◇第101回関西インカレ(2024年5月22日~25日/京都・たけびしスタジアム京都、東寺ハウジングフィールド西京極)
関西インカレのT&Fの部の最終日が行われ、最後まで大激戦となった男子1部は昨年54年ぶりに総合優勝に輝いた関大が、19年ぶりの頂点を狙った京産大を6.5点差で振り切り連覇を果たした。
気まぐれな風の影響などもあり、大会新がゼロだった男子1部。MVP受賞者が該当なしとなるなど、全般的に記録面では納得のいかない結果となったが、「総合力を発揮し連覇を果たせたことは次につながる」とチームを牽引した4年生は口を揃える。
得点こそ昨年の164.5点から120点と大きく落としたものの、4位立命大までが17.5点差にひしめく大混戦を抜け出した意味は大きい。
初日から抜きつ抜かれつの接戦が続くなか、最終日の800mで1分48秒95、49秒20、49秒56のベストを持つ高梨有仁(4年)、森玉鳳雅(2年)、萬野七樹(1年)の中距離トリオが奮起。果敢に先頭を引っ張った高梨をゴール前でルーキーの萬野が捉え1分50秒83でV。高梨が1分50秒90、森玉が1分51秒18で続きワン・ツー・スリーフィニッシした。
バックストレートが強い向かい風となり、タイムは望めない状況下、「日本インカレで3人揃って決勝に進むことを目標に取り組んでいるなかで上位を独占することができてよかった」とメンバー。3人で21点を加点し、粘るライバル校を突き放した。
この力走がチームにさらに火をつけ、最後のマイルリレーでも、アンカーを務めた4年生の濱田澪が、200mで3位に敗れた悔しさをぶつける力走で前を行くびわスポ大、近大を最後の最後にかわし3分10秒07で有終の美を飾った。長いトンネルから昨年抜け出し、2年連続28度目のVを果たした関大。伝統は確実に次の世代へと受け継がれていく。
19年ぶりの頂点が目の前に迫ったが、あと一歩届かなかった京産大。最終日も前日の200m準決勝で20秒84、70の自己ベストをマークしていた田中颯、壹岐元太の3年生組が奮起。
タイムこそ落としたものの20秒93、21秒07(+2.2)でワン・ツーを決めるなど一歩抜け出したかに見えたが、フィールド種目の最後を飾ったやり投で5投目までトップを守っていた中野龍治(4年)が最終投てきで逆転を許し3位、関大が制したマイルで7位に終わり涙を飲んだ。それでもフィールド優勝をはじめ、長距離種目で存在感を示すなど、こちらも今後につながる大会となった。
12校で争われた1部は神戸大、阪大が11、12位で2部へ降格。2部で1、2位の摂南大、天理大が1部に返り咲くこととなった。
女子は最後まで園田学園女大(154.5点)と競り合った立命大(177点)が、10000m競歩で学生新を叩き出した柳井綾音(3年)の活躍などで3年連続11回目の総合優勝に輝いた。
文/花木 雫
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.08.01
400m岩田優奈が今季限りで現役引退「一戦一戦大切に」世界リレーやアジアリレーで日本代表
2026.08.01
例年11月下旬開催の八王子ロングディスタンスは「諸般に事情」で来年3月6日に延期
-
2026.07.31
-
2026.07.31
-
2026.07.25
-
2026.07.28
-
2026.07.18
Latest articles 最新の記事
2026.08.01
400m岩田優奈が今季限りで現役引退「一戦一戦大切に」世界リレーやアジアリレーで日本代表
女子短距離の岩田優奈(スズキ)が自身のSNSを更新し、今季限りでの現役引退を表明した。 岩田が群馬県出身の28歳。新島学園高時代には先輩でインターハイ400m連覇を成し遂げた大木彩夏の背中を追いかけるように成長すると、4 […]
2026.08.01
例年11月下旬開催の八王子ロングディスタンスは「諸般に事情」で来年3月6日に延期
八王子ロングディスタンス大会実行委員会は8月1日、毎年11月下旬に開催していた2026年大会を来年3月6日に延期し、東京・八王子市の上柚木陸上競技場で開催すると発表した。 同実行委員会では「諸般の事情により、必要な条件を […]
2026.08.01
1500m・村井和果が日本人10年ぶりV 「勝負にこだわった」 400m・バログンは2連覇/滋賀IH
◇全国高校総体(インターハイ、7月30日~8月5日/滋賀・平和堂HATOスタジアム)2日目 高校アスリートの祭典、インターハイの2日目が行われ、最終盤までもつれた女子1500mは村井和果(薫英女学院3大阪)が4分23秒6 […]
2026.07.31
バログンが7年ぶり400m連覇達成!体調不良のアクシデント乗り越え「目標の一つを達成できた」/滋賀IH
◇全国高校総体(インターハイ、7月30日~8月5日/滋賀・平和堂HATOスタジアム)2日目 高校アスリートの祭典、インターハイの2日目が行われ、タイムレースで行われた女子400m決勝は3組を53秒74で制したバログン・ハ […]
2026.07.31
3000m障害・小池彩加がデンソーを退社「たくさんのご声援ありがとうございました」
デンソーは7月31日、所属する小池彩加が同日付で退部することを発表した。 小池は宮城県出身の33歳。東北福祉大時代から3000m障害に取り組み、15年の日本インカレで3位の実績を残した。卒業後はいくつかのチー宇に所属しな […]
Latest Issue
最新号
2026年8月号 (7月14日発売)
別冊付録 IH観戦ガイド
アジア大会代表一覧