2024.05.11
5月10日、ダイヤモンドリーグ(DL)第3戦のドーハ大会がカタールで行われ、男子3000m障害で昨年のブダペスト世界選手権6位の三浦龍司(SUBARU)が8分13秒96で5位に入った。パリ五輪の参加標準記録(8分15秒00)を突破した三浦は、日本陸連の定める条件をクリアして2大会連続の五輪代表にも内定した。
三浦はこれが3000m障害今季2試合目。1試合目となった4月29日の織田記念では優勝を飾ったものの、雨も影響して8分22秒07と標準記録突破はならず。それでも「まずは勝つことを目標にしていたので勝負に勝つという意味では良かった」と明るい表情を見せていた。
ブダペスト世界選手権銅メダルのアブラハム・キビウォト(ケニア)など世界のトップクラスが集結したレースでは、三浦は積極的な走りを展開。ペースメーカーが引っ張る集団の前方に位置づけると、1000m2分42秒とラップを刻んでいく。途中でトップのゲットネット・ワレ(エチオピア)が作るペースに離されかける場面もあったが、残り400m地点までは先頭集団に食らいついた。最後は8分07秒25で優勝したサムエル・フィレウ(エチオピア)らには引き離されたものの、フィニッシュまでしっかりと走り抜き、代表内定を手にした。
三浦はこの春に順大を卒業し、SUBARUに入社。練習拠点は順大に置いているため大きな環境の変化はないが、入社時には「五輪、世界大会で3000m障害で世界と戦っていきたいし、メダルを目指していきたいというのが第一目標。ニューイヤー駅伝でも一員として貢献できれば」と語っていた。
これで、トラック&フィールド種目では、女子やり投の北口榛花(JAL)、男子110mHの泉谷駿介(住友電工)に次いで、3人目の五輪内定者となった。
【動画】8分13秒96で五輪内定!三浦龍司の走りをチェック!
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