0.1)で優勝した。 広告 […]

NEWS 日韓中ジュニア代表 1500mに吉田星、100m・吉永優衣らインターハイ優勝者も 佐賀で開催 中国は派遣せず

2026.08.21

日韓中ジュニア代表 1500mに吉田星、100m・吉永優衣らインターハイ優勝者も 佐賀で開催 中国は派遣せず

日本陸連は8月21日、第34回日・韓・中ジュニア交流競技会(8月25日~27日/佐賀・SAGAスタジアム)の日本代表選手を発表した。 代表選手は例年と同じく高校生で編成。前回に続き、今年4月1日から6月のインターハイ地区 […]

NEWS 1500m金メダリスト・キピエゴンが今季レースを見送り ハムストリングスの故障

2026.08.21

1500m金メダリスト・キピエゴンが今季レースを見送り ハムストリングスの故障

女子1500mの世界記録保持者F.キピエゴン(ケニア)が自身のSNSを更新し、5月から続くハムストリングスの故障のため当面のあいだ回復に努める旨を綴った。 キピエゴンは現在32歳。1500mで五輪・世界選手権を3連覇中し […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年9月号 (8月17日発売)

2026年9月号 (8月17日発売)

滋賀IH総特集
山口全中展望
アジア大会代表Close up

page top